見てきちゃいました!
「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」
今年初めての劇場での映画鑑賞。
トム・ホランドのスパイダーマンシリーズの最終章です。
スパイダーマンって、他のマーベル作品に比べると、高校生の青春物語という要素が強く、
どちらかというと、お子ちゃま向きだなあと思っていたので、今回の「スパイダーマン」はスルーしてたんですね。
ところが、
いつも映画の話で盛り上がる美容室で、
「トム・ホランドよかったですよ~ あたしもうトム・ホランドに惚れちゃいました~」
と若い美容師がいうもんでね、
なになに、そんなら見てみようじゃないのと出かけて行ったのです。
そしたら、ほんとに、トム・ホランドが良かった。
もちろんその前にトム・ホランド主演の「スパイダーマン」
「スパイダーマン/カミング・ホーム」
「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」
の2作を見ておくのも忘れなかった。
つい昨日、Netflixで「スパイダーマン・ファー・フロム・ホーム」を見たばかりなので、
のっけからミステリオが登場し、
「スパイダーマンの正体はピーター・パーカーだ!」
と正体を明かしたので、
あら、夕べの続きじゃないのと、すぐさま映画の世界にハマりこんじゃいました。
ストーリー展開は前作(トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールドのスパイダーマン)
と似ています。
(地味で目立たない高校生ピーター・パーカーがヒーローになる話)
今回も、トム・ホランドのスパイダーマンはおバカな高校生そのもので、前半はかなり笑える。
そのおバカな高校生がヒーローになることで、人間として成長していくという、
王道の成長物語に仕上がっています。
ガールフレンドのMJ、そして親友ネッドは、「ハリー・ポッター」のロンやハーマイオニーのように、どこまでもピーターの味方でいてくれます。
しかも、今回、ピーターの後ろにおひけえなすっているのは、アベンジャーズ。
サノスに消されたヒーローたちが、再び戻ってきた直後の世界で、アイアンマンであるトニー・スタークは死んでしまい、アベンジャーズもまだ完全には復活していない、そういう時期のお話、という設定です。
今回大活躍したのは、ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)。
それに、マルチバース(平行世界)から、いろんなヴィランだの別バージョンのスパイダーマンがやってきて大活躍。
ドクター・オクトパスやら、グリーン・ゴブリンやら、トカゲ男やら、なつかしいヴィランたちが登場します。
まるで、トッピング全部乗せの巨大ピザみたいな、てんこ盛り大盤振る舞い映画になってます。
CG使いまくりだけど、世界観が面白く、2時間半の映画を一秒たりとも目をそらすことなく、
トイレも我慢して、最後の最後までスクリーンに釘付け。
これ以上書くとネタバレになるのでやめますが、
ちょこっとだけネタバレすると・・
ヴィランたちをFIXする(治療する)のだとピーターは言うのですが、
FIXって何だろうねと思った。アメリカの正義って、世界をFIXすることなのか?
(エンドロールの後におまけがあるのはアベンジャーズのお約束。でも今回はもう一つおまけがあるので、絶対最後まで席を立たないように)
劇場内が明るくなり、
人々が三々五々席を立ち、コートを着て、
「面白かったね」とささやきあう声を聴きながら、
私自身も、
「ああ、面白かった!」
と大満足のため息ついて劇場を後にしたのでした。
映画館の外に出てみると、すでに5時を回っていたのにあたりはまだ薄明るく、
一月のあわただしい日没とは違って、ゆっくりとした夕方の光景が広がっていました。
春間近の夕暮れもよいなあ~(まだ冬だけど)
と勝手に思いながら駅までの道を歩きました。
これは絶対劇場で観るべし、よ。