【17248】060:影 前になり後になりつつ二羽のカモ水面にゆるる花影の中(柳子)
川岸から水面を覆うように桜が咲き乱れる下を、ふと見やれば番のカモが「前になり後になりつつ」、水面に映る「花影」が揺れる中をゆっくりと泳いでいる。
情景がありありと目に浮かびます。この春、同じような情景をぼくも黄昏時の神田川で見たので、まるでぼくが自分で詠ったかのような既視感(デジャ・ヴュ)がありました。もちろんこんな風には詠えなかったのですが。
【17247】 059:十字 仄明く木の下陰にびっしりと十字に咲(ひら)くどくだみの花(柳子)
これも上の歌と同じような不思議な感覚で読みました。
ドクダミの花はぼくもいくつか詠みましたが、「仄明く」「咲(ひら)く」という表現は浮かびませんでした。なるほどぴったりの表現ですね。ぼくもこんな風に詠えたらと思いました。
【17241】 066:消 つぎつぎに生れては消ゆる言の葉とはぐれぬやうにメモ帳を持つ(中澤あけみ)
わかります。この気持ち。でも、この「言の葉とはぐれぬやうに」という表現が新鮮なんですね。もしこれが「言の葉を忘れぬやうに」だったら、とても歌にはなりませんでした。たったひとつの言葉の使い方で歌になったりならなかったり、それがよくわかりました。
川岸から水面を覆うように桜が咲き乱れる下を、ふと見やれば番のカモが「前になり後になりつつ」、水面に映る「花影」が揺れる中をゆっくりと泳いでいる。
情景がありありと目に浮かびます。この春、同じような情景をぼくも黄昏時の神田川で見たので、まるでぼくが自分で詠ったかのような既視感(デジャ・ヴュ)がありました。もちろんこんな風には詠えなかったのですが。
【17247】 059:十字 仄明く木の下陰にびっしりと十字に咲(ひら)くどくだみの花(柳子)
これも上の歌と同じような不思議な感覚で読みました。
ドクダミの花はぼくもいくつか詠みましたが、「仄明く」「咲(ひら)く」という表現は浮かびませんでした。なるほどぴったりの表現ですね。ぼくもこんな風に詠えたらと思いました。
【17241】 066:消 つぎつぎに生れては消ゆる言の葉とはぐれぬやうにメモ帳を持つ(中澤あけみ)
わかります。この気持ち。でも、この「言の葉とはぐれぬやうに」という表現が新鮮なんですね。もしこれが「言の葉を忘れぬやうに」だったら、とても歌にはなりませんでした。たったひとつの言葉の使い方で歌になったりならなかったり、それがよくわかりました。
歌をとりあげていただきありがとうございます。何度かこちらにはおじゃましたことがあります。
最近はずーっと足踏み状態で投稿しておりませんでしたので、久しぶりの投稿で取り上げていただきほんとにうれしいです。
がんばって作らねばという気持ちになりました。また遊びにきますね。
ようこそ。
既に何回かご訪問いただいたとか。
ありがとうございます。
ぜひ、いい歌をどんどん作ってください。
楽しみにしています。