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GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL

2008年08月01日 23時05分41秒 | 邦画>★★
1995年/邦(アニメ)/押井守監督/声:田中敦子 大塚明夫 山寺宏一 家弓家正
2008年7月28日 日テレ月曜映画

【ネタバレあらすじ】
プロジェクト2501で外務省は情報工作プログラムを作る。しかしそれはネットの海で独自のゴーストを発生させる。外務省プログラマーはバグとしてそれをネットから隔離するが、隔離されたプログラムは人形使いと呼ばれるハッカーになっていく。
あせった外務省は人形使いを回収しようと躍起になり、真相を隠して9課を巻き込む。そんな中、外務省の依頼で、草薙は2501のプログラマーの亡命を阻止する。
次に通訳にハッキングしようとしたた人形使いの行方を追跡するが、捕獲できたのは操られたダミーでしかなかった。
その後人形使いはネットの中に追い込まれ、義体製造社にハッキングして義体を自ら製造、その中に入る。義体はトラックに破壊され9課へ収監される。そこへ外務省から部長と研究者がやって来る。ところが彼らは三人の光学迷彩で透明化した兵士を伴っていた。外務省は義体の中には人形使いがいることを告げ、義体の引渡しを要求。その時義体の中の人形使いは自己起動し「生命体」として亡命を要求する。
これを見た透明兵士達は義体を奪って逃走、旧市街の廃屋に逃げ込み、戦車で義体を死守しようとする。草薙は単身戦車と対決、ぼろぼろになりながら間一髪でバトーに救出される。その場で草薙は人形使いにダイブ、人形使いの狙いは、似た者同士である草薙と融合し、自らは死にながら子孫を残すことで進化、より強力にネット界に存在できる本物の生命体になることだった。
融合することで自分自身がなくなることを危惧する草薙だったが、人形使いから「人は絶えず変化するし、自分自身であろうとする執着は自分自身を制約するものだ」と口説かれ融合を承諾。
融合直後、情報工作の暴露を恐れる外務省の武装ヘリに二人の義体は破壊されるが、草薙の脳殻はバトーがかろうじて確保、20時間後に自宅で少女の義体に再生させる。
生命意識の上部構造にシフトした草薙はバトーの「ここに残れ」という誘いを拒み、広大なネットの海へと向かっていく。

(みんなのシネマレビュー様<マンフロント>様コメントより引用)

オイオイ、「イノセンス」の前にあるんじゃねーかよ、こういう大事なエピソードがよ。完全に続き物じゃねーのよ。アタシにゃここまであらすじを噛み砕いてくれないと、よう分からんわ。ありがとう!マンフロント様。
そんで感想ですが。
正直言って糞退屈。インターネット社会を予言した、未来シミュレーションな訳よな。これがどこまで士郎正宗で、どこから押井守なのか、その辺は原作に興味がないので分からない。
ただね、私のような子供回路脳の人間には難し過ぎる。光学迷彩とか、レイバー型戦車とか、そーいうのには惹かれるのよ。
しかし如何せん、キャラクターに魅力がなくて。主人公は半ロボの女性戦闘員(と書くと語弊があるか)なのだが、色気がなさ過ぎる。<色気不要>が押井の言い分なのかもしれないが、見る側としては折角のアニメなんだから美しさを求めたい。キューティーハニーとまでは行かなくとも、クシャナ姫くらいの美しさは欲しい。
男キャラに美しさは求めないが、捻りがなさ過ぎとは思わないか。トグサの立ち位置とかも、よく分からないもの。
押井のやり方ってのは、プロットとシナリオ構築で「どうだ、凄いだろ!」って傲慢な作り。それで満足できる人たちからは、確かに絶大な支持を受けてはいるが。
漫画・アニメに求めているのは、そういうことじゃないんだ。もっとキュートで、もっと愛らしく、そしてあっと言わせるスクリーニング、アニメじゃないと出来ない<何か>が欲しい。
ま、私の趣味ですけどね。
新作「スカイ・クロラ」も、予告から既に詰まんない。今度はメメント・モリかよ~。
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