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三人の名付け親 3 GODFATHERS

2013年08月03日 21時18分59秒 | 洋画>★★
1949年/米/ジョン・フォード監督/ジョン・ウェイン ハリー・ケイリーJr. ペドロ・アルメンダリス ワード・ボンド
2013年7月14日 TOKYO MXシアター092

【あらすじ】
ボブ(ウェイン)、キッド(ケイリー)、ピート(アルメンダリス)の三人は、銀行強盗をするためアリゾナにやってきた。
強盗は成功した(のかなあ?)が、保安官スウィート(ボンド)は付近の水場を押さえて彼らを追い詰めた。
肩を負傷したキッドを連れて、砂嵐で馬に逃げられ、フラフラで水場に辿り着いたご一行。しかしそこの水は涸れていた。そして、馬車に置き去られた妊婦がいた。サボテンから水を取り、赤ん坊を取り上げることに成功した3人。妊婦は助からなかったが、3人の名前を付けて彼女は赤ん坊を託した。
男たちの世話で、赤ん坊は砂漠を渡ることになった。水はもちろん、体力も底をついた3人。果たして無事、街に辿り着くことはできるのか…!?


シアター092プレゼンツ、ジョン・フォード×ジョン・ウェインの第2弾。聖書における東方の三賢者をウェスタン設定で描いた、暑苦しくも喉の渇く作品。
野郎3人が赤ん坊を託されて四苦八苦しながらも母性本能(?)に目覚めていくという展開に、「スリーメン&ベビー」「プロジェクトBB」を連想させられる。と思ったら、何のことはない2作とも今作が元ネタなんだとか。更に「東京ゴッドファーザーズ」はもっとあからさまで、タイトルも原題から引用しているし、時期もクリスマスに合わせていた。
ジョン・フォードはこのネタが好きなようで、1919年の「恵みの光」を皮切りに、今作を含み計5回も作品化しているらしい。冒頭「ハリー・ケリーに捧ぐ」とテロップが出るが、この<ハリー・ケリー>とは「恵みの光」の時の主演男優で、今作ではジュニアがキッド役として起用されている。これ以降、ジュニアはジョン・フォード作品の常連となるそうな。「黄色いリボン」にも出てた。以上、ウィキペディアさんからの豆知識でした。超どうでもいい。
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