昨日はわが家の田植え。
いまでは自家用米しか作っていない。したがって田植えは一日で終わってしまう。
頼りない三代目たる三毛ネコさんは、実質2時間半ほど手伝っただけだけれど、それでもぐったりと疲れた(^^;) やれやれ、これじゃ三代目襲名など、とてもおぼつかないですなあ。
基本的にお金にならないし、農業が好きではない。
夕方、会社へいこうとしたが、その気力がわかない。
閑散期なので、急ぎで片づけなければならない仕事はないし、アポもない・・・。
というわけで、郊外へ移転してしまったハローカメラへお邪魔してみた。
かつて町中にあったころ、2、3回出かけている。
店売りではなく、1円スタートのヤフーオークションで群馬県では有名なお店。
社長のWさんが、大きなビーチパラソルの下のテーブルにいらして、白い布を敷いた背景を利用し、オークション出品用の小物類を撮影中。
ガラスケースの陳列品の中には、興味深い機材がいくつかならべてあり、女性スタッフが数人、パソコンの画面とにらめっこしていた。
わたしがショーケースをのぞき込んだり、機材を手にとって品定めしたりしていると、おいしいアイスコーヒーが出てきた(^_^)/~ さすが!
そのあと、撮影に余念のないお庭のWさんのところにお邪魔し、「業界の裏話」などを、小一時間にわたってお聞きすることができた。
ヤフオクでものを買ったことがないわたしには、興味深いお話ばかり。
「ハッセルブラッド500C/Mの標準レンズキットが欲しいけれど、まだ高価なので手が出せないのです」というと、「あれはときどき入ってきます。○万円台で売れる値段です」とおっしゃるので、名刺をお渡しし、入荷したら連絡を下さいとお願いしてきた(=_=)
500C/MのAB品は、キタムラの中古相場を参考にすると、普通その倍のお値段であ~る。
このところフィルムカメラへ回帰し、おもに二眼レフとニコンでぽつりぽつりと撮影しているけれど、その回帰した理由のひとつに、ボディ、レンズの外装仕上げ、質感へのこだわりがひそんでいる。
これを見て欲しい。
まず眼がいくのは、レンズの鏡胴。
AUTOニッコールの時代には、エンジニアプラスチックなるものが存在しなかったから、外装はすべて金属仕上げ。
Aiニッコールとなってから、ピントリングは硬質ゴムへと変更になったものの、鏡胴は金属。そこに、文字が刻印されている。
ニコンでは、AFレンズの時代に、鏡胴はプラスチックとなり、この刻印も安っぽいプリント文字に“堕落”してしまった(笑)。
じつはこのAF機種の時代に、カメラはニコンばかりでなく、キヤノン、オリンパス、ペンタックスとも、すべてひどいカメラを量産していて、その時代の中古品にはほとんどいまでは値がつかないということがあったのである。
そして現在。
「簡単便利。だれにでも失敗のない写真が、すぐに撮れます。あなたはシャッターボタンを押すだけ」
しかし・・・それでは物足りないのである。
経験や知識の蓄積など、必要がないからである。操作するというプロセスを、ほとんどすべてキカイというか、電子部品に奪われてしまったようなものではないか?
といって、わたしのように、1970年代80年代の機材へと帰っていくファンがいる。
そのこだわりが、個性を生み出す。まあ、そう思いたいのだけれど、そううまくいくかどうか(笑)。 それはわたし自身が決めるのではなく、見にきて下さる方々が決めることであろう。
トップにあげたのは、わたしの新しいカメラバッグっで、ニコンの販促用グッズ。
レザー(人工皮革)バッグを某カメラ店で見つけ、「あれは売ってはもらえないですよね?」と店員さんにお訊ねしたら「**さんにはいつもいろいろ買ってもらっているからさしあげます」といわれた(^_^)/~
白なので女性用かもしれないが、Nikonのロゴにしびれているので、入院治療中のPENデジに代って最近出番が多いX10を入れて持ち歩くことにした。フィルム(コダックのGOLD100)も、3、4個入れてある。本来はニコンのJ1、V1用販促グッズのため、FM2は大きすぎて入らない。