超人少年伝説

源氏物語千年 紫式部が突然現れ 紫式部氏思想を書くことになった

妄想の文明からの脱出

2008-10-08 07:32:07 | Weblog
現代文明は妄想の文明だ。

妄想であるから妄想に反する人間性を排除した。

これが新自由主義グローバリゼーションだ。

権力が生きるために、
弱者を異物排除する。
即ち、奴隷化し、食い潰し殺す。

       *。
これが構造理性の認識する国家権力だ。

これを民主主義と市場主義の舞台で行い、
その演題は、自由と正義だ。

*。
驚くべきことが驚かれずに行われる。

いや賞賛の元にお行われている。

*。
殺し合いを賞賛し、
そうしなければ生きていけないと思い込んでいる。

*。
とにかくこの劣悪な世界を生き抜かなければならないと思い込んでいる。

そこの感動と幸福、成功と癒しがある。

     *。
よく見れば、地獄を作って、
そこに癒しや快楽を求めている。

*。
成功と幸福、感動と癒しは、
悪魔のお菓子だった。

*。
人々は地獄に釣られ、悪魔となって、
殺し合いに生きている。

悪魔地獄を劣悪な世界と認識、
昔からそうだったと思っている。

*。
悪魔にしてやれれた。

地獄を天国と妄想している。

反対すれば殺される。
人は悪魔になった訳だ。

     *。
さてどうやって抜け出そうか。

*。
構造理性で現実を見れば、
自由と正義は、強盗殺人、略奪殺戮である。

理論理性には、これが見えない。

*。
分からずにやっていた。

分かれば、それをやる訳に行かないのではないか。

*。
現代人は構造理性の学習をしている。

千年もすれば妄想文明から抜け出せるだろうか。

それまでに皆死んでしまうかも知れない。

源氏物語の深層

2008-10-08 06:52:18 | Weblog
光源氏は、善悪を快適に消費し楽しんだ。
即ち、善悪を最適化した。

紫の上は、現世の悪を浄化した。
現世の善悪を最適化した。

    *。
光源氏はリアル階型を生き、
紫の上はメタ階型を生きた。

*。
対偶理性読みするとこうなる。

善悪は神が作った、
善だけ選ぶ訳に行かない。

*。
光源氏は悪行もしたが、
殺人とか強盗はしていない。

即ち、極悪非道はしていない。
これは禁じ手だ。

ここが豊臣秀吉と違う。

*。
だが六条御息所の魂を殺して、復讐された。

魂を殺されたものは、
魂を殺したものを殺さねばならない。

光源氏その人を殺すのでなく、
光源氏に関わる女性を多数殺した。

ここに殺人法を検出する。
今で言う通り魔事件だろうか。

    *。
善悪を消費する第一篇、
平穏に生きようとする人々の第二編、
善の修業に生きる人の第三篇。

*。
源氏物語には、権力によす強盗殺人がない。

紫式部は、これがない社会が最適社会といっているようだ。

   *。
近代化は、権力による強盗殺人社会となった。

ヨーロッパやイスラムはそれを阻止いているのではないか。

もっともヨーロッパは、植民地強盗殺人をやった。
宗教による大虐殺もやった。

*。
源氏物語は富を追わない世界だ。

紫式部は、それが最適社会だといっているのではないか。

それができたのは文芸の豊かな源氏物語の世界だ。

そこに男女関係も入っている!

排除のパラドックス 排除は自分自身の排除である

2008-10-08 06:01:03 | Weblog
免疫にも自己破壊モードがある。

生体が病原に免疫することは問題ない。

だが組織を作れば、
組織に反対するものは、異物として排除される。

*。
組織には男女関係や友人関係、
そして家族や学校や国家や企業などの組織がある。

これらも免疫組織で、異物を排除して成り立つ。

     *。
お上日本は、日本と非日本の識別排除に成り立つ。

国内では暴力によってこれを遂行できる。
ここに純粋無垢な日本が成立する。

*。
これは衝動性の極限的昇華だ。

だがこれは妄想であるが、衝動性はそれを知らない。

だから愛国や厳罰は、異物排除である。

そうしないと妄想は成立しない。

*。
だがこの美しい日本は成立するだろうか。

日本は美しくないとする外国は排除しなければならない。

日本は美しいという外国はない。

即ち、日本は外国なしで作らねばならない。

*。
日本が外国に褒められたがるのは、
外国に日本を受け入れさせようとする意図と読める。

    *。
お上日本は、世界にあって、
世界なしで存在しようとるする。

*。
これが靖国問題であろう。

*。
世界にあって世界を排除して生きる。

これがお上日本の存在構造だ。

*。
太平洋戦争にこの仕組みを見る。

異物との共存は不可能で、
異物排除に行って、
相手から異物排除された。

    *。
組織免疫の異物排除は、自分の排除である。

組織免疫は、自己を侵す異物を、病原菌として、異物排除する。

*。
正に、いじめにおいて、
相手をばい菌、くさい・汚い・ダサいとすることは、
異物を病原菌としていることだ。

*。
日本は世界に殺されるために生きている。

自分を守るためには、異物を殺さなくてはならない。

*。
異物を殺さなければ、殺されるお上日本だ。

これが愛国厳罰原理主義だ。

*。
日本を純正とし、外国を異物とする。

これがお上日本システムだ。


   *。
多様性の認識は、
異物排除をしない組織の展開だ。

*。
免疫によらない組織、
それは人間の尊厳による。

*。
戦争裁判は、人道への犯罪、平和への犯罪を認識した。

それは被告が日本だから出来た。

*。
日本以外を認めない日本、
そこに人道への犯罪、平和への犯罪を認識した。

     *。
日本人であって人間である。

日本民族であって、人類である。

*。
それは日本が登校拒否とフリーターと共存できることだ。

これが多様性であり、
こうならなくては、日本は世界の異物として排除される。

それは日本が世界を異物とするからだ。

バブルの数学的構造

2008-10-08 04:58:45 | Weblog
経済は増幅装置である。

この増幅システムには、三種類の対応が可能である。
1.ただ増幅する。
2.増幅した出力を、出力が増加するように、
 入力に戻す。
 これが正帰還であり発振であり、
 インフレやスタッグフレーションやバブルや金融経済となる。
 経済は不安定となり、社会が劣化する。
3.出力の一部を、出力が減るように入力へ戻す。
 これが負帰還であり、
 これが福祉厚生経済であり、
 経済は安定する。

*。
即ち、経済には、
ただの経済と悪い経済とよい経済がある。

   *。
新自由主義は、
発振経済であり、
強者や権力は儲かるが、
弱者は生命財産をより奪い取られる。

*。
発振経済は強盗殺人経済である。

負帰還経済は、社会の秩序を保存して展開される。

*。
経済を権力に委ねると、
強盗殺人・略奪虐殺経済となる。

これがネオリベラリム・グローバリゼーションだ。