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二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

長期使用レポート LUMIX LX5の場合

2011年03月06日 | Blog & Photo
購入して5ヶ月になるので、パナソニックのコンパクト・デジタルカメラ、LX5の使用レポートを書いておこう。
この1台こそ、長いなが~い眠りを覚まし、わたしを「写真のど真ん中」につれ戻してくれたカメラ。
現在は撮影に出かけるときは、このLX5とニコンD7000の2台体制である。
ニコンD7000は「MADE IN THAILAND」、LX5は「日本製」の刻印がある。





ひとくちにコンデジといっても、ユーザー別に棲み分けがなされている。
1.1/1.7(または1/1.63)サイズの撮像素子を搭載した、いわゆる「高級コンパクト」。
2.高倍率ズームを搭載したオール・イン・ワンタイプ。
3.豊富なカラバリ(カラーバリエーション)を擁した、ファッショナブル・コンデジ。
4.一眼レフのサブカメラとして使えるような、高性能コンデジ。
5.防水・防塵を「売り」にした特殊用途コンデジ。

ほかにも特徴のある機能、デザインコンセプトによってつくられたカメラもあるだろうが、大雑把にいえば、この5種。

LX5は1と4にまたがる特徴をもったカメラで、キタムラで購入したとき、価格はおよそ35,000円だった。右手側に樹脂製のグリップがあり、握りやすい。
デザインセンスは、わたしのようなベテランをターゲットにしているらしく、オーソドックスというか、conservativeなもの。レンズはバリオ・ズミクロンとあり、ライカ社が設計しているらしいが、詳しいことはわからない。ほとんど同じカメラ、D-LUX5がライカカメラジャパンから販売されている。ロゴマークがついているだけで、価格は2倍以上(^^;)

いつも「なんとかならないかなあ」となさけなく思っているのは、レンズバリアがないため、キャップをストラップ金具部分にひもで吊り下げて歩かねばならないこと。
カメラ本体やシャツのボタンとぶつかってカラン、カランと安っぽい音をたてるのだ。

レンズ性能はかなり高いと思われるが、正直いって、どこまでがレンズ性能によるもので、どこからが画像処理エンジンによるものなのかはわからない。階調特性は豊富でなだらか、・・・ほぼ満足のいくものである。
撮影したわたしでさえ、APS-Cサイズのニコンで撮ったものなのか、LX5の画像なのか、よく間違えるほど。リサイズが前提のWeb使用ならまったく区別がつかない。
ただし、夜間、強い点光源がある場合、コマフレアがあり、条件によっては気になるだろう。フードがないせいか、逆光にも弱く、つぎの一枚なども対角線上にゴーストが出ている(右下)。



電池のもちはまずまず。カタログには静止画で400カットとあるが、ファインダーのないコンデジとしては省エネ設計といえるだろう。ほとんどのカメラは300カット、なかには250カットしか撮れないカメラがある。こういうのは、予備電池を持ち歩かなければ不安で、あきらかに欠点といえる。

LX5はレンズの付け根に、アスペクト比ワンタッチ切り替えレバーがありとても便利。わたしは3:2と16:9しか使わないけれど、16:9はLX5を買わなければ使うことなどなかったはず。
ほとんどはプログラム・モードでストレート撮影だが、時折「マイカラーモード」や「シーンモード」を使う。使用率は5%にも満たないけれどね。ま、ある種の気分転換として遊んでいる。

フィルムカメラ時代にも、コンタックスT2を筆頭に、「高級コンパクトカメラ」というカテゴリーのカメラが存在し、プロやハイアマチュアに愛用者が多かった。
それに比べると、このLX5、まだまだボディ・操作ダイアル、ボタン等の造り込みはチープである。しかし、正直のところ、これだけの画質が得られるなら、コンデジ2台体制でも十分ではないか(?_?)

この24mmF2~90mmF3.3(デジタルズームで最高572mm)はたいへん重宝である。
ニコンD7000には、35mm(APS-Cで52.5mm)または24mm(APS-Cで36mm)の単焦点レンズを装着する。大きなボケがほしいときや、コンデジでピントが合わせにくいものの場合、出番が回ってくる。それと単焦点には、思いきりのよさがある。迷いなく、その光景をずばりと切り取る潔さ。ズームばかり使っていると、決断力がにぶってしまうのだ。
その点で、わたしの場合、カメラ2台、ズームレンズ&単焦点レンズの組み合わせが、ベストマッチ(^_^)/~ 
ところでこの2台の使用頻度は、
LX5:65~60%
D7000:35%~40%
・・・で、LUMIXの出番がかなり多い。

このところ、オリンパスのXZ-1がたいへん気になっている。
カタログをもらって眺めていたら、TATUNO QUALITY(オリンパス辰野工場)の一語が、さりげなく、しかし誇らしげにそえられているではないか! 
まだいまのところは買うつもりも予算もないけれど、コンデジの昨今の性能アップと個性派モデルの登場は、カタログをみているだけで愉しくなる。「散歩写真はコンデジ2台・・・その1台は、ポケットサイズで十分」。
「街撮り」の場合、それだけフットワークがよくなり、長時間歩いても疲れないだろう。
すてきな被写体に遭遇するチャンスがふえる。
LX5を買ったことで、わたしのカメラに対する考え方はあきらかに変化したのである(=_=)
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