虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

花田少年史 幽霊と秘密のトンネル(2006/日本)

2007年01月28日 | 映画感想は行
監督: 水田伸生
出演: 須賀健太   花田一路
   篠原涼子    花田寿枝
   西村雅彦   花田大路郎
   北村一輝   沢井真彦
   安藤希    香取聖子

 小さな田舎町に暮らす9歳の花田一路は、自転車に乗っていてトラックと衝突する。あの世に行こうとする一路をセーラー服の少女がこの世に引き止め、生還したが、その後、幽霊たちの姿が見えるようになってしまう。

 すごく安心して見られます、の家族向け映画って感じでした。
 これもマンガ原作だそうで、話を聞いたら初期の幽遊白書みたいなものだそうですが(中学生のまとまりのない話で判断してるので違ったらすいません)これはきっちり「普通人みたいだけど中身が一級品の両親と、今時めずらしい腕白少年、そして友情」のお話でした。
 適度に笑えて、適度にしんみりして、最後はすっきりハッピーエンド。
 シモネタもトイレがらみというのは、小学生(とその親)を意識したつくりなのでしょうか?
 休みに親子で見にいく娯楽作としては安心の太鼓判ですね。

 お父さん西村雅彦の長髪とか、お母さん篠原涼子のストリートミュージシャン姿、北村一輝のチンピラ弁護士はとっても楽しそうです。
 ただ、クライマックスの対決でまず父と悪霊が、というのは持って行き方がいささか強引かな、と。能力を持っているのは一路なので、その辺もっとスムーズに納得できる運びだと良かったのに、とちょっと惜しいです。