極度の冷え性である私は、今まで誰に誘われてもアクアビクスだけは絶対にやらないと思っていた。泳ぐなんてことも、もってのほか。全然興味なかった。
その私が、まさか水の中に入るとは・・・
事の発端は、病気で仕事以外では半分寝たきり(?)で、食生活も気を使う余裕なく、おまけに薬の副作用もあって(それまで週2回から多いときは3回も通っていたバレエのレッスンも行かなくなったし)、2年間で12キロも太ってしまった私が、食生活の改善や日々のストレッチなどの軽運動に加えて、何かもっと体を動かさなければ痩せないし体力も回復しないだろう、と思ったことによる。
今でもバレエは好きだが、戻りたくない、戻れないという、色んな深くて長い事情があり、ほかの事を探さなくてはならなかったが、何分にもスポーツクラブなんかない田舎町のこと、やれることは限られている。
スポーツ、特に球技関係が大の苦手ということもあり、やっぱり、音楽にあわせて踊るみたいなことが好きな私は、そんなものをまたやりたいと思った。
だが、7年間も続けた町の公民館講座、エアロビクスは、昼の部は財政難で閉会、夜の部も先生がKから撤退するということで数年前にやはり閉会になっている。
そんなたぐいのもので町内でやれるもの(伊那や塩尻、松本などへ行くこともよほど考えたが、やはり遠方へ通うのはしんどいので)は、アクアビクスと最近始まったフラダンスの二つしかなかった。
水の中はニガテなので、まず、フラを習っている知人に様子を聞いてみる。「とにかく、楽しいのよ。この年になったら楽しいのが一番じゃない」という。エアロで知り合ったこの知人は私より10歳上だが、とても美しく、いつも生き生きとしている憧れの人だ。他にヨサコイもやっている。その人が言うのなら、間違いないと思って、さっそく体験入会をさせてもらった。知人がパウスカートを貸してくれて、雰囲気は上々。実はハワイアンファブリックが好きで、集めようと思っていたので、自分に向いてるかも、と思った。
が、なんか、動きが単調。バレエのがおもしろいじゃん、と正直思ってしまった。なのに、ちょっと難しくなるとついていけない。うーん、この年になって全く新しいことを始めるのはしんどいかも、と思う。
不器用な私は、昔から振りを覚えるのが大の苦手。ちょっとついていけないと、過去のトラウマがよみがえるのだ・笑。
音楽がまた、いいのよ、と彼女は言ったが、うーん、バレエ音楽(クラッシックやピアノ曲)のが好きかも、とも思った。
最後のほうで、少しまとまった踊りをしたが、ようやく少し楽しくなった。
先生は、来週からそろそろ一曲とか、長いものを仕上げていきましょうと言った。そうなってくるときっと楽しいかもしれない、とは思った。
知人は、「とにかく3ヶ月ガマンすれば楽しくなってくるから」と言った。そうかも、と思った。たった一度で弱音を吐くのは、根性がないような気もする。見た目よりずっとハードなので、ダイエットにはとても効きそうだった。
が、しかし、イマイチ、これだ! と思うほどの感触がなかったのもまた、事実だった。
なので、今度は、町外れにある、温水の町民プールでやっているアクアビクスを見学してみる。ロビーのガラス越しにちょっとのぞいてみたけど、なんだフラのが面白そうじゃん、と思ってそそくさと帰ろうとした。
すると、「アクア見学にきたの?」と受付のおばちゃんが声をかけてきた。はいというと、中にはいって見てみたら?と言ってくれた。それでちょっと話しをしてみる。冷え性なので温水といっても全くのお湯ではなくて冷たいと聞いているがと問うと、室内は30度くらいあるから暑いよ、実際中に入って室内の温度や水にも触れてみたらいいじゃない、と言われて、最もだと思い室内へ入ってみる。
たしかに、気温は思ったよりも暑かった。
音楽にあわせて、おばちゃんたちが動いている。うーん、カンタンそう。これならいいかも、と思う。水に手を触れてみる。なんだ、けっこう冷たいじゃん。
と、そのとき、不思議な感情が胸に沸き起こった。
「ああ、なんか、泳ぎたいかも・・・」
プールの水は、忘れていた、遠い日の記憶をよみがえらせる。小学校の頃、水遊びはとても楽しかった。泳ぐのも嫌いではなかった。タイムは早くはないけど、その分根性でカバーして、中学の頃は校内の水泳大会では平泳ぎ100メートルに出ていた。「体操やってるから飛込みがすごくきれいだね」って級友たちに褒められては得意になっていた。
そうだ、平泳ぎをして、いつかもう一度飛び込みができるようになりたい!
とっさに思った。
何年も前、S条の姪が小学生だった頃、近くのスイミング教室に送り迎えがてら見学にいったときのことも思い出した。何人かいたインストラクターたちが、男女ともにそりゃぁ見事なプロポーションで惚れ惚れしたものだ。「水泳は全身運動だから、ダイエットに最適」と聞いたこともある。
そうだ、水泳だ。
人間、子どもの頃好きだったものは、ずっと多分すきなのだ、というのが持論である。
が、しかし、何十年も水に入ってなかった人間が、いきなり泳いで心臓麻痺でも起こしたら困るから、まずはアクアビクスで水に親しんでからにしよう。
と思った私は、中に入っての見学を進めてくれたおばちゃんに感謝しつつ(今でも思うがあの時声をかけてもらわなかったら、私は永久に水の中に入ることはなかった)、もうすぐにもアクアビクスをやることに決めて、水着と水泳関係の本を二冊、通販で注文してしまった。水着は持ってなかったので買うのは当然としても(逆に言うと水着なんて高いもの、買ってしまってから辞めるのはもったいないため、買うのはよほど決心してから、と固く決めていたのだ)、水泳の本を買うのが私らしいでしょ? ←なんでも理論付けをしたがる人。
ひとつは「カラダは水中運動でよみがえる」(写真)―水遊びのノリでちょうどいい-歩くだけでも全身に効いてくる、というもの。おっ、おーっ!なんか、読んでるだけで痩せそうな気がしてくる・笑。
もう一冊は『体脂肪を燃やすゆったりスイミング』。こっちのほうはおいおい読もう。
が、実は私、フラもけっこうヤル気で『フラダンスのはじめ』という本も買ってあったのだ。太っていても、何歳でも、大丈夫。といううたい文句に誘われて・・・ええい、ムダになったじゃないか。どーしてくれる?笑。ま、やりたくなったら、いつでもできるか。うちもう一冊は、『セロトニン脳トレーニング』といって、これが不足するとうつ病になると言われている脳内物質「セロトニン」を活性化させるという呼吸法、歌、ドラムサークル、フラダンスなどの8つのトレーニングを紹介するもので、へーぇ、フラもいいんだぁーと思って買ったのだが、こちらの方は他にも活用できるので、いーんだけどさ。
そうそう、もうひとつ決め手になったのは、フラは夜だけどアクアは午前中だったことだ。午後出勤で9時半まで仕事の私は、基本的に夜のレッスンはしたくない。午前中は自由時間なので誰に気兼ねすることもなく、好きなことができるのだ。なので、習い事も午前中のクラスというのがほとんど必須条件といってもいい。
で、肝心の、やってみてどうだったかというと・・・
うーん、楽しい。気持ちいい。
水の中が、こんなに気持ちよかったなんて。
なんつーか、ゆったりとした、開放された気分になる。
やっていることもとても簡単な運動なので、ついていけなくて困ることはない。水の中だから体形とか見えないし、周りは60代くらいの孫がいるようなおばちゃんが中心で(50代くらいの人もいるけど)、そういう意味でも気楽である。(自分と同世代とか少し若い人がいるとつい対抗心を燃やしてしまうタイプなので(^^;)
けっこう体格のよろしい方もちらほらいらっしゃるので、ダイエットに効くかどうかは、ちょっとギモンなんですけど・・・
でも、60過ぎてアクアなんてやっていらっしゃる方たちは若々しく、生き生きとしていて、お洒落さんも多いので、こんな風に私も年を重ねていけたら、と思えるのもまたいい。
そうそう、水温ですがね、初めてプールに入ったのは5月20日だったんだけど、寒いのなんのって。おばちゃんたちは「今度の先生は若いからキツイわぁー。汗かいちゃった」とか言ってるけど、ごじょーだん、汗どころか、私、寒いんですけど・・・。すぐトイレ行きたくなるし、肩は冷えるし、アクアは楽しかったんだけど、これじゃぁとてもやっていけないわ、と思った私は、急いでミズノのオンラインショップで袖のある水着を探したのでした。
ところで、実はその日着ていた水着も、そこまで来るのに色々語ると長い裏話がある。
つまり、それ以外では全く着ることがない、それを辞めてしまった今では、持っていても無用の長物なのだが、処分するにはあまりにも惜しい(高価で、しかもどれもみな気に入っているため)エアロと、特にバレエのほうは好きで集めたものすごーく沢山持ってるウエアがチェスト一杯もあって、もったいないなー、こんなにそろえなきゃよかったと後悔しているため、水着を買うのにはものすごく慎重であったのだ。
まず、絶対にやるという固い決心をすることが絶対条件で、次にいつやめてもいいようにとセシールで安い水着を注文した。そのとき、自分は冷え性なのでスパッツは5分丈(足を見せたくないというのもある)、上着は袖があるほうがいいだろう、と思ったが、ゆくゆくは泳ぎたいから、泳ぐのに袖は邪魔だろう、とさんざん迷って袖なしの5分丈セパレーツの水着を選んだのだった。
ところが届いてみたら、余裕を見て大きめのサイズを頼んだせいもあり、おなかのところに服のたるみができて、なんともみっともない。しかも動くとおなかが見えそうで不安だった。うーむ、デブで特におなかが出ている人にはセパレーツって不向きだわ、と発見。しかも、いかにも安物って感じでデザインなどもイマイチなのであった。
で、もうワンサイズ下と交換するのではなく、まるっきり返品にして、今度はベルメゾンのスポーツカタログで、ナイキの5分丈ワンピースタイプの袖なし水着というのを捜し出し、チャコールにピンクのラインが入っていて可愛かったし、80歳まで泳ぐとしたらあと30年も使えるのだから、高価でもデザインがよくて気に入った水着で泳ぎたい、そのほうが着ていてもやるのにも楽しいわ、と購入した水着であった。あとから、横のピンクのラインはけっこう太って見えるなぁと発見したのだが・涙、でもまあ、かなり気に入っていた水着だったのだ。(そのプールはスイムキャップの着用義務があったのだが、ベルメゾンには気に入ったのがなかったのでミズノのオンラインショップでチャコールのロングヘア用というキャップを購入した)
それなのに、やはり肩丸出しの袖なし水着は・・・寒くて耐えられないのだ。
来週のアクアまで間に合うかしら?と思い探していると、袖のあるタイプの5分丈のオールインワンで在庫はそれ一着しかない、すごくカッコいいやつ(やはりチャコールにピンクのラインが入っている)があったのでさっそく注文。すぐに届いたのだが、な、なんとぉー! 着てみたら裏地にパワーネットが貼ってあるせいもあるのか、キツイのなんのって。なんか、破れそうであった・汗。これじゃあだめだわ、と仕方なく、泣く泣くそれを返品し、もうワンサイズ大きい、その名も「保温水着」というのがあったので、これだ! と思って頼んでみた。これも一着しかないのを滑り込みセーフでゲット。ちょっとオバサンぽいデザインだが確かに着てみたら生地が厚くてとても温かい。詰襟がついている袖つきの5分丈セパレーツで、襟と袖がついているというだけでかなり冷えから守ってくれそうだった。しかも、今まで持っていたのと交互に着てみたら、こっちのがそんなに太って見えないではないか。気になるおなかもこの水着だと心配なさそうだった。
やっぱスイムのブランド、ミズノはちがうわぁー、と感心する。
それにしても、5月でこんなに冷えるなんて、やっぱ冷え症にプールは不向きだわ、もー、真冬になったらゼッタイ休会するわ。で保温水着でもまだ寒くなったら、上に長袖のラッシュガードと8分丈のスパッツをはくわ、とか思ってまだそんな季節になってないのに(つーか、これから夏になるんでしょーが・笑)、あれやこれやPCとにらめっこして考えをめぐらす私・・・アホである。
だけども、やっとそれが届いた2週間後には温かくなって、前の水着でも全然問題なくなったんだけどさ・笑。(保温水着は、また、寒くなったら着ます)
とゆーわけで色々ありましたが、用事で2回ほど休んだ以外はがんばって毎回通っている。ほんとに、楽しいのだ。アクアの始まる前や後に、プールを歩くだけでも楽しいし気持ちいい。水の中がこんなに気持ちよかったなんて、知らなかった!もちろん、急に痩せることはないのだが
、なにより気持ちもリフレッシュできて、毎週アクアのある水曜日の午後なんて、絶好調・笑。それが大事なのだ。心身ともに健康な体に近づいていくような実感がある。もう少ししたら泳いでみたいな。
私、これからは草刈民代改め、北島康介を目指します・笑。
(だがよく考えたら、町民プールで飛び込みは禁止されてるんとちゃう?)
その私が、まさか水の中に入るとは・・・
事の発端は、病気で仕事以外では半分寝たきり(?)で、食生活も気を使う余裕なく、おまけに薬の副作用もあって(それまで週2回から多いときは3回も通っていたバレエのレッスンも行かなくなったし)、2年間で12キロも太ってしまった私が、食生活の改善や日々のストレッチなどの軽運動に加えて、何かもっと体を動かさなければ痩せないし体力も回復しないだろう、と思ったことによる。
今でもバレエは好きだが、戻りたくない、戻れないという、色んな深くて長い事情があり、ほかの事を探さなくてはならなかったが、何分にもスポーツクラブなんかない田舎町のこと、やれることは限られている。
スポーツ、特に球技関係が大の苦手ということもあり、やっぱり、音楽にあわせて踊るみたいなことが好きな私は、そんなものをまたやりたいと思った。
だが、7年間も続けた町の公民館講座、エアロビクスは、昼の部は財政難で閉会、夜の部も先生がKから撤退するということで数年前にやはり閉会になっている。
そんなたぐいのもので町内でやれるもの(伊那や塩尻、松本などへ行くこともよほど考えたが、やはり遠方へ通うのはしんどいので)は、アクアビクスと最近始まったフラダンスの二つしかなかった。
水の中はニガテなので、まず、フラを習っている知人に様子を聞いてみる。「とにかく、楽しいのよ。この年になったら楽しいのが一番じゃない」という。エアロで知り合ったこの知人は私より10歳上だが、とても美しく、いつも生き生きとしている憧れの人だ。他にヨサコイもやっている。その人が言うのなら、間違いないと思って、さっそく体験入会をさせてもらった。知人がパウスカートを貸してくれて、雰囲気は上々。実はハワイアンファブリックが好きで、集めようと思っていたので、自分に向いてるかも、と思った。
が、なんか、動きが単調。バレエのがおもしろいじゃん、と正直思ってしまった。なのに、ちょっと難しくなるとついていけない。うーん、この年になって全く新しいことを始めるのはしんどいかも、と思う。
不器用な私は、昔から振りを覚えるのが大の苦手。ちょっとついていけないと、過去のトラウマがよみがえるのだ・笑。
音楽がまた、いいのよ、と彼女は言ったが、うーん、バレエ音楽(クラッシックやピアノ曲)のが好きかも、とも思った。
最後のほうで、少しまとまった踊りをしたが、ようやく少し楽しくなった。
先生は、来週からそろそろ一曲とか、長いものを仕上げていきましょうと言った。そうなってくるときっと楽しいかもしれない、とは思った。
知人は、「とにかく3ヶ月ガマンすれば楽しくなってくるから」と言った。そうかも、と思った。たった一度で弱音を吐くのは、根性がないような気もする。見た目よりずっとハードなので、ダイエットにはとても効きそうだった。
が、しかし、イマイチ、これだ! と思うほどの感触がなかったのもまた、事実だった。
なので、今度は、町外れにある、温水の町民プールでやっているアクアビクスを見学してみる。ロビーのガラス越しにちょっとのぞいてみたけど、なんだフラのが面白そうじゃん、と思ってそそくさと帰ろうとした。
すると、「アクア見学にきたの?」と受付のおばちゃんが声をかけてきた。はいというと、中にはいって見てみたら?と言ってくれた。それでちょっと話しをしてみる。冷え性なので温水といっても全くのお湯ではなくて冷たいと聞いているがと問うと、室内は30度くらいあるから暑いよ、実際中に入って室内の温度や水にも触れてみたらいいじゃない、と言われて、最もだと思い室内へ入ってみる。
たしかに、気温は思ったよりも暑かった。
音楽にあわせて、おばちゃんたちが動いている。うーん、カンタンそう。これならいいかも、と思う。水に手を触れてみる。なんだ、けっこう冷たいじゃん。
と、そのとき、不思議な感情が胸に沸き起こった。
「ああ、なんか、泳ぎたいかも・・・」
プールの水は、忘れていた、遠い日の記憶をよみがえらせる。小学校の頃、水遊びはとても楽しかった。泳ぐのも嫌いではなかった。タイムは早くはないけど、その分根性でカバーして、中学の頃は校内の水泳大会では平泳ぎ100メートルに出ていた。「体操やってるから飛込みがすごくきれいだね」って級友たちに褒められては得意になっていた。
そうだ、平泳ぎをして、いつかもう一度飛び込みができるようになりたい!
とっさに思った。
何年も前、S条の姪が小学生だった頃、近くのスイミング教室に送り迎えがてら見学にいったときのことも思い出した。何人かいたインストラクターたちが、男女ともにそりゃぁ見事なプロポーションで惚れ惚れしたものだ。「水泳は全身運動だから、ダイエットに最適」と聞いたこともある。
そうだ、水泳だ。
人間、子どもの頃好きだったものは、ずっと多分すきなのだ、というのが持論である。
が、しかし、何十年も水に入ってなかった人間が、いきなり泳いで心臓麻痺でも起こしたら困るから、まずはアクアビクスで水に親しんでからにしよう。
と思った私は、中に入っての見学を進めてくれたおばちゃんに感謝しつつ(今でも思うがあの時声をかけてもらわなかったら、私は永久に水の中に入ることはなかった)、もうすぐにもアクアビクスをやることに決めて、水着と水泳関係の本を二冊、通販で注文してしまった。水着は持ってなかったので買うのは当然としても(逆に言うと水着なんて高いもの、買ってしまってから辞めるのはもったいないため、買うのはよほど決心してから、と固く決めていたのだ)、水泳の本を買うのが私らしいでしょ? ←なんでも理論付けをしたがる人。
ひとつは「カラダは水中運動でよみがえる」(写真)―水遊びのノリでちょうどいい-歩くだけでも全身に効いてくる、というもの。おっ、おーっ!なんか、読んでるだけで痩せそうな気がしてくる・笑。
もう一冊は『体脂肪を燃やすゆったりスイミング』。こっちのほうはおいおい読もう。
が、実は私、フラもけっこうヤル気で『フラダンスのはじめ』という本も買ってあったのだ。太っていても、何歳でも、大丈夫。といううたい文句に誘われて・・・ええい、ムダになったじゃないか。どーしてくれる?笑。ま、やりたくなったら、いつでもできるか。うちもう一冊は、『セロトニン脳トレーニング』といって、これが不足するとうつ病になると言われている脳内物質「セロトニン」を活性化させるという呼吸法、歌、ドラムサークル、フラダンスなどの8つのトレーニングを紹介するもので、へーぇ、フラもいいんだぁーと思って買ったのだが、こちらの方は他にも活用できるので、いーんだけどさ。
そうそう、もうひとつ決め手になったのは、フラは夜だけどアクアは午前中だったことだ。午後出勤で9時半まで仕事の私は、基本的に夜のレッスンはしたくない。午前中は自由時間なので誰に気兼ねすることもなく、好きなことができるのだ。なので、習い事も午前中のクラスというのがほとんど必須条件といってもいい。
で、肝心の、やってみてどうだったかというと・・・
うーん、楽しい。気持ちいい。
水の中が、こんなに気持ちよかったなんて。
なんつーか、ゆったりとした、開放された気分になる。
やっていることもとても簡単な運動なので、ついていけなくて困ることはない。水の中だから体形とか見えないし、周りは60代くらいの孫がいるようなおばちゃんが中心で(50代くらいの人もいるけど)、そういう意味でも気楽である。(自分と同世代とか少し若い人がいるとつい対抗心を燃やしてしまうタイプなので(^^;)
けっこう体格のよろしい方もちらほらいらっしゃるので、ダイエットに効くかどうかは、ちょっとギモンなんですけど・・・
でも、60過ぎてアクアなんてやっていらっしゃる方たちは若々しく、生き生きとしていて、お洒落さんも多いので、こんな風に私も年を重ねていけたら、と思えるのもまたいい。
そうそう、水温ですがね、初めてプールに入ったのは5月20日だったんだけど、寒いのなんのって。おばちゃんたちは「今度の先生は若いからキツイわぁー。汗かいちゃった」とか言ってるけど、ごじょーだん、汗どころか、私、寒いんですけど・・・。すぐトイレ行きたくなるし、肩は冷えるし、アクアは楽しかったんだけど、これじゃぁとてもやっていけないわ、と思った私は、急いでミズノのオンラインショップで袖のある水着を探したのでした。
ところで、実はその日着ていた水着も、そこまで来るのに色々語ると長い裏話がある。
つまり、それ以外では全く着ることがない、それを辞めてしまった今では、持っていても無用の長物なのだが、処分するにはあまりにも惜しい(高価で、しかもどれもみな気に入っているため)エアロと、特にバレエのほうは好きで集めたものすごーく沢山持ってるウエアがチェスト一杯もあって、もったいないなー、こんなにそろえなきゃよかったと後悔しているため、水着を買うのにはものすごく慎重であったのだ。
まず、絶対にやるという固い決心をすることが絶対条件で、次にいつやめてもいいようにとセシールで安い水着を注文した。そのとき、自分は冷え性なのでスパッツは5分丈(足を見せたくないというのもある)、上着は袖があるほうがいいだろう、と思ったが、ゆくゆくは泳ぎたいから、泳ぐのに袖は邪魔だろう、とさんざん迷って袖なしの5分丈セパレーツの水着を選んだのだった。
ところが届いてみたら、余裕を見て大きめのサイズを頼んだせいもあり、おなかのところに服のたるみができて、なんともみっともない。しかも動くとおなかが見えそうで不安だった。うーむ、デブで特におなかが出ている人にはセパレーツって不向きだわ、と発見。しかも、いかにも安物って感じでデザインなどもイマイチなのであった。
で、もうワンサイズ下と交換するのではなく、まるっきり返品にして、今度はベルメゾンのスポーツカタログで、ナイキの5分丈ワンピースタイプの袖なし水着というのを捜し出し、チャコールにピンクのラインが入っていて可愛かったし、80歳まで泳ぐとしたらあと30年も使えるのだから、高価でもデザインがよくて気に入った水着で泳ぎたい、そのほうが着ていてもやるのにも楽しいわ、と購入した水着であった。あとから、横のピンクのラインはけっこう太って見えるなぁと発見したのだが・涙、でもまあ、かなり気に入っていた水着だったのだ。(そのプールはスイムキャップの着用義務があったのだが、ベルメゾンには気に入ったのがなかったのでミズノのオンラインショップでチャコールのロングヘア用というキャップを購入した)
それなのに、やはり肩丸出しの袖なし水着は・・・寒くて耐えられないのだ。
来週のアクアまで間に合うかしら?と思い探していると、袖のあるタイプの5分丈のオールインワンで在庫はそれ一着しかない、すごくカッコいいやつ(やはりチャコールにピンクのラインが入っている)があったのでさっそく注文。すぐに届いたのだが、な、なんとぉー! 着てみたら裏地にパワーネットが貼ってあるせいもあるのか、キツイのなんのって。なんか、破れそうであった・汗。これじゃあだめだわ、と仕方なく、泣く泣くそれを返品し、もうワンサイズ大きい、その名も「保温水着」というのがあったので、これだ! と思って頼んでみた。これも一着しかないのを滑り込みセーフでゲット。ちょっとオバサンぽいデザインだが確かに着てみたら生地が厚くてとても温かい。詰襟がついている袖つきの5分丈セパレーツで、襟と袖がついているというだけでかなり冷えから守ってくれそうだった。しかも、今まで持っていたのと交互に着てみたら、こっちのがそんなに太って見えないではないか。気になるおなかもこの水着だと心配なさそうだった。
やっぱスイムのブランド、ミズノはちがうわぁー、と感心する。
それにしても、5月でこんなに冷えるなんて、やっぱ冷え症にプールは不向きだわ、もー、真冬になったらゼッタイ休会するわ。で保温水着でもまだ寒くなったら、上に長袖のラッシュガードと8分丈のスパッツをはくわ、とか思ってまだそんな季節になってないのに(つーか、これから夏になるんでしょーが・笑)、あれやこれやPCとにらめっこして考えをめぐらす私・・・アホである。

だけども、やっとそれが届いた2週間後には温かくなって、前の水着でも全然問題なくなったんだけどさ・笑。(保温水着は、また、寒くなったら着ます)
とゆーわけで色々ありましたが、用事で2回ほど休んだ以外はがんばって毎回通っている。ほんとに、楽しいのだ。アクアの始まる前や後に、プールを歩くだけでも楽しいし気持ちいい。水の中がこんなに気持ちよかったなんて、知らなかった!もちろん、急に痩せることはないのだが

私、これからは草刈民代改め、北島康介を目指します・笑。
(だがよく考えたら、町民プールで飛び込みは禁止されてるんとちゃう?)