続き…

2012-07-28 00:19:20 | TAKARAZUKA
ぶっちゃけ書きます。いっちゃん、花ちゃんの雪組は大好きだったけど、あの頃の花ちゃんには、このエリザベートは歌も含め全ての点において大チャレンジではだったのは分かる。トップ二人だけでなく他のキャストも皆大チャレンジだったのも分かる。

でも、私には役の心がほとんど伝わってこない!CDを聴く限りはね。

歌は確かに皆上手い。ただ上手いだけ。上手いだけの歌より、下手でも気持ちを伝えようとしてる歌の方が大好き。このCDを聞く限り、歌に重きを置いているようにしか私には聞こえない。

これも大変失礼な表現ですが、宙組の「エリザベート」は観るに耐えなかった。これは生で観ましたが、雪組と星組の寄せ合わせ興行にうんざりした。まるで巨人の4番打者の寄せ集めに超うんざり。

大人げないですが、歌が上手いだけは嫌!なんです!!!芝居心とチームワークが良くないと嫌なんです!私はね。

この宙組公演の唯一の救いは、彗星の如く現れた、コムちゃんのルドルフ。ビジュアルも含め、めちゃキラキラしてた。今思えば、小池先生の発掘精神はここから生まれたのでは…?と思う。

次の花組は宙組よりもマシだったけど、今一つパンチが足りなかった。って以前に作品自体がマンネリ化しているように感じてならなかった。「エリザベート」をやればヒットするみたいな…。それより、当時私自身の新専科制度による宝塚不信の方が強かったのかもしれないけどね…。素直に観れなかったという意味。

ま、そんなこんなの宝塚版「エリザベート」。

あ、ちなみに月組版のDVDを買うきっかけはもちろんアサコさんの表現力と演技力に魅せられたからです。これも買って正解だった。時々リピートして観ますが、アサコエリザベートは良い。特に第二部。あらゆる点で真骨頂だった。ぶっちゃけ、あやかさんより迫力がある。あやかさんがPiaなら、アサコさんはマヤな感じ。もちろん主役二人の息が合って良かったのもありますが、この月組もキャラ立ちしてて良い。もう1つ、もりえちゃんのトートダンサーが隠れツボ(笑)アサコさんとも祐飛さんとも絡んでるから(笑)

で、だからと言って、今回の東宝エリザベートは、たとえアサコさんが最後のエリザベートだとしても、観る気はない。浦井君がでないからではない。それもなきにしもあらずですが、というか、せめて田代君が出るなら観てもいいと思っていた。でもやはり、興味を失せさせたのは、東宝版の演出が初演以来超苦手だからという点。いつも雑誌の掲載写真を見て決めるんですが、今回もダメでした。

ガッカリはしたくないので、まだまだ再演は続くと思うので、これだ!と思った時は観たいと思います。あ、東京のみは除外です。どちらかというと韓国版の方が観たい。東宝版が苦手な理由…、分かる方には分かると思いますが、明らかにウィーン版とも韓国版とも違う点が多々あるでしょ?

こんなに悪口書きまくったら、チケットの神様はきっと花ちゃんのエリザベート、いっちゃんのトート、シメさんのトートを観させてはくれないかもしれないけど、それでもいいと思ってる。

ちなみに東宝版より宝塚版の方が断然好き。もちろん、宝塚版よりウィーン版ですが…。演出自体はウィーン版とは異なるけど、宝塚らしくて好き。それはよしとして、ガラコンサート観れた方は是非ともブログに感想書いて下さいね!私も観れたら書きまくります!(笑)

今日のまとめ:結局何が書きたかったん???

星組版が好きで、東宝版は苦手と書きたかったもある。色々詰め込んで中途半端になってしまった。ごめんなさいm(__)m

本当に書きたかったかったことは…。

お花エリザベートに関して(笑)

初演の頃は微かに喪服の花ちゃんの演技を覚えている。最後のボートのシーンだと思う。老けた時のエリザベートの声に、あれは花ちゃんだったのか分からなかったから。今なら分かる。あれは花ちゃんだった。なんせ一回しか観てなかったし、ストーリーがよく分かってなかった(笑)

宙組の時も実は微妙にしか覚えていない。なんせ組全体が歌が上手いしか覚えてない。と、星組のままやん!という目でしか観てなかった。

もちろん、花ちゃんのエリザベートが第一目的…、あ、あの頃はまだ、宙組誕生の真新しさに惹かれただけかもしれない。なんせお花エリザベート、今一つだったm(__)m

あやかさん並みの貫禄を期待したが、意外と地味だった。でも今なら分かる。あの時の花ちゃんは、あなたが相手役を引き立てようと努めていた。退団する日までずっと、どの役でも。

花ちゃんってそういう人なんですよ。性格的には恐らく男役より男っぽいと思うけど、退団する最後まで宝塚の娘役の信念を貫いた女帝にさせてもらえなかったお妃様でした。語弊があるか…、自から放棄したのかもね…。でも、娘役の皆さん、花ちゃんを目指してはいけない。花ちゃんは特別な人だから。

目指す相手を間違えてはいけないと言いたい。

娘役が男役を引き立てるんでなく、男役が娘役を引き立てるのが宝塚やと。娘役は基本、愛されるくらい魅力的な娘役にならなくてはならない。基本は愛される娘役。愛するのは男役の務め。娘役が引き立て役に回ったらアカン!だから当時は腹立つことが多々あった(笑)あ、自惚れ強いの娘役になってもダメです。人間的に愛される娘役を目指して下さい。ということは娘役を演じる以前の問題。ちなみに今書いたのは、基本論です。娘役にも色々あるんでね…。

もしこれから、スカステなどで花ちゃんの舞台を観ることがあったらこの点を注目して観て下さい。ホンマ花ちゃんは良くできた嫁やったというのが分かるはず(涙)

それから、もしシメさん、一路さん、ズンコさん、100%読んでないと思うけど、ガラコンサートの時は花ちゃんをどうかお守り下さいm(__)m伸び伸び泳がせて上げて下さいm(__)mお願いしますm(__)m

ガラコンサートの成功を心からお祈りしてま
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