二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

兄妹(あにいもうと)

2016年01月13日 | Blog & Photo
記憶に残る一枚(74)は、こちらをピックアップ。 奇跡的に撮れたカット・・・だと思っている。 これを視るたび、室生犀星に「あにいともうと」という小説があったことを思い出す。ことばにならないふわっとした瞬間を、ふわっとすくい上げるのがスナップショットの醍醐味。 自分にもこんな時代があったはず。 遠いとおい昭和のかなたでかすんでいるが・・・。 2012年5月4日、桐生。 . . . 本文を読む
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MR-9 ADAPTER

2016年01月12日 | Blog & Photo
今日はいささか専門的なというか、マニアックなネタで書いておこう(^^♪ 関心のない方は、遠慮なくスルーして下さいませね。 1960年代、1970年代のフィルムカメラの電池は、MR-9という水銀電池がよく使われた。 それが水銀を含有していたため、1995年に製造中止となった。 そこでオールドカメラをいまでも愛用しているおじさん族は困ってしまった。 OM-1 OM-2 F-1 こういった一眼レフは . . . 本文を読む
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北風のロンド(ポエムNO.2-69)

2016年01月11日 | 俳句・短歌・詩集
北関東で生まれ 北関東で暮らしている。 なにか必然性があった・・・というのではない。 偶然の緋や碧(みどり) あるいは 白糸 黒糸が無数にからまりあって その結果として  いま ぼくはここにいる。 しっぽのない獏が銀色の夢を食べている。 校庭の端っこには目ヤニをこびりつかせた小さな象がいる。 ブルックナーが足を痛そうにひきずりながら 路地の奥へと消えたあと ぼくはしばし沈思し 黙考してすごした。 . . . 本文を読む
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本との縁(えにし)

2016年01月10日 | エッセイ(国内)
今日は本のことを書いておこう。昨年は鳥撮りに夢中になっていたが、ことしはいささか熱が冷めてしまった。 というのは、キクイタダキの撮影で挫折したことが最大の原因。撮れそうな野鳥を2/3以上撮ってしまったという問題もあるかもしれない。 とにかく、キクイタダキはわたしの手には負えないと感じてしまった。機材をあらたに買っても、撮れる可能性は低い。だって、たったワンカットを撮るために、何十時間も粘るなんて . . . 本文を読む
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わたしのフローラ

2016年01月10日 | Blog & Photo
記憶に残る一枚(73)はこれ。 わたしのフローラ(^^♪ すれ違いざま一瞬のシャッターチャンスだった!  フローラ(Flōra)はローマ神話の花と春をつかさどる豊饒の女神。 二十代のときめぐり逢って心奪われた女性によく似ている。 彼女はいまでも年に数回わたしの夢にあらわれ、やさしく添い寝してくれる*(^-^*) 撮影は2012年4月8日前橋。サクラの花を撮りにいった帰りだった。サクラ . . . 本文を読む
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防火水そう

2016年01月09日 | Blog & Photo
記憶に残る一枚(72)はこれをアップ↑。 2014年9月、大間々町で撮影。 わたしの“街角の花”シリーズの中でもベスト5に入る・・・と思う。このシチュエーション、この光を発見したとき、感動した(^^)/~~~  データはニコンF3&50ミリレンズ。コダックGOLD200で、絞りはF2.8くらい。 フィルムのデリカシーだな。 防火水そう。防火水槽でないところがいい♪ その標識の「赤」にからみつくア . . . 本文を読む
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久々に夕景

2016年01月08日 | Blog & Photo
仕事の途中、某所で見かけた夕景。 まったくどこでこんな光景と遭遇するか、油断がならない(^^♪  だから、常時カメラ(コンデジ)は身につけている。 スマホじゃ、撮った気がしないですからねぇ~、わたしの場合。 だけど、昨年の秋はキレイな夕焼けが例年より少なかった・・・と思う。異常気象のせいあかも知れないなあ。 . . . 本文を読む
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和服に日傘

2016年01月07日 | Blog & Photo
記憶に残る一枚(71)はコレ。 「右のお父さんのくつろぎ方は最高!」と、マイミク岡山さんのひとことで見直したショット♪  主役は和服の似合う、日傘のお姐さん、お二人の対比がキモだろうが、他の脇役さんたちもおもしろい。・・・といっては失礼かな(?_?) 目の前を通過したので、慌ててスイッチON、かろうじて間に合った。 撮影は2013年5月4日桐生。 「二草庵摘録」につづき、mixiも9年目に突入で . . . 本文を読む
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路地を撮る

2016年01月06日 | Blog & Photo
記憶に残る一枚(70)は、これを取り上げよう。 路地の写真はずいぶんストックしてある。 下町のこういう路地が好き♪ 生活臭があるからね。 左のビニール傘、畳屋さんの看板がポイントになっている。遠ざかっていく人影があったら、もっとよかった(^^;) しか~し、注文通りにはいかないのが写真なのだ。2012年5月14日群馬県桐生市。 . . . 本文を読む
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どんど焼き

2016年01月05日 | Blog & Photo
たんぼ道をクルマで通過中、どんど焼きの櫓が組まれているのが見えた。 このあたりでは小正月の行事の一つ。 竹で骨を組み、藁で肉をつける。小正月で飾った繭玉(団子をヤナギの枝に刺したもの)や達磨、お札をつめこんで、火をつけて燃やす。 甘酒、お汁粉などがふるまわれる。地方によって呼び名が違うようだが・・・。 子どものころは、振る舞いものをいただくのが、なによりの愉しみだった。まだすたれずつづいているん . . . 本文を読む
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