青空百景/DVD「東京原発」

2011-10-22 | ◆空と映画とスタジアムと…


某ブロガーの紹介文を読みすぐに借りてきましたが
メチャクチャおもしろかったです。
こんな今だからこそ再上映か
TV放映をぜひして欲しい作品ですね。
フクシマ以降の今観ると、原発に関する一言一言が
本当に身にしみて感じられます。

話は東京都知事(役所広司)が都内に原発誘致を
提案するところから始まります。
原発研究者の大学教授を招き都庁会議が開かれますが、
今さらながらに、現在の原発のあり方や、
電力会社のつくるデータのレトリックや矛盾を、
会議を通して分かりやすく知ることが出来ます。
とはいってもタッチはコメディ風仕立てで
笑いと背筋の寒さを同時に感じながらの展開です。

そしてストーリーは都庁内の混乱とは別に、
爆弾マニアの少年による
プルトニューム燃料輸送車のカージャックへと、
予期せぬ事態へ進展して行きます…

この映画が発表されたのは2004年でしたが、
この時期にこれだけはっきり原発に
もの申す映画が撮られていたのにちょっと驚きました。
個人的にはおぼろげにしかこの作品に関する記憶が無くて、
ひょっとして色んな意味で例に漏れず、
電力会社の圧力がかかっていたのかなとか思ってしまいます。
当時の印象の薄さはどう考えても情報量の少なさ、
盛り上がりの無さから来ているとは思いますが…

ただ、ひょっとして当時この作品を観ていても、
問題意識を再認識することはあっても、
それ以上の何かは起きなかった気はします。
ところが当たり前ですが、
これが有事後ではまったくリアリティが
違ってしまうのが怖いところで、
だからこそ今観るべき作品かと思います。

テーマはもちろんですが、俳優も役所広司さんを
囲む役者はくせ者ぞろいで皆さん魅せてくれます。

カージャックまでの展開に若干の強引さはありますが、
それでも脚本はしっかりしていて、
輸送車に仕掛けられた爆弾処理までのハラハラドキドキや、
事が起こった際の対応の拙さに吹き出しちゃいますが、
そんなブラックジョークを交え、
見事なエンターテイメントに仕上がっているのに拍手です!
特に爆弾処理後の都知事の一言は、
当たり前の一言ですがこれも今聞くと、
当時の原発に対する認識や日本人を最大限に皮肉っていて、
尚かつフクシマを示唆していたかのようで
ぞっとさせられます!!

オマケですが、原発に限らず有事の際の対応は
キッチリとまでは言わないが、
あたふたしない程度の対策くらいは、
最低限、国が考えていて欲しいものですね…現実的に。

「東京原発」オフィシャルサイト

コメント

連覇達成!!ドラゴンズ

2011-10-19 | ◆空と映画とスタジアムと…


正直嬉しいけど、こんなシーズンは
本当は勝っちゃダメでしょう…

今年のドラゴンズは序盤・中盤戦と
ケガ人やクリーンナップ攻撃陣の不調で、
競り合った試合はことごとく落としていた様な気がします。
例年なら先制した1・2点を投手陣で守り切って、
確実に勝ち星を拾って行くチームが、
今年は全く逆で先取点を取られると、
不調のクリーンナップは追いつけぬまま、
ことごとく逃げ切られていた気がします。
おまけにヤクルトに10ゲームも差をつけられれば、
諦めるのが普通でしょう…

そんな不調のドラゴンズでも投手陣の層の厚さが、
最後までチームを支え、耐えに耐えてくれたのが、
この歓喜の結果を引き込んだのだと思います。
その中でもセットアッパーで時には押さえにもまわった、
浅尾キュンの働きは確実にMVPでしょうね!!

投手陣が最後まで踏ん張り続けてくれたお陰で、
チームはどん底まで落ちる事無く、
最後に優勝挑戦権を獲得することが出来ました。
そして、終盤にやっと戻ってきたブランコ、井端。
終盤でやっと不調を抜けた和田、森野と、
ドラゴンズの選手が本来のフルメンバーで、
本来の力で戦える状態になったのが本当に終盤戦(9・10月)で、
その終盤の戦いだけで、
一気に優勝を決めた様なシーズンだったと思います。

昨年のジャイアンツ、今年のスワローズと
終盤で力尽きてくれたお陰でドラゴンズの2連覇となりましたが、
都合良く考えれば底力のあるチームという事でしょうか?!
ここまで来たら、もうCS&日本シリーズと
このまま一気に駆け抜け、今年も気持ち良く
締めくくってくれるのを願うばかりです。

オマケですがこれで今年もJリーグ=グランパス、
Fリーグ=オーシャンズと名古屋の完全制覇か!
ウフフッ!!!
全国の皆さんゴメンナサイ!!


コメント (2)

秋の休日スケッチ

2011-10-11 | ◆Photo Diary











コメント

ありがとう…Steve Jobs

2011-10-06 | ◆気になるコト・モノ・ヒト


なんだか漠然とは思っていたが、
こんな日が来るのを考えたくなかったし、
考えもしなかった…

外国の一経営者に対してこんな想いを抱くことは、
この人以外には無かったし、今後も無いと思う。
それほどこの人から受けた生活への影響、
製品から受けるメッセージの強さは強烈でした。

仕事で最初にAppleの製品を使い始めたとき(1989年)は、
まだJobsをそれほど意識はしていませんでしたが、
Appleが創ったMachintosh IIcとAdobe Illustrator&
Photoshopのカップリングは最高で、
完全に時代が変わるのを感じさせてくれました。

僕がAppleを知る4年程前に、
創業者であったJobsは、すでにAppleの経営混乱の責任を負わされ、
追い出されるようにAppleを去っていました(1985年)。
Jobsを追い出したAppleは、
デザインや音楽業界のデジタル化を達成しながらも、
やがて暗黒時代に突入し、常に身売り話が尽きませんでした。
作る製品の性能もデザインも中途半端で、方向性は定まらず、
当時は常に「何か変だぞApple」と思っていましたし、
他企業に買い取られるのも時間の問題かという感じでした。

そんなドタバタを数年間繰り返し、
OS開発でもつまずいていたAppleは、
「NeXT」OSで独自のコピュータを開発していたJobsに声をかけ、
危機的状況打開のため「NeXT」OSを手みやげに
再びJobsを呼び戻す(1997年)ことを決めます。

ここからのAppleはJobsの独壇場で、
役員の人事や体制を自分よりに固め、製品の整理を行うとともに、
復帰翌年には第一弾のヒット商品「iMac」を発表する。
「iMac」の発売はインターネットの普及というタイミングとシンクロし、
社会現象になる程のヒット商品になったのは
つい先日のように思い出されます。

その後のJobs Appleの活躍は皆さんもご存知のように、
「iPod」・「iPhone」・「iPad」の開発・発表と続いていきます。

Jobsの尊敬出来るところは、
先を見る眼力と思い切りの良さですね(ブレない心)!
商品開発も独自の技術に大きく頼るより、
他社の技術でも今ある良いものを集めて、
コンポーネントで独自の魅力的な商品に創り上げる才能です!
更に今あるヒット商品や技術でも、切り替える時は思いっきり良く、
切り捨てるのも思いっきり…という感じでしょうか?
もちろんApple伝統の使いやすさが基本にあっての事ですが…

デザインでは特に思いっきりの良さが表現されていますね。
必要最低限の意匠で質感を大事にするデザインは
色んなところで参考にして欲しいポイントです!

ということで仕事でも、日常生活でも、
意識せずとも深く関わりを持ってきたものが、
Jobsの精神が創ったApple製品です。

Jobsが居なくなったAppleがちょっと心配ですが、
Jobsの精神を受け継いだ開発者が多く生まれる事を願い、
これまでのJobsの素敵な作品に巡り会えたことを感謝し、
合掌…

闘病で疲れた身体をどうか天国でゆっくり休めてください…

コメント (2)

秋用タイトル画像

2011-10-02 | ◆Illustration


少しだけ遅れましたが、今回も何とかタイトル画変更出来ました。
またどこかから元絵は拾ってきましたが、まっOKでしょう(苦笑)。

とっ、一安心するのは良いけど、十月といえば
今年ももう残すところ三月かと思うと、
月日の流れにただただ唖然とするばかりです…
もう数日?もすると本屋の入口近くには年賀状本が並び、
気分は年末に向かってまっしぐら…と、いつものパターンに
心は沈みがちになりそうで疲れます…トホホ


コメント