長梅雨の影響でぶどうが不作、
台風はデカくて、コロナ禍は続く。。。
どうにもならない2020年ですが、耐えています。
いつか笑って話せる日が来る、と信じて生きてます。
高校の歴史の授業で
歴史は繰り返す、物事の解決のヒントは歴史にある
だから歴史を知るのは大事なんだよ、と教わりました。
そこで、週末はこちらを読みました💁♀️
仲田道弘 著「日本ワインの夜明け」
楽天ブックスでお取り寄せしました!便利な世の中ですね。
明治時代のワイン造りを奔走した人にそって書かれています
私も高野正誠や川上善兵衛など知ってはいますが
横の繋がりや誰の影響を受けているなど時系列で読めたのは
大変勉強になりました。
この系譜、マジ欲しかった! 年表もすっごく嬉しい資料😆
お客さんにワインの紹介をする時、
歴史を織り込むと、とても喜んで貰えます。
この本のおかげで、説明がしやすくなりました!
あくまで私の私見ですが
明治時代の人がワインをもっと造りたいと思ったのは
お酒をぶどうで作れば、お米でお酒を作らなくてよくなる
つまり、
田んぼは全て食べるお米にしたい!と考えたのでは?
と思っています。
ぶどうは水分が少ない土地や傾斜地でも作れるしね。
勝沼の人達が「ぶどうでお酒が造れる」と知った時の驚きは
凄かったのではないでしょうか。
明治時代でも初めは国策でワイン造りは奨励されます。
ところが推進していた大久保利通が亡くなってしまい
計画が消えてしまうのですが、山梨ではワインが造られ続けます。
読んでいて、次から次へと起こる苦難に
よく造り続けたな、と感心してしまいます。
ちなみに本の10ページ目に
明治維新の前に横浜港が開港したと同時に
山梨の篠原忠右衛門が横浜に「甲州屋」を開いている、という
くだりの時点で勝手に親近感を持って読み続けました。笑。
令和の時代も山梨のワインについては
神楽坂の「甲州屋」がきっかけになってくれれば嬉しい😆😆😆ですね!
今、コロナ禍で本当に大変です。
でも、明治時代の人たちに勇気を貰った気分です✨✨
著者の仲田さんは元山梨県庁の人で、漫画「美味しんぼ」にも登場する
山梨のワイン産業には無くてなならない人だと思います。
現在は定年退職されて、作家として頑張ってくださっています。
これからも埋もれてしまいそうな史実を
掘り起こして、読み易く、後世に伝えて欲しいです。
仲田さん、お店にも何度か来てくれてますが、
酔うと電話魔なる陽気なおじさまです。笑。
コロナ禍が落ち着いたら、お会いしてサインを貰おうと思ってます!