虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

お久しぶりです

2007年03月11日 | 日記・雑記
 早咲きの桜はもう散り始めているという、やたら暖かい今年の早春ですが、39度の熱を出した私は一週間近く寝込んでおりました。
 熱は引いても、頭が上がらず、ベッドにへたって寝付いたままでした。

 その間に見ていたのが
 映画「ゆれる」と、アニメの「Vガンダム」
 どちらも、病み上がりに癒されるようなものではありませんでした。

 借りたDVDを早く返さなくちゃ、と見た「ゆれる」は、評判は高い映画で、確かに出来としては賞賛できるものだと思いましたが、私にとって実に癇に障った映画「へびいちご」の監督ですから、世間と家族間の音が出るような軋みがリアルで、ほんとうに落ち込む映画でした。凡庸な良い人をやっていたおにいちゃんが、突然殺人罪に問われ、家を出てカッコイイ自由業やってる弟がその罪を晴らそうとするが、結局…という話でした。
 2代にわたる兄弟の相克とか、事実はあっても真実は分からない、所詮真実というのは個人のなかで「作ってしまう」あるいは「出来上がってしまう」ものだろうか、とか、ラストシーンでは救いのような笑顔で終わるものの、個人的に後味の良くない映画でした。今度この監督の映画を見るときは気力体力充実している時にしようと思います。

 「Vガンダム」は、高校受験終えた受験生が、国公立大学入試がまだ終わってない受験生にコタツ前を追いはらわれて、私のDVDプレイヤーで見ていたのをお付き合いで見てしまった。実は初めて。
 登場人物、主人公が相当低年齢だし、オープニングタイトル映像なんてハウス食品名作アニメ劇場宇宙版を思わせるようなのに、理不尽に人が次々に死んでいくという展開。戦争とはそもそもそういうものには違いないけれど、なんだか不思議な感じがする。少なくともだるい体とぼやっとした頭で見て心の安定に寄与するものではありませんでした。

 今年の確定申告終了後のゲームはGBA版「MOTHER」を買ってきました。感動作と定評あるゲームですが、私は移植版といえどもファミコン時代のゲームは初めてです。先ほど30分ほどやってみましたが、とってもてこずりそうな気がします。
 で、良かったら「MOTHER3」も買おうかと思ってます。