暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

平成狸合戦ぽんぽこ

2006年11月10日 23時36分22秒 | 邦画>★★★
1994年/日/高畑勲監督・脚本/古今亭志ん朝 柳家小さん 清川虹子 芦屋雁之助 三木のり平
2006年11月10日 日テレ金曜ロードショー

【あらすじ】
舞台は昭和30年代、開発が始まった多摩地域。住処を追われ、行き場を失いつつあったタヌキたちが、人間相手に妖術で反撃を開始した!

スタジオジブリ凋落一歩手前にある作品。<イイ>ような<ダメ>なような…という微妙な作品ではあるが、この後の「もののけ姫」以降はほんとに「???」なタレント志向の嫌な方向に転落する。「もののけ」「千と千尋」「ハウル」の1995年以降の宮崎大作が名作と呼ばれるが、この3作と「ぽんぽこ」を比べたら私は一も二もなく「ぽんぽこ」に軍配を挙げる。
なにしろ声優陣にセンスがある。野々村、石田、海老名が平均点を大幅に下げているものの、志ん朝のナレーションは素晴らし過ぎるだろ!
以前観たのは10年くらい前で、まだ私の中で落語ブームも燻っていた時期だった。かなり当時は興奮したよね。しかし落協選手ばかりというのはイカン。寄席じゃないんだから、こういう舞台では競演させましょうよ!立川とか、大阪とか講談浪曲も入れてさ!(若竹はどうした)

ところで、昨今東京では都心部にまで狸が出没するようになったらしい。と、NHKの「ダーウィンが来た!」で紹介していた。どっこい生きてる、街の中!
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