いつもお読みいただきありがとうございます。
来年からニコ・ドット萬として劇作家デビューします!すぐに消えるかも(笑)
また、公演等の情報をここにアップしていきますので、公演があるときは観に来ていただけると幸いです。
本題
これまた、ついつい押し入れからビデオテープを引っ張り出してきました。ここんとこ、宝塚にはまり出した頃が懐かしくなり、過去の作品を観まくっている今日この頃。
今日は、星組の日向薫さん主演作「恋人たちの肖像」。
この作品こそ、今の私を形成したと言っても過言でないくらい私の運命を左右した作品です。結果良かったの悪かったのか分かりませんがね…。もしこの作品に出会ってなかったら…と度々思い返します。それから、宝塚の「演出」に興味を持ち始めたのもこの作品がきっかけだったと思います。
この作品は、映画「双頭の鷲」「ルートヴィヒ~神々の黄昏」「うたかたの恋」を巧みに融合させた秀作なる逸品です。具体的にウィーンとかドイツとか地名・国名を使用していないところがまた憎い演出でもあるんですが。
今観ても脚本がよく出来てるのが分かります。ヤオヤ舞台を使用し、ダークな人間関係や世界観が漂っていて、さすが宝塚の蜷川幸雄と表されるだけある太田哲則先生だけあります(思っているのはきっと私だけでしょうが…)。
この作品の凄いところは、登場しない人物があたかもそこに存在しているように感じられるところです。いわゆる、エリザベートの旦那のフランツはんですわな。劇中では「大公」と呼ばれとるんですが、劇中における彼の残虐ぶりが目に浮かぶんです。決して登場しないんですよ。東宝では登場させたらしいですが、不要だと今でも私は思います。
台詞だけで登場しない人物の存在感を出すってかなり凄技なんですよ。演出力と台詞を発する方の演技力がものを言います。さすが太田先生!
ほんと、人間の苦悩や葛藤を描かせたら太田先生に敵う演出家はいませんね。その太田先生も今は宝塚を辞められて、大阪芸大の講師になられてるとか。確か…。講師でなく教授だったら、また芸大自体間違ってたらごめんなさい。
太田先生の「大いなる遺産」「二都物語」「冬の嵐~ペテルブルクに死す」も名作です。
それはともかくとして、「恋人たちの肖像」も痛い話なんですよ。皇后エリザベートをモデルにしたゾフィを、愛人フリッツが意を決して別れを告げるシーンがあるんです。
本来なら一緒に国を離れるはずだったのに、皇后の立場を尊重してフリッツが苦渋の決断を強いられるんですよ。あ~痛い。愛してるいるのに別れなくてはいけないこの辛さ。昔観た頃ははなんとも思ってなかったのに、歳を取るとこの辛さがよく分かります。
なんか、今観てる過去の宝塚の作品ってこんなんばっかりやな。愛を選べは心中…。相手を思いやれば別れる…。ハッピーエンドがないやん!
「恋人たちの肖像」にも死ぬ人はいますが、主人公がまだ生きているだけマシやね。
今日のまとめ:その昔、一時だけ真剣に太田先生の弟子になりたい時期があったことを思い出しました。ホンマの一時だけね。あの頃が懐かしい~&笑けてくる(笑)なんせ、熱しやすく冷めやすい性格なもんで…トホホ。
次こそコメディーを観よっと。実はさっきも天海祐希さん主演作「エールの残照」を見始めたのですが、また暗い気分になったので辞めました。
そうだ、ヤンさんの「メランコリック・ジゴロ」にしよう!と思って見始めたら、劣化して見れませんでした。声のみだったので諦めました(涙)
だから、もう寝ます。おやすみなさい。
追記1:いつもご覧くださってる方、ありがとうございます。この記事がランキングに入る度にら、まだ可能なら、もう一度舞台に立ちたい思いに駆られます。演出や脚本にも携わりたい。
今のネックは、才能の有無以前に稽古時間、生活費をどうするか?という現実問題があるんですよね。今はバイトに戻れない。ワークショップに参加したいたけど、それにも時間が取られかは悩みもの。
たとえ長続きしなくても後悔はしたくないんですよ。やりたいときにやりたいの!
ぶっちゃけ、自分思い通りの時間が欲しいなら、一つ覚悟を決めないといけない。っていうか、今その状況に追い詰められてます。
人生、思い描いた通りの展開には進まないね。突然、前ぶれもなく予想外の展開が待ち構えていることが多いね?
逃げるのは簡単。だけど、次の場所でも同じ試練が待ち構えているのは必至。立ち向かう時は、今しかない。命に関わることじゃないなら、今頑張るしかない。
私は今、こう思うようにしている。何十年後の未来の自分のためじゃなく、来世の自分のために誇れる自分でありたいと。前世がしょうもない人間だったら悲しいから。
時間が許す限り、やりたいことはやるよ。ちゃんと地に足を付けた状態で。向いてなかったり、現実を目の当たりにしたら、また考えをシフトチェンジすればいいだけのことだから。目の前のことも大事だから嫌でも頑張るよ。
二足のワラジを履いてみせるさ!頑張れ、俺!
そうそう、明菜さん、ディナーショー復帰おめでとう!明菜さんも頑張ってるから、私も頑張るよ!
追記2:ちょこっと、余興もどきでお芝居をする機会があり、お遊び&プチ本気感覚でほぼ場当たりで演りました。
後で録画した映像を見て、あまりにも自分の演技の下手さにビックリしました!もっと上手く出来てると思ったら、超ど素人すぎて現実を目の当たりにしてガッカリしました。演技をしている時は、遊びなのに自分が自分でなくなりそうな感覚に、ワーこの覚悟懐かしい!楽しい!!と思えて、やっぱり芝居が好き!と思ったんですけどねー。これじゃお金貰えねー、才能ねー、人の演技に文句言う権利ねー!(汗)ワタクシに演技批判された方々、本当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m
最近ね、今回のお芝居もそうだけど、自分が今後チャレンジしたいことのプレビュー?もどき?の機会があり、どれも悲惨な有り様に本当にガッカリ続き。何を始めるにしても、継続は力なり!と思った。長期戦の覚悟がないと新しいことを始めたらアカンわ!と思いました。ホンマ、何事も継続!
やっぱり、お芝居楽しいから、ワークショップに参加します!ワークショップから始めます!(笑)
実は、現在、演劇関係の学校?に通っているんですが、自分には向いていないことがひしひしと実感してきて、苦痛で仕方ないので、ドロップアウトすることにしました。
凄く演劇関係に携わりたいと思ってワークショップとか学校に行くことにしましたが、今まで縁がなかったのは、こういうことなんだと気付かされました。出会う相手との相性も含め、向いていないことはどうすることもできません。
正直悔しいけど、後悔はないです。ワタクシ自身、一観客として、つまらない作品は観たくないので諦めがつきました。
いつも、陰から応援して下さっている方がいらっしゃいますが、期待に応えられなくて申し訳ないですm(_ _)m
学校には、私の中の無意識の自分と向き合うことが出来たので感謝してます。
ただ、一生徒として、言葉は悪いですが、公開処刑されたことは一生忘れることはないです。自分も、部下に注意するときは場所と言葉に気を付けようと思いました。
それも含め、学校には感謝でしかないです。ありがとうございました。
来年からニコ・ドット萬として劇作家デビューします!すぐに消えるかも(笑)
また、公演等の情報をここにアップしていきますので、公演があるときは観に来ていただけると幸いです。
本題
これまた、ついつい押し入れからビデオテープを引っ張り出してきました。ここんとこ、宝塚にはまり出した頃が懐かしくなり、過去の作品を観まくっている今日この頃。
今日は、星組の日向薫さん主演作「恋人たちの肖像」。
この作品こそ、今の私を形成したと言っても過言でないくらい私の運命を左右した作品です。結果良かったの悪かったのか分かりませんがね…。もしこの作品に出会ってなかったら…と度々思い返します。それから、宝塚の「演出」に興味を持ち始めたのもこの作品がきっかけだったと思います。
この作品は、映画「双頭の鷲」「ルートヴィヒ~神々の黄昏」「うたかたの恋」を巧みに融合させた秀作なる逸品です。具体的にウィーンとかドイツとか地名・国名を使用していないところがまた憎い演出でもあるんですが。
今観ても脚本がよく出来てるのが分かります。ヤオヤ舞台を使用し、ダークな人間関係や世界観が漂っていて、さすが宝塚の蜷川幸雄と表されるだけある太田哲則先生だけあります(思っているのはきっと私だけでしょうが…)。
この作品の凄いところは、登場しない人物があたかもそこに存在しているように感じられるところです。いわゆる、エリザベートの旦那のフランツはんですわな。劇中では「大公」と呼ばれとるんですが、劇中における彼の残虐ぶりが目に浮かぶんです。決して登場しないんですよ。東宝では登場させたらしいですが、不要だと今でも私は思います。
台詞だけで登場しない人物の存在感を出すってかなり凄技なんですよ。演出力と台詞を発する方の演技力がものを言います。さすが太田先生!
ほんと、人間の苦悩や葛藤を描かせたら太田先生に敵う演出家はいませんね。その太田先生も今は宝塚を辞められて、大阪芸大の講師になられてるとか。確か…。講師でなく教授だったら、また芸大自体間違ってたらごめんなさい。
太田先生の「大いなる遺産」「二都物語」「冬の嵐~ペテルブルクに死す」も名作です。
それはともかくとして、「恋人たちの肖像」も痛い話なんですよ。皇后エリザベートをモデルにしたゾフィを、愛人フリッツが意を決して別れを告げるシーンがあるんです。
本来なら一緒に国を離れるはずだったのに、皇后の立場を尊重してフリッツが苦渋の決断を強いられるんですよ。あ~痛い。愛してるいるのに別れなくてはいけないこの辛さ。昔観た頃ははなんとも思ってなかったのに、歳を取るとこの辛さがよく分かります。
なんか、今観てる過去の宝塚の作品ってこんなんばっかりやな。愛を選べは心中…。相手を思いやれば別れる…。ハッピーエンドがないやん!
「恋人たちの肖像」にも死ぬ人はいますが、主人公がまだ生きているだけマシやね。
今日のまとめ:その昔、一時だけ真剣に太田先生の弟子になりたい時期があったことを思い出しました。ホンマの一時だけね。あの頃が懐かしい~&笑けてくる(笑)なんせ、熱しやすく冷めやすい性格なもんで…トホホ。
次こそコメディーを観よっと。実はさっきも天海祐希さん主演作「エールの残照」を見始めたのですが、また暗い気分になったので辞めました。
そうだ、ヤンさんの「メランコリック・ジゴロ」にしよう!と思って見始めたら、劣化して見れませんでした。声のみだったので諦めました(涙)
だから、もう寝ます。おやすみなさい。
追記1:いつもご覧くださってる方、ありがとうございます。この記事がランキングに入る度にら、まだ可能なら、もう一度舞台に立ちたい思いに駆られます。演出や脚本にも携わりたい。
今のネックは、才能の有無以前に稽古時間、生活費をどうするか?という現実問題があるんですよね。今はバイトに戻れない。ワークショップに参加したいたけど、それにも時間が取られかは悩みもの。
たとえ長続きしなくても後悔はしたくないんですよ。やりたいときにやりたいの!
ぶっちゃけ、自分思い通りの時間が欲しいなら、一つ覚悟を決めないといけない。っていうか、今その状況に追い詰められてます。
人生、思い描いた通りの展開には進まないね。突然、前ぶれもなく予想外の展開が待ち構えていることが多いね?
逃げるのは簡単。だけど、次の場所でも同じ試練が待ち構えているのは必至。立ち向かう時は、今しかない。命に関わることじゃないなら、今頑張るしかない。
私は今、こう思うようにしている。何十年後の未来の自分のためじゃなく、来世の自分のために誇れる自分でありたいと。前世がしょうもない人間だったら悲しいから。
時間が許す限り、やりたいことはやるよ。ちゃんと地に足を付けた状態で。向いてなかったり、現実を目の当たりにしたら、また考えをシフトチェンジすればいいだけのことだから。目の前のことも大事だから嫌でも頑張るよ。
二足のワラジを履いてみせるさ!頑張れ、俺!
そうそう、明菜さん、ディナーショー復帰おめでとう!明菜さんも頑張ってるから、私も頑張るよ!
追記2:ちょこっと、余興もどきでお芝居をする機会があり、お遊び&プチ本気感覚でほぼ場当たりで演りました。
後で録画した映像を見て、あまりにも自分の演技の下手さにビックリしました!もっと上手く出来てると思ったら、超ど素人すぎて現実を目の当たりにしてガッカリしました。演技をしている時は、遊びなのに自分が自分でなくなりそうな感覚に、ワーこの覚悟懐かしい!楽しい!!と思えて、やっぱり芝居が好き!と思ったんですけどねー。これじゃお金貰えねー、才能ねー、人の演技に文句言う権利ねー!(汗)ワタクシに演技批判された方々、本当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m
最近ね、今回のお芝居もそうだけど、自分が今後チャレンジしたいことのプレビュー?もどき?の機会があり、どれも悲惨な有り様に本当にガッカリ続き。何を始めるにしても、継続は力なり!と思った。長期戦の覚悟がないと新しいことを始めたらアカンわ!と思いました。ホンマ、何事も継続!
やっぱり、お芝居楽しいから、ワークショップに参加します!ワークショップから始めます!(笑)
実は、現在、演劇関係の学校?に通っているんですが、自分には向いていないことがひしひしと実感してきて、苦痛で仕方ないので、ドロップアウトすることにしました。
凄く演劇関係に携わりたいと思ってワークショップとか学校に行くことにしましたが、今まで縁がなかったのは、こういうことなんだと気付かされました。出会う相手との相性も含め、向いていないことはどうすることもできません。
正直悔しいけど、後悔はないです。ワタクシ自身、一観客として、つまらない作品は観たくないので諦めがつきました。
いつも、陰から応援して下さっている方がいらっしゃいますが、期待に応えられなくて申し訳ないですm(_ _)m
学校には、私の中の無意識の自分と向き合うことが出来たので感謝してます。
ただ、一生徒として、言葉は悪いですが、公開処刑されたことは一生忘れることはないです。自分も、部下に注意するときは場所と言葉に気を付けようと思いました。
それも含め、学校には感謝でしかないです。ありがとうございました。
宝塚っぼくないアングラ漂うお芝居で
こんなのよくやるなあ~と
思ったのを思い出します。
確かに、今思えば、宝塚でよくやったもだな〜って思いますね。
後にも先にも、あの宝塚で、太田先生以外で(コメディ作品は除く…)、濃厚ソースのようなドロドロした空気を漂よわせることができる演出家作品を私は観たことないので、宝塚で二度と太田作品が再演されないのは非常に残念でなりません!(コメディは除く…。←太田先生、申し訳ありません!)
「恋人たちの肖像」も最高でしたが、安寿ミラさんの「冬の嵐」はもっと最高でした!!!(笑)