駆け下りる御嶽山の紅葉-2

2009-10-06 | ◆山・ドライブ・散歩

▲多分この辺が八合目の紅葉ポイントだと思いますが、ナナカマドの赤味はやや褪せていた…


▲小さな谷沿いにナナカマドが多い。 右奥に開田の村が見えます

結局、ペース云々と書きましたが、体調を崩したのは根本的に
自分の体力の無さから来ているんでしょう。 情けない…
八合目に着いてからも胃が気持ち悪くて、何も口に出来ませんでした。
バックの中に正露丸のあるのを思い出し、すぐに飲んむと、
あっと言う間に二度もどしてしまった。
しょうがないので、イス代わりに置いてあった材木の上で横になり1時間ほどウトウトする。
すると、少しずつ胃の回復が感じられたので、少しだけおにぎりとフル-ツを口にする。
まだ足元はおぼつかないが、寝てばかりも居られないので紅葉の写真を撮りに出かける。

八合目付近の紅葉は頂上へ向かう道より、三の池に向かう道の途中が綺麗なので、
山の斜面沿いを北方向へ、往復2時間ほど写真を撮りながらゆっくり歩く。

小屋から10数分も歩くと、頂上の方から小さな谷に沿って駆け下りて来る紅葉が見えてきた。
もう登山道より上のナナカマドは赤味の艶が落ちている気がした。
道沿いのナナカマドも葉を散らしている木も少なくなかったので、
見頃の紅葉は八合目より下に移りつつあるのかもしれないと思った。


▲左/八合目小屋付近から 右/八合目やや下の紅葉


▲右上下/三の池近くの紅葉


▲三の池下付近に駆け下りる紅葉

という事で、本当の見頃は3~4日前だったかもしれないが、
ほとんどピンポイントの日を天気も予定も考慮して来るのは不可能で、
この快晴の中で数日のズレで見られたのは、結構ラッキーだったと思います。
後、この時期は台風が来ている事も多く、紅葉する前に台風に葉を全て飛ばされて、
まるで紅葉にお目にかかれないアンラッキーな年もありますから、
苦しんでも、登ってきた価値は十分ありました。

そんな訳で、気持ち良い風景の中を歩いている内に気分も回復してきて、
身体の疲れとは反比例して、爽快な気持ちになってきました。
まだ、里や街に紅葉が下りて来るのはしばらく時間がかかりますが、
3000m近くの場所から駆け下りて来る紅葉を、一足早く楽しめ、
結果的には十分にリフレッシュ出来る山行でした。

八合目の小屋に戻り、少々休んでから再び六合目の駐車場まで
転ばないよう気をつけ(笑)、後はなんとか無事帰りました。


▲開田村西野地区


▲上/木曽駒ヶ岳&宝剣岳 下/乗鞍岳 右奥に穂高




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