暮から正月は、家族や友人たちと連日のように集まって、盛大に飲み、食べ、語り、笑って過ごした。
おまけに、甥っ子からA型インフルエンザの<落とし玉>までもらってしまったので、とても走る余裕などはなかった。
幸い、医者の義妹からもらったタミフルが効き、インフルエンザは微熱と肩こり、倦怠感程度で済んだので、やっと昨夕走ることができた。
本当なら、1981年1月5日前後に初めてジョギングを始めてからちょうど30年目の、記念すべき走り初めのはずであった。
暮にジョギングシューズなども買い替え、心ひそかに15キロかあわよくば20キロを走って、吾がジョギング歴30年を飾るつもりであったのだ。
が、その夢はあっさりついえた。
何といっても、毎夜飲んだくれたことと、やはりインフルエンザの影響であろう、走り始めてみれば体は重く、とても不忍池に向うどころではない。
新靴も馴染まないし、近所の1周1.3キロコースをヨタヨタと1周走っては入念にストレッチをして、ようやく4周5.2キロを走っただけで終わりにした。
実に情けない走り初め5.2キロではあった。
ま、これもまた人生。
ここから再出発するしかない。
何回か走るうちに、また10キロを走る調子が戻るだろう。
1月は15キロを目指そうと思っていたが、しばらくおあずけである。