mamo style 楽園ハワイの地味暮らし

楽園ハワイで地味ーに暮らす日々

抜け殻

2014-02-24 | 日々


ファーマーズ・マーケットでケールを買った。

流行りのオーガニック。

農薬を使ってないものは、虫がついていることがある。
フリフリのフリルの間も一枚一枚、よく見て水洗いする。


「あっ!」


虫どころじゃない!

さなぎ?



よかった、まとめて洗い桶にドボンと漬けなくて。


水を張ったコップに葉っぱごと1枚そのまま入れた。

明るい窓際に置いておこうね。



なにが出てくるんだろう?
蝶かな、蛾かな?

考えてみたら、蝶の一生って、よく知らなかった。
この状態って、次はどうなるの?


とりあえず、現状維持。

何かになるでしょう(^_^;)






翌日。




知らないうちに、抜け殻になっていた。



羽化したのかな?
見たかったな、その瞬間。

部屋の中でパタパタ何かが飛んでいる気配はなかった。
飛んでったのかな?


いつもは開けない網戸が、なぜかこの日に限って20センチほど開けてあった。



わたしたちが見てない隙に、ちゃんと羽化して、太陽の方へ飛んでいったと思おう。


透き通った抜け殻。


一生のうちに、卵から毛虫になって葉っぱをのそのそと動きまわり、一ところにじっと動かないさなぎの時期を経て、大空を自由に舞う蝶になる。
何度も姿を変え、行動する場所も変わるこの生き物は、自分の一生をどう思っているのだろう。



卵から蝶になるまでがこの地球上でのわたしたちの目に見える一つの命の単位。


でも待てよ、卵になるためにはその前の世代の精子と卵が存在しているはず。
ということは、命は、前の世代ともその先の世代ともリンクしている。

わたしたちは、自分たちの目で見える個体だけを、ひとつの生命と認識しているけれど、本当は、ずーっとずーっと繋がっている。

命は、ずーっと繋がっているんだ。


わたしだって、同じ。
いま、わたしはこの体のわたしを「わたし」、と認識しているけれど、母親のお腹の中で、羊水に揺られていた胎児も「わたし」
ならば、その胎児を作り上げた精子と卵子も「わたし」

「わたし」はずーっと昔から、太古の昔から、「わたし」として存在していたんだ。




輪廻転生を語るとき、人の肉体は乗り物のようなもの、と表現する。
魂は永遠に続くから、今の体は単なる乗り物で、肉体が滅んでも、魂は次の乗り物に乗り換えるだけだと。


カラになったさなぎはまさしく、乗り捨てられた乗り物のようだ。


抜け殻だけ残していなくなってしまうから、君のことを考えて、ベッドに入るタイミングを失ってしまったじゃないか。





明日、ニコの散歩の時に、ヒラヒラと挨拶に来てくれるといいな。
















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