虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007/アメリカ)

2007年07月03日 | 映画感想は行
PIRATES OF THE CARIBBEAN: AT WORLD'S END
監督: ゴア・ヴァービンスキー
製作: ジェリー・ブラッカイマー
出演: ジョニー・デップ    キャプテン・ジャック・スパロウ
   オーランド・ブルーム    ウィル・ターナー
   キーラ・ナイトレイ    エリザベス・スワン
   ジェフリー・ラッシュ    キャプテン・バルボッサ
   ジョナサン・プライス    スワン総督
   ビル・ナイ    デイヴィ・ジョーンズ
   チョウ・ユンファ    キャプテン・サオ・フェン

 久しぶりの劇場鑑賞! 嬉しかった!
 盛大に涙ぼろぼろで見てました。
 ええ、さすがに3時間近くになると眼が駄目で涙止まらなくて。

 そして尚且つ、ほんとに、

 ジェフリー・ラッシュ泣きたいくらい素敵っ!

 シリーズ完結編ですが、話の重心が移動していて、おまけにあちこちにオチをつけていたためか、一作目のようなスピードとか、二作目の大昂奮めくるめくアクションシーンでお腹いっぱい、とは思わず、くどく感じたところがあるのは確か。でも実際内容が多いし、しょうがないですか。
 いつもどおり、サービス満点で冒険活劇を上手に見せて下さってます。

 ラストがあのような形で落ち着いてしまうとは思っていませんでした。古い伝説のデイヴィ・ジョーンズもお役御免とはびっくりです。
 彼の行く末、というかジョーンズとカリプソのカップルを見せて置くことがラストにつながるのに、そのジョーンズ役のビル・ナイはせっかくビル・ナイなのに、あれだけなのは惜しい。もっともあれ以上長くなるのも考え物ですが。
 今回はちょっと控えめなジョニー・デップでしたし、繰り返しちゃうけど

 ジェフリー・ラッシュ素敵っ!

 だったのです。これぞ眼福、って惚れ惚れうっとりでした。強くて悪くて渋くてカッコ好い!これぞスクリーンの理想の男性ですわ。
 チョウ・ユンファもせっかく彼なのになんか惜しいですね。でも惜しげのないのが娯楽大作かな。

 あ、それから商売人は約束は守りますから。ベケットさんを商売人だと思わないでね。え~と、私の記憶ではアヘン輸入を禁止した清国政府に対して「自由な貿易」とかいってたのは貴族出身の政治家たちで、商家出身の政治家グラッドストーンはアヘンを売りつけるなんて倫理にもとるって言ってますから。