「ブレイクアウト」

2012-06-24 23:45:07 | ニコール・キッドマン
そんなに悪くなかった。っていうか、一瞬だけだけど、ニコールの迫真の演技にビビビときたから、これ、980円ならDVD絶対買います(笑)

ネタバレは最小限に留めますが、ジョディ・フォスターの「パニック・ルーム」とニコールの「デッド・カーム」とオードリー・ヘプバーンの「暗くなるまで待って」を足して割った感じ。

ま、早い話が密室劇の強盗クライム(?)サスペンス映画ですわ。←想像つくわ!

家族愛がテーマになっていて、ま、そんなに斬新さはないないけど、先が読めない展開であったのは確か。

退屈感がないのはいいけど、ハラハラドキドキ感もない。クドイくらいに筋伸ばしの畳み掛けで、良く言えばどんでん返しの応酬。まだ続くの?的な展開で、なんだか退屈感を出さないためのクドさが1週間で打ち切られた敗因かなと思った。

この作品、ニコールとニコラス・ケイジの初共演なわけですが、最近は何かとプライベートでお騒がわせだったニコラス・ケイジでしたが、久しぶりに見たニコラスの演技はやはり、悪い表現ですが、腐ってもオスカー俳優だなと思わせる見事な演技でした。最初誰だか分からないくらい声の出し方と台詞回しにビックリ。英語が分からなくても、相当役作りに入れ込んできたのは分かる。

その奥さん役がニコールなんですが、すっかりお母さん役が板に付いてきて、人質だったニコールが一瞬立場が逆転するシーンがあるんですが、そこでのニコールの迫真の演技に久々に萌えた(笑)

私の場合、ニコールのDVDを買う決め手はビビビときた演技があるかどうかなので、どんなに評判が悪くてもたとえ一瞬でも光る演技があれば大満足なので、これ買いますよ。でも三千円以上では買いたくないけど…(笑)

あ、ストーリーは、想像はつくと思いますが、豪邸に住む主人公が強盗に拉致される話です。←めちゃ簡単、しかもそのまま。

で、どうやって逃げ出すかが当たり前のポイントではあるけども、実は複雑な人間関係が味噌であるという展開。ハッピーエンドになるのは分かっているけど、どうハッピーエンドになるかが…、やはりちょっとクドかったね。どっちかというと、舞台にした方が向いてるかもって思った。それじゃ完全に「暗くなるまで待って」になるか…(笑)

映画にするにはちょっと遅すぎたね。十年前なら良かったかもね。「パニック・ルーム」の対抗馬としてヒットしたかも。ちなみに当時の対抗馬はニコールの「ジ・アザーズ」です。本当は、「パニック~」はジョディでなくニコールが演じるはずだったんですが、確か「ムーラン・ルージュ」での骨折で降板した(はず)。でも電話の声だけの出演してます。いつか、デビット・フィンチャーの映画にも出て欲しい。

「ブレイクアウト」、さすがにお客さんはめちゃ少なかったのですが、まさかのパンフレットが販売されてないという有様。それでもやはり映画館で観るのとテレビで観るのとでは臨場感が違うので、赤字覚悟だったと思いますが、改めて配給会社さんに感謝しますm(__)m

ニコールファンは観て損はないと思う。

今日のまとめ:ニコラス・ケイジで好きな映画は、「フェイス・オフ」「コン・エアー」「アダプテーション」です。←どれもめちゃ古い(笑)

関係ないこと:

ちょっと吠えていいですかね?(笑)

レンタルで「ノルウェイの森」観ました。本は従兄から借りたんですが、私には合わなくて最初の数ページでアウト。やはり映画もアウトでした。失ってわかる本当の愛がテーマだったのかもしれませんが、村上さんの自伝的な小説であったとしても、本を読破してない私が言うのもなんですが…、

ワタナベ、自惚れるな!お前に本当の愛は分からん!

と言いたかったm(__)m

映画を観てかなりイラッと来たので吠えさせてもらいました。無関係な皆さん、ごめんなさいm(__)m

なんでこの小説がベストセラーとなり世間の話題独占だったのか映画からは全く伝わってこない。

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