goo blog サービス終了のお知らせ 

二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

花の色(ポジフィルムの潜在能力)

2014年06月08日 | Blog & Photo
久しぶりにポジフィルムを撮りおえて、現像があがってきた。
アルバムには「半年間」と書いたけれど、いま振り返ってみると、一年くらいかけて、ようやく1本撮りおえたのかも*´∀`)ノ 真夏に咲く花が写っている。

冷蔵庫などに、まだ3本くらい、ポジのストックがある。
いつ、どんなタイミングで使用したらいいか、われながら気持ちをはかりかねている。
ポジは適正露出の範囲が狭く、あつかいがデリケート。
ゆっくりできる場合はいいけれど、急いでいるときなど、半信半疑のまま、シャッターボタンを押している。

だけど、トップに掲げた一枚。
この透過光の質感描写は、まぎれもなくポジフィルムのものだろう。
この色のりと、テクスチャーの再現力にはまると、しばらくポジの世界から抜け出せなくなる。
つまらない一本の花だが、鑑賞にたえるものがある。
そうでないとしたら、それは「ごめんなさい、わたしの欲目です」
とおわびするしかない。





これもそうかな?
「花の色」というが、絶対的な基準はない。
どんなカメラ、どんなフィルム、どんな光の条件のもとで撮るかに左右される。
つまり、花の色といっても、ある程度相対的なものなのだ。
昔のコダクロームのあの独特な深みのある発色や、細緻な質感描写をご存知の方はいるだろうか?
コダクロームで撮った写真は、一種別格だった。
製造中止となって、もう何年になるだろう。

これらはベルビアの100と、キヤノンNewFD50ミリF1.4で撮影されている。
普段は誇張のない、プロビア100Fの出番が多いが、このフィルムを買った昨年は、まだまだポジでいく・・・そのつもりでいたのだ。



たまには失敗作をピックアップしておこう(いつもそうだろうという声が聞こえないわけではないが・・・苦笑)。
これはコマが重なったもの。
36枚撮りきれず、数か月間放置したままだった。
期限切れになりそうな心配があったので、持ち出して数枚撮影してみると、真っ黒なコマが3枚分つづいたあと、コマのダブりが発生した。その後は普通に撮れている。原因不明ゞ(´Д`

今後の予想でいくと、わたしは遠からず、ポジからは撤退するだろう。
だから・・・冷蔵庫の中のストックを使いきったら、もう買わないと考えるようになっている。どうしてもということになれば、フジのフィルムシミュレーションモードという選択肢があるし。
ポジを積極的にお使いになっている人は、マイミクさんではShivaさんくらいだったと思う。わたしはこの数年、ネガカラー3:ポジ1といった割合で使用してきた。
いや、まだ熟考の余地はある。
おもいがけずすぐれた作品が撮れたりすると、また迷いにつかまることだってありうるから。
はてさて、どうしたものだろう、花の・・・色。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« テントウムシは飛び立つ(ポ... | トップ | テントウムシ、アジサイとそ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Blog & Photo」カテゴリの最新記事