虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

蟲師(2007/日本)

2007年10月25日 | 映画感想ま行
監督: 大友克洋
出演: オダギリジョー   ギンコ
   江角マキコ    ぬい
   大森南朋    虹郎
   蒼井優    淡幽
   りりィ    庄屋夫人
   李麗仙   たま

 100年前の日本。人間に取り憑く”蟲”を見分け、その害を掃う能力を持つ“蟲師”の一人・ギンコ。白髪・緑眼でしかも片目が義眼の彼は研究をしながら旅をしている。そして彼には幼少の記憶がない。

 う~。久しぶりに書くんだから褒めちぎりたいような気もしますが、ごめんなさいです。設定やキャラクターはすごく魅力的で、最初のエピソードはいいな、と思ったのですが、以後の展開がいささか不消化でメリハリに欠ける様に思えました。
 原作読んでいないのでこの映画だけの範囲で言ってます。
 予告編何度も見ていたせいでしょうか、それだけで見る前にこの映画のイメージけっこう出来上がっていたようです。
 、予告編は何度もスクリーンで見て”絵的な”期待をしてました。
 予告編のムードでは皮膚の下で何か動くようなゾワゾワ…とした感覚にたっぷり浸れるんじゃないか、という期待に満ちて見ちゃったんですね。
 そういうイメージをはらんだ絵はそれなりにあったんですが、私の期待とずれたみたいで、蔵の中のシーンではきゃっと驚かされたり、ドキッと脅かされたりが欲しいぞ、とか、蟲の中を行くシーンではもっと妖しげに渦巻いて欲しいとか考えてました。もしかしたら大スクリーンでは迫力ある画面になっていたのでしょうか。
 それに、江角マキコさんの声は少~しイメージ違うかな。