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二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「文学フシギ帖 ―日本の文学百年を読む」池内紀の芸

2025年04月18日 | シャッフル/books
池内紀はドイツ文学者で、カフカその他の翻訳でお世話になった。
エッセイストとしても独特なユーモア、ペーソスを持ち味とする。

岩波新書「文学フシギ帖 ―日本の文学百年を読む」こんな本を読みだしたらやめられなくて、お仕舞まですべて読んだ。
「子規と明治の女」「久保田万太郎と湯豆腐」「堀辰雄とステッキ」「金子光晴の『鮫』」「尾崎放哉の孤独」など、短いページの中に彫金師みたいな、これまで「だれもいわなかったこと」がきちきちつまっている。
“読者力を鍛える”かあ。うまいこと評したものだね。

池内さん、あと一冊読んでみたいな( -ω-)

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