二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

小さな美しき舞姫たち

2012年09月08日 | Blog & Photo

mixiをはじめたのは、2008年1月。
そのころといまとでは、mixiは比較にならないくらい変貌をとげている。
日記をアップする方が激減し、まめに(たとえば月に20回以上)書いているマイミクさんは、ほんの数人となっている。
かつてはよく書いていた人たちも、他のサイトに移動したり、アプリで遊んだりして、多くの方々が、mixi日記からはなれていった^^;

いまだにXPという古いOSと、その時代のパソコンに依存しているせいか、わたしのmixiトップは、以前と比べ、ずいぶんと重くなって、マイミクの皆さんの日記や、アルバムに気が付かないという現象も起きている(=_=) 

今日はmixiのアルバムの中から、小さな美しき舞姫たちとタイトルして、数種のシジミチョウをご紹介しよう。
わたしはほとんどの場合、こういう記事や写真の貯蔵庫・保管庫として、mixiを利用している。 そこにこれまで出会った、大好きなチョウたちの画像がたくさん置いてある。

トップにあげたのは、ウラナミアカシジミ。
クリの木に咲いた花に吸蜜にくるというので、クリ畑で待ち受けていた。
わたしにとっては、偶然の女神が微笑んでくれた貴重な一枚。
その後、ウラナミアカとは数回ニアミス。
女神には見放されっぱなし^^;



またこれはミズイロオナガシジミ。
ウラナミアカが艶麗かつエレガントな美女とすれば、こちらは、クール&スタイリッシュな少年といっていいだろうか。
どちらも、たしか年一化なので、彼らが棲息する雑木林を見つけ、出現する月にその森へ通わなければならない。

どちらも稀少種ではないが、年一化なので、成虫が見られる時期がかぎられており、遭遇のチャンスは、そう多くないといえるだろう。

ついでだから、さらに二種、わたしの好きなシジミチョウをアップしておこう。



トラフシジミ(春型)。
ウィキペディアでは、こうある。
《全国に生息し、食樹も広範囲にわたるが、なぜか数はそう多くない。市街地や都心でも飛来、発生することがあるが、低山地や渓流沿い、二次林などやや人の手が入る環境に多い。食樹はリンゴ(バラ科)、フジ・クズ(マメ科)、ウツギ(ユキノシタ科)、ナツハゼ(ツツジ科)など》

最初は、もっと普通に見られると予想していたが、撮影ができたのは、この数年で3、4回という少なさ。
翅表はかなり濃いブルーで、ほとんど無模様なのだけれど、翅裏の模様はすばらしい。
トラフは、虎班という漢字をあてる。春型、夏型と二種に区別され、斑紋の鮮やかさに違いがみられる。



クリの花にやってきたアカシジミ。
このシジミチョウも晩春から初夏にかけて発生する。
年に数回世代交代するベニシジミとはことなり、生息数はかなり限定される。
この色を、どんなふうに形容したらいいのだろう。
わたしにはとても「アカ」には見えず、むしろオレンジ色に近い。
舞姫ということばにいちばんふさわしいのが、このアカシジミかもしれない。
晩秋のころの茜色に染まった空を思い出させる、翅裏のこの美しさ!
音楽でいえば、モーツァルトのシンフォニー第25番(小ト短調)、あるいは、ブラームスの第2番第3楽章にも比すべき、優雅な雰囲気をもっている・・・とわたしは勝手に思い込んでいる。

ここにあげたシジミチョウは、ゼフィルスほど稀少種ではないが、プロ、セミプロには遠くおよばないわたしのようなアマチュアには、そうそう出会えない貴重なチョウたちといえるだろう。




最後におまけのもう一枚。
これはアリグモ、オス同士の闘争。
このクモは数回見かけているけれど、こんなファイティングなシーンは、これまでこのとき一回だけ。名前から推測される通り、葉の上を歩いていると、クロヤマアリとそっくりで、気がつかないことが多い。

チョウの写真は、飛翔、吸蜜、交尾、産卵の4シーンをワンセットとする場合がよくある。
リタイアしたら、また昆虫写真にも復帰したい希望はもっているけれど、いつになることやら(^^;)

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