二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

身の丈で世界を見るということ

2012年06月30日 | Blog & Photo
子どものころよく遊んだような場所へいって「あれれ、こんなに狭い場所だったか?」と意外に思った経験はないだろうか?あるいは遊園地の遊具や、坂道や、その周辺の建築物などの風景。それはそういった場所が狭くなったのでも、高さが縮んだのでもなく、こちらが大きくなったのである。あるいは「ガリバー旅行記」という書物は、子どものころは、単なるファンタジックな童話だったが、大人になってから読み返すと、まことに辛辣かつグロテスクな、社会・政治風刺となっていることに気がつく。 人はほんとうは自分の身の丈に合わせて世界を眺め、それを絶対的なものと思い込む(~o~)いまはタチアオイの花が咲くシーズン。この花はいまではわが家では絶えてしまって見ることができないけれど、小さかったころ、屋敷の門口に、かなりの数が咲いていて、“あのころに時間”に連れ戻してくれる花のひとつ。 . . . 本文を読む
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