神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

ワインの紹介も

2016-06-25 21:02:42 | Weblog
梅雨らしい天気が続いておりますが、体調は如何ですか?


せっかくワイン会をしたので、そのネタ、もう少し引っ張らせてください
今回はワインの説明を少々致します。




当初の計画は甲州屋の定番料理に「2015年のグレイス甲州シリーズを合わせる会」でした。
山梨県内で産地別の味わいを楽しんでもらう企画

ワタシが考えてるお店のコンセプトは「普通」。仕事と家の間にある、いつもの場所。オンとオフの間。
これは特別な場所じゃないから料理も豪華よりは、毎日食べてて大丈夫な惣菜系を作ってます。

甲州ワインはそっと寄り添う優しい味わいで、毎日の晩酌にはもってこいのワイン

その中で、同じ甲州でも葡萄の育った土地で味わいが違うよ!って実感して貰いたかったのです。
勝沼・菱山畑と茅ヶ岳周辺とでは味の印象が違うので、比べると面白いです

ワインだけ飲んで、美味しいね。大根の煮浸し食べて、美味しいね。
ワインと大根を一緒に口に入れたら、スゲー!味が膨らむねーっ! を体感して貰いたかったの。

お客さまの大半は日本ワインマニアみたいな人で、今更何言ってんだ!と言われそうですが、数人の初心者の方の為にね。
ちなみに基本的な山梨の土壌の違いや標高差の説明は船橋さんに丸投げしました。笑。航空写真や土壌見本も用意してくれて、目で見る違いもわかりやすくしてくれました。やるなぁ



ちなみに船橋さんはワインの説明カードや入口の看板やいろいろ小道具を用意してくれてて。やられたなぁ この借りはいつか倍にして返してみせます


グレイスのワイン会をする上で、甲州中心で紹介するなら、垣根仕立て甲州の キュヴェ三澤 明野甲州 を入れないのはウソでしょう? と勝手に思って、大奮発のエントリー

グレイスワインが挑戦し続ける甲州の新しい形を、ぜひ体感して貰いたくて

もちろん、サッとは飲ませません
垣根仕立てで葡萄の実がなるまでの、気の遠くなる様な模索の時期を語らせて頂きました。

勝沼が歴史に支えられた甲州ワインの産地だとしたら、明野は100年先へのチャレンジする産地だと思っています


そして自宅のワインセラーに眠ってた ヴィンテージ甲州 2004 も出しました。

こちらは味の保証が無かったので 直前に開栓して味を見て、まあOK。結構面白い味でしたね。



甲州を熱く語ると、勘違いされる事があるんですが。

甲州ワインを飲まないと! と思っていますが、甲州だけ造ればいい訳ではありません。

シャルドネやメルロの様な、多くの国で造られる品種を育てる事で世界基準の土壌の違いを表現できますし、多品種を育てる事で病害の防止や、栽培方法の工夫も発見できるし、収穫量の減少などにも対応が出来る。

甲州は日本の誇らしい品種ですが、他の品種で日本を表現することも重要なんですよ。と、お伝えさせて頂きました。
甲州屋なので、甲州推しなのは変わらないですが、他の品種も見守っています


長くなりましたが、面白かった夜を振り替えらせて頂きました


しかし、失敗したのは。。。写真撮るの忘れたーッ
船橋さんとのツーショットも撮り忘れたし、お客さんとも記念写真撮ればよかった

仕方ない。また開催したら、来て頂けますか 今度は忘れないワ〜
お願いいたしますっ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする