(一昨日、BOOK OFFで手に入れた車谷長吉の2冊)
妻の留守中に、解凍中の生イカをのどにつまらせ、69歳で窒息死した小説家車谷長吉。
「四国八十八ヶ所感情巡礼」のレビューでこんな記事をお書きになっている方がいた。
《どこかの駅でうんこを垂れ流し、「この始末は誰がするのか」と駅員に言われて「それは、おまえの給料のうち」と言い捨てて、折から着た電車に飛び乗ったという話を得意気に書いて . . . 本文を読む
https://www.youtube.com/watch?v=gmqNyuipogw
「何か分かりづらいチャンネル」
このタイトルが意味するものが、どうもわかりづらいが、番組としてみた場合、お見事というほかあるまい。
葛西善蔵の小説からの引用は、まことに的確。
この番組の制作者は何者だろう・・・と、気にかかって仕方ない(。-ω-)
葛西善蔵と嘉村礒多。
人間がいかに、どのように愚かしいかず . . . 本文を読む
(「宇野浩二・葛西善蔵・嘉村礒多」日本の文学 33 昭和45年刊)
(「哀しき父・椎の若葉」講談社文芸文庫 水上勉解説 1994年刊)
(「贋物・父の葬式」講談社文芸文庫 鎌田慧解説 2012年刊)
本編「血を吐く」は、「日本の文学」(中央公論社の文学全集)にも、講談社文芸文庫の2冊にも収録されていない。
岩波文庫の旧版を探すか、Kindle版 (電子書籍)を探すしかないか . . . 本文を読む
(「子をつれて 他八篇」谷崎精二解説 1952年刊)
上の岩波文庫(旧版)の表紙裏に、こういうコピーがある。
《貧窮と病苦の人間破産状況のなかに漂う詩情と飄逸味》
よくある葛西善蔵評といえる。
ついこのあいだ、「湖畔手記」の続編とみられている「血を吐く」を何気なく読んでいたら、つぎのような場面と遭遇し、あっけにとられ、心の底が冷えびえと疼いた。
400字詰めで20ページ前後のごく短い短篇 . . . 本文を読む
いうまでもないけど、昭和が終わったのは昭和64年(1989)のこと。昭和1年は1926となる。どなたもいうことだろうが、長いながい昭和は、20年8月で、二つに折れ曲がっている。
わが国の元号を長い順に挙げると、
昭和(62年14日間) ※昭和は最初の1年と最後の64年はそれぞれ数日しかない
明治(44年187日間)
応永(約35年間)
となる。2つに分断されているとはいえ、昭和がいかに長かったか . . . 本文を読む
タイトルの標語は小学館P+D BOOKSのコピーである。
「絶やすな。昭和文学の火を。」かあ、苦笑いせずにはいられんけど(笑)。
P+Dがなんのことかというと、ペーパーバック+デジタル・・・とのこと。
わたしのように、昭和20年代生まれのじいさんには、たしかに愉しみの多い昭和文学である。
https://pdbooks.jp/index.html
P+D BOOKSは以前から知っていたし、うち何 . . . 本文を読む
■織田作之助「放浪・雪の夜 織田作之助傑作集」(新潮文庫 令和6年刊)
西村賢太の本を物色するため戸田書店をうろついていたら、こんなのが目についた。
「おや、新潮文庫の新刊だな?」
そうかんがえながら手にしてみると、新たに編集されたおださく(織田作之助)だった。
織田作之助については、以前短く書いたことがある。
■二草庵摘録:2019年3月
https://blog.goo.ne.jp/n . . . 本文を読む
読み返しもしないで、その人物の周辺をとぼとぼ、うろうろ。
近ごろこういういやな病気を発症しているな(ノω`*)
ううん、まいったぜ。
そろそろ元の路線に復帰! ・・・といきたいのだが、どうもまだしばらくかかるようだにゃ。
先日買った文庫本「夏の闇」に、新潮社の“お知らせ”が紛れこんでいた。
ふ~~む。
TOPに掲げた一枚が、いわば内容見本である。
2010年5月31日発売で、定価3360円 . . . 本文を読む
開高健与えられたのは58年。
https://www.youtube.com/watch?v=h2FB-mS9Tbs
この時代の人物としては比較的多くのフィルムを残した。
スコットランド紀行もすばらしい♬
デスクに座っているのに飽きると、世界中へ出かけていった。
いつも“奇蹟”のとなりに彼がいた。
輝かしき58年!
あんな豪勢な絢爛たる笑いで周囲の人びとを巻き込む作家が、ほかにいただろうか(´ . . . 本文を読む
河出書房から出ているMOOKに「開高健 永久保存版」がある。そこに「今よみがえる巨人の全貌」というキャッチコピーが添えられている。
開高さん自身の著書に「ピカソはほんまに天才か」があるが、それにひっかけていえば「開高健はほんまに巨人か」といっても許されるだろう。
かねてから気になっていた開高健さん。サントリーの宣伝部から身を起こし、CMコピーの制作者から一流の小説家になった。同じくサントリーの宣 . . . 本文を読む