
6月24日(日)、前橋市のグリーンドームの地下イベント会場で開催された、群馬県写真材料商組合主催の中古カメラ市にいってきた。
毎年開催されているけれど、わたしはたぶん、10年ぶりといったところだろうか(^_^)/~
中古カメラそのものに対する関心が失せていたからである。
ハッセル、ローライ、ライカ、Sマウントのニコンなど、高価なカメラはガラスケースの中だが、それ以外はさわり放題。「買う」というより、過去のさまざまなカメラを、いじり倒しにいくようなものである(笑)。


会場はこんな雰囲気。
黄色いカゴのまえをこちらにやってくるのは、前橋Wカメラの社長Wさん。この人がやっている中古カメラショップで、わたしはこれまで10台くらいのカメラ、10本ほどのレンズを買い、それと同じくらいのものを売っている。
最近だと、ヤシカマット124G、ニコン35mmF2を購入しているので、顔見知りといえば、顔見知りだが、親しいというのではない。狙って撮ったのではなく、あとで背面液晶を眺めていたら、いわば偶然W社長が写っていた。
群馬県でこの社長ほど「中古カメラ」に詳しい人はいない。
買ったのは、こんな商品。
・ニコンNewFM2ボディ
これはいままでほとんど出番がなかったFM2の露出計の調子が悪く(ときどき正常にもどるので、電気回路の故障)、F3のサブ機の役割を果たしてくれないため、比較的程度のいいAB品を購入。電気回路はこわれると、まず修理不可能(^^;)
まあ、単体露出計を持ち歩くことを視野に入れれば、今後半永久的に使えるニコンのすぐれもの。

・ペンタックス645と、ペンタックスMEブラックボディ
ペンタックス645は、四駆に乗って、富士山麓や裏磐梯や日光など遠方まで風景写真を撮りに出かけていたころ、ペンタックス67のサブ機としてよく使ったが、液漏れで電池室をやられ、使用不可となっていた。レンズは標準、広角の2本を、いまでも持っている。その交換ボディとして、数千円の半ジャンク品(保証なし)を買った。
・ペンタックスMEも半ジャンク品。50mmF1.4付なので、レンズ単体のお値段だろうが、ブラックペイント仕上げの魅力に惹かれて衝動買い(~o~)
古い時代の電気カメラなので、案の定、露出計はあてにはできない。オモチャカメラとして空シャッターを切って、その感触を愉しむ。ほんとうはOM-1Nのブラックが欲しかったのに、あいにく商品がなかった。
ほかにネックストラップや、コニカⅡb用のカメラケースなど。
わたしが今回いちばん印象に残ったのは、マミヤRZ67にじっくりとふれ、その「使用感」を確認できたこと。
http://www.mamiya.co.jp/home/camera/museum/saishu-page/1980/mamiya-RZ67-professional.htm
過去にスタジオカメラマンAさんのカメラとして、商品撮影でお借りし、三脚に据えて使ったことがあった。現在は、市橋織江さんの“作品撮り”の道具として関心があった。
「こんなに大きく、重いカメラを持って、よく世界中を旅して歩けるものだ!」
25,000円のタグがあったから、半ジャンク品だろうが、帰りがけに見たら、売れてしまったらしく、姿が消えていた。
会場はカメラおたくの熱気でムンムン(笑)。
久しぶりに出かけて「おや?」と気がついたのは、若い女性のお客さんが、ずいぶんとふえていること。男性に同伴されている女性が多いが、一人で会場をめぐり、関心のある商品を物色している女性の姿が眼についた。この10年で、「カメラ女子」といわれるファン層が激増している。
デジカメで写真に目覚め、さかのぼってフィルカメラに興味が拡がっていく、というパターンが大部分だろう。コンタックスやミノルタなど、フィルムの高級コンパクト機をならべたコーナーあたりに、とくにたくさんの女子が群がって、眼を輝かせていた(笑)。
ところで、普段お世話になっているこのgooの「二草庵摘録」の訪問者数が、15万件をこえた(^_^)/~
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・・・だそうである。
gooブログ開設後、1669日目。mixiはそれより1ヶ月ほど遅れてスタートしている。光陰矢のごとし――すでに4年半が経過したのだ。