mamo style 楽園ハワイの地味暮らし

楽園ハワイで地味ーに暮らす日々

熊野古道は雨(日本にて)

2009-04-26 | Weblog
「しっとりと、大人の旅」
なーんて感じを味わってみたくて、
熊野古道へ向かった。

単線の鉄道。
列車がホームに入ってくる。


向かい合ったシートの、ビロードのあせた感じが郷愁を誘う。


ワイドビュー南紀。
前方の入り乱れた線路が、なにも決めずに列車に乗った今回の旅を暗示するかのよう。


車窓からの風景は、やま、やま、やま。。。


松坂駅で積み込まれた「モー太郎弁当」は、お弁当とあなどるなかれ!
この旅ナンバーワンの美味しさだった。



のんびりと、列車は走る。
とはいえ特急だけどね。
車窓からの風景は、相変わらず、

                緑。


降りた尾鷲駅からさらにバスで揺られ、馬越峠へ。
あいにくの雨。


しとしとと降り続く雨は、止みそうにない。
雨のおかげで、緑が、石畳が、しっとりと光る。
これはこれで、いいものだ。


水溜りには沢がに。


頭上には、ウグイスの声。
雨にぬれたヒノキがいい香りを放っていた。
思いっきり深呼吸をして、山のパワーを取り込む。


思った以上に雨は激しく、ぬれた石畳はツルツルとすべる。
入り口を少し行ったところで、引き換えし、尾鷲駅行きのバスに乗った。

帰りの列車にはまだ2時間ある。

駅周辺を歩いてみるが、寂れていて何もない。
こんな時は、ごはんでも食べよう。

バスの運転手さんに教えてもらった料理屋さんをさがしあてるが、
開店はまだ1時間後だという。

仕方なく入った喫茶店は、
年配のお店の主人と近所のおばちゃんがしゃべりこんでいた。
「コーヒー」とたのむと、ご主人の顔に一瞬「えっ?」という感じの間が。
なんか、やな予感。

一抹の不安が的中?
インスタントコーヒーをとかしたような不透明な液体が出てきた。
店を出ようかとも思ったが、雨宿り、雨宿り。
時間を買ったと思いなおして、コーヒーを飲み干すと、カップの底にはコーヒー豆をひいた粒が???
「ここのブレンドコーヒーはインスタントと豆のブレンド?」
と、突っ込みたくなる気持ちを抑えて、店を出る。


時間となり、先ほどの食事どころに戻る。
コーヒーのリベンジなるか?

つきだしは、貝。
この地方では、「ちゃんぽこ」と呼ぶそうで、正式名称はこしだか?
うん、おいしい!


お刺身やら、天ぷらやらを、単品で。


しめは、ミニ海鮮丼。
韓国風に、ピリカラ仕立てが美味しかった。


最後になんとか美味しいもので落ち着けてよかった。

こんどは晴れた日に、足元もしっかり固めて、リベンジだ!


関係ないけど、くまのこどう、ってタイプして変換すると、

「熊の鼓動」

って出る。
なんか、カワイイ。


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