二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「グローバリゼーションとは何か」伊豫谷登士翁著 平凡社新書

2010年03月29日 | エッセイ(国内)
久しぶりに読書と思考の興奮をたっぷり味わえる、いい本と出会った。 社会学と経済学のせめぎ合う場所に樹立をもくろむ、野心的な知のカテゴリー構築のこころみでもある。 海外、とくにアメリカやヨーロッパでは研究がすすんでいるのだろうが、日本では、この分野の研究は遅れているのではないか・・・とわたしも漠然と考えてきた。しかし、本書はその不安をほぼ払拭してくれた。 伊豫谷登士翁さんは、移民の研究からスタート . . . 本文を読む
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