二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

秋はやってくる(ポエムNO.28)

2011年07月17日 | 俳句・短歌・詩集
子どもたちが出ていってしまい この家はあのころと比べ ずいぶんとしずかになった。 風景の変化というけれど どこがどんなふうに動いて 変わっていくのかわからない。 三百六十五日かかって わずか数センチしか動かないものがある。 数センチとはいえ 動いている。 そして愕然とするときがくる。 永遠の中の一瞬などといってはみるが そんなのただのレトリック――ことばのアヤというやつさ。 まあ それだっていいけれど。 ぼくもきみも そこいらにやたら生えている草の葉にすぎないとわかるまで 何十年もかかったんだ。 ここはぼくのふるさとで終(つい)の栖(すみか)。 夕方には雷雨があるといいな。 たえがたい暑さはたえがたいからね やっぱり。 . . . 本文を読む
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記録的な猛暑と「遠い夏の記憶」(ポエムNO.27)

2011年07月17日 | 俳句・短歌・詩集
「つぶやき」でもつぶやいたように、こちら北関東は、昨日の伊勢崎で38.6℃、熊谷で39.8℃を記録した(^^;) 昨年の“猛暑”もすごいと思ったけれど、ことしはまた、いちだんとパワーアップしている。 わたしは数日前、最高気温36℃だった日の午前中、管理している貸家の草刈りをしたあと、2、3日は体調がおかしかった。 だがこの炎天下、高校野球の予選がおこなわれている。 「若さ」というのは、環境順応性のことなんだろうか? 友人に元高校野球部員のMさんがいるが、「今年はね、さすがに球場まで足をはこぶ気にはなれない。テレビ観戦だなあ」と、電話の向こうでいっていた。 「自重しないとね。救急車には、二度と乗りたくないから・・・」 . . . 本文を読む
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