二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ロベール・ドアノー写真集「子どもたち」の輝き

2012年06月03日 | Blog & Photo
写真とはなにかを考えるうえで、忘れることのできない感動的なエピソードを発見したので引用しておこう。「子どもたち」(リブロポート刊 ドアノー写真集)で彼は語っている。ある日の早朝、まだ眠っていたドアノーのところへ、見知らぬ白髪交じりの訪問者がやってくる。『「あなたが本に出ていた写真を撮られた方ですか? あの自動車の残骸で遊ぶ子どもたちの」空き地に座礁したあの壊れた乗り物を、わたしは正確に覚えていた。男の子がひとりハンドルを握り、もうひとりはボンネットに乗っている。小さなふたりは後部座席にちょこんと座り、彼、すなわち私の客人はその日、くるまの屋根によじのぼっていた。 . . . 本文を読む
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SL、突然の出現に大あわて

2012年06月03日 | Blog & Photo
世の中、まったく予期せぬ出来事というのが起こるものである。上の写真がそれ。空き時間を使ってPENデジだけをもって、モードはiAUTOにし、以前一度だけ訪れた前橋市総社町界隈をぶらぶらしていたときのこと。電車が近づいてくる轟音が、遠くから聞こえはじめた。「ん? なにがやってくるんだろう」SL特有のあの機械音が耳にとどいたのは、SL出現の数秒前。「わぉ! SLだぞ!」PENデジの液晶ファインダーにそれをとらえたのはいいが、大あわて。こいつが現れるとわかっていたら、もっといい撮影ポイントをあらかじめ探しただろうし、モードを連写にしていただろう。 . . . 本文を読む
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