暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

てぃだかんかん/海とサンゴと小さな奇跡

2018年02月07日 22時01分40秒 | 邦画>★★
2010年/邦/李闘士男監督/岡村隆史 松雪泰子 吉沢悠 伊藤明賢 赤堀雅秋 國村隼 渡部篤郎 原田美枝子 児玉絹世 金城琉斗 比嘉奈菜子
2018年1月3日 TOKYO MX沖縄映画祭

【あらすじ】
金城健司(岡村)は、幼少期から海バカだった。長じて何をやっても半端なぼんくらになるが、就職先の名古屋から幼馴染の由莉(松雪)を伴い帰省。結婚する。
珊瑚バーを開店して成功させ、二児(金城、比嘉)に恵まれ借金も返済した。だが沖縄の海に生きる珊瑚が、危機に瀕している状況を目の当たりにして一念発起する。健司は珊瑚バーを手放し、珊瑚の養殖を始めた。
養殖自体は、難なく成功する。が、移植するとなると問題が山積した。漁協の反対、海洋生物学者らからの否定、挙句出資詐欺に遭いまたしても借金を背負う羽目に。そんな折持ち上がった、沖縄海洋開発の事業計画による助成金バナシ。出資金は莫大だが、開発に手を貸していいものやら。果たして健司は、珊瑚移植を成功させ、産卵までこぎつけることができるのか…!?


「最強のふたり」「イミテーション・ゲーム」と実話モノが続くが、これもまた実話ベース。
沖縄珊瑚移植のハナシはなんとなく知ってはいたが、こういう夫婦愛が裏にあったんですねえ。いや、演出だろうとは思うけど。
ご陽気なタイトルとは裏腹に、出資詐欺以降のウツ展開が結構深刻です。
私自身の見解としては、健司を凹ませた学者先生のご意見に賛同なんですわ。そんな、安直にやっていいもん? 生態系を甘く見てはいけない。健司の言に「森の木が枯れたら、植林するでしょ?」というのがあったが、無造作に単一種を植えて現状問題にもなっているわけだし。
しかして時代は下りました。サイエンスZERO「遺伝子解析でサンゴを救え!」(2017年2月19日放送)珊瑚の未来は明るい…!?
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