柴田先生

2019-07-22 13:43:07 | 日記
柴田先生の作品は、どれも好き!特に柴田先生ご自身が脚本演出した作品は。

和物も洋物も、人情ものを描かせたらピカイチ!

あー、「川霧の橋」を再演してほしかった!

「あかねさす紫の花」は、最高傑作です!

ウタコさんの「新源氏物語」も最高傑作!

大劇場で観たマリコさんの「うたかたの恋」も演出が素晴らしかった!

カリンチョさんの「忠臣蔵」は宝塚の財産です! 

最後に柴田先生を拝見したのが、2012年のマグノリアホールでの柴田先生のトークショーでした。もう7年前だったんですね。ついこないだのように思い出されます。

その前には、祐飛さんの「仮面のロマネスク」の中日公演初日にロビーで握手させていただきました。勇気を振り絞ってお声を掛けさせていて正解でした。肉厚の大きな手でした。今でも感触を覚えています。

目を患われてからは、第一線から離れ陰で宝塚を支えてこられました。

全国ツアーなどでの宝塚の再演物は柴田先生の作品が多かったですね。

生の舞台では拝見していない、ノンちゃんの「チェーザレ・ボルジア」も再演して欲しい!

私が宝塚にはまった時の二大柱が柴田先生と植田先生だったので、このお二方は、表現の仕方も見せ方も生徒の使い方も対象的で、まるで今の小池先生と正塚先生みたいでした。当時は、このライバル同士の両作品を観る楽しみがありました。当時のトップスターのサヨナラ作品は、植田先生か柴田先生でしたからね。

なーちゃんのサヨナラ公演「ベネチアの紋章」も柴田先生。

ヤンさんのサヨナラ公演「哀しみのコルドバ」も柴田先生。

ウタコさん、カリンチョさんも柴田先生。

生では観ていない、モサクさん(平みちさん)サヨナラ公演も柴田先生。「たまゆらの記」も好き!

あー、我が青春時代の思い出作品が走馬灯のように蘇ってくる!

植田先生のライバルを失った悲しみが目に浮かびます。

そして、目を患われてから長年柴田先生を支えてこられた正塚先生が、誰よりも一番悲しまれていることと察します。

あー、悲しいというより、寂しい思いの方が強いです…。もう一度お会いしたかったです!

トークショーで、まだ日の目を見ていない脚本が沢山あると仰っていたので、是非とも宝塚で上演して頂きたいです!
   
柴田先生、沢山の素晴らしい作品と感動をありがとうございました!



柴田先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。



追記:うん十年ぶりにカリンチョさんと鮎ちゃんの「天守に花匂い立つ」のビデオを観る。私が旧大劇場で観た最初の柴田先生の作品。あー、懐かしい!

いや~、ニナちゃん(仁科有理さん)の粋な姉さんに惚れ惚れしちゃった!←おいおい、鮎ちゃん贔屓やなかったんかい!?

鮎ちゃんはとっても控えめな演技でした。

カリンチョさんの真之助様が、これがまた超美味しい役!主役なのに美味しいって…、超贅沢!!

カリンチョ真之助が鮎ちゃんゆきを叱るシーンが激萌え!(笑)

まさに当て書きの妙なり!!

宝塚のオリジナルの良さは、当て書きに尽きる!

さすが、柴田先生!!!

追記2:訳あって一旦下書き保存させて頂きました。

実は、21日の夜、仕事終わりに柴田先生が眠られているエテルノ西宮に行ってお焼香上げさせて頂きました。

本当は建物の前で合掌だけするつもりで行ったのですが、実際に手を合わせていたら、たまたま通りがかりの会場のスタッフの方に声をかけて頂き、棺の前でお焼香を上げさせて頂けることになりました。

関係者でもないただの一般人なのに、まさかお焼香を上げさせて頂けるなんて思ってもいなかったので、柴田先生にちゃんとお別れの挨拶をさせて頂けて本当に感謝です。ありがとうございます。

告別式も終わり、沢山の方に見守られながら天国へ旅立たれたことでしょう。

柴田先生、安らかにお眠り下さい。