超人少年伝説

源氏物語千年 紫式部が突然現れ 紫式部氏思想を書くことになった

排除のパラドックス 排除は自分自身の排除である

2008-10-08 06:01:03 | Weblog
免疫にも自己破壊モードがある。

生体が病原に免疫することは問題ない。

だが組織を作れば、
組織に反対するものは、異物として排除される。

*。
組織には男女関係や友人関係、
そして家族や学校や国家や企業などの組織がある。

これらも免疫組織で、異物を排除して成り立つ。

     *。
お上日本は、日本と非日本の識別排除に成り立つ。

国内では暴力によってこれを遂行できる。
ここに純粋無垢な日本が成立する。

*。
これは衝動性の極限的昇華だ。

だがこれは妄想であるが、衝動性はそれを知らない。

だから愛国や厳罰は、異物排除である。

そうしないと妄想は成立しない。

*。
だがこの美しい日本は成立するだろうか。

日本は美しくないとする外国は排除しなければならない。

日本は美しいという外国はない。

即ち、日本は外国なしで作らねばならない。

*。
日本が外国に褒められたがるのは、
外国に日本を受け入れさせようとする意図と読める。

    *。
お上日本は、世界にあって、
世界なしで存在しようとるする。

*。
これが靖国問題であろう。

*。
世界にあって世界を排除して生きる。

これがお上日本の存在構造だ。

*。
太平洋戦争にこの仕組みを見る。

異物との共存は不可能で、
異物排除に行って、
相手から異物排除された。

    *。
組織免疫の異物排除は、自分の排除である。

組織免疫は、自己を侵す異物を、病原菌として、異物排除する。

*。
正に、いじめにおいて、
相手をばい菌、くさい・汚い・ダサいとすることは、
異物を病原菌としていることだ。

*。
日本は世界に殺されるために生きている。

自分を守るためには、異物を殺さなくてはならない。

*。
異物を殺さなければ、殺されるお上日本だ。

これが愛国厳罰原理主義だ。

*。
日本を純正とし、外国を異物とする。

これがお上日本システムだ。


   *。
多様性の認識は、
異物排除をしない組織の展開だ。

*。
免疫によらない組織、
それは人間の尊厳による。

*。
戦争裁判は、人道への犯罪、平和への犯罪を認識した。

それは被告が日本だから出来た。

*。
日本以外を認めない日本、
そこに人道への犯罪、平和への犯罪を認識した。

     *。
日本人であって人間である。

日本民族であって、人類である。

*。
それは日本が登校拒否とフリーターと共存できることだ。

これが多様性であり、
こうならなくては、日本は世界の異物として排除される。

それは日本が世界を異物とするからだ。


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