二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

世界のピアニストを考える

2013年01月11日 | 音楽(クラシック関連)
20世紀を代表するような、世界最高のピアニストといっても、多士済々、いろいろな演奏家が思い浮かぶけれど、そこからたとえば5人あげるとして、だれの名がノミネートされるだろう。わたしは聴きはじめたのがもう昔のことなので、1950年代、60年代、70年代に活躍したピアニストの印象がとても強烈で、まず彼らが頭をよぎる。バックハウスケンプグルダアシュケナージブレンデルこのあたりのCDは、クラシックを聴きはじめたころ熱心に耳をすました。したがって、初心者の「刷り込み効果」もあって、巨匠というと、まずこの人たちを思い浮かべる。バックハウス、ケンプはベートーヴェン、グルダはベートーヴェンとモーツァルト、アシュケナージはオールマイティ、ブレンデルはシューベルトといったぐあいに、その組み合わせも、おおむね決めてあった。 . . . 本文を読む
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