神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

日本酒みたいって

2014-10-13 23:16:05 | Weblog
台風が近づいて来ましたが明日の朝、起きた時には台風一過となる確率が高いですね。
ワタシの起床時間には絶対晴れてる気がします。

さて前回のブログで「日本酒みたいなワインですね」と言われた話を書きました。
ワタシの個人的見解ですが、これある意味すごいコトですよ。

お店を手伝うようになって日本酒の酒蔵も訪ねました。
そこで気がついたのは日本酒には味のブレがあまり無いというコト。
醸造年が違っても酒の味が大きく変わる事が無い。細かい分析をしたら違うのかもしれないですが、呑んだ印象が大変化する事が無いのです。

酒蔵の杜氏の腕もあると思いますが、使っている水が関係していると思うんですよ。
日本酒の原料はお米ですが、お水もかなり重要な原料でお米よりも割合はずっと多いです。

良い水質だとうまい酒ができる!というコトですが、水質というのは一年でまるっきり変わることはないと思うのです。

何せ雨が降って地中に浸みて、何十年もかかって濾過された水、それが日本酒の原料。一年単位で味が変わる代物ではないのですよ


同じ酒米、同じ酵母、同じ製法で造っても使う水が違うと味わいが変わる訳です。
そこが地酒の良さだと思います。

ウチのお店で扱っている日本酒の酒蔵はそれぞれ水源が違うので、味わいもそれぞれ違うのが楽しい!と思っています。

そこで気がついた

日本酒みたいなワイン。
それは土地の味が生きているワインというコトになるんじゃない⁈



美味しいワインは美味しい葡萄から。と言いますが、ワイン用のぶどうは地中深くに根を延ばして栄養分をガッツリ頂いて、実に凝縮させる工夫をしています。

日本酒の原料である水は、何十年も前に降った雨が地中を染み透り濾過されている。その地下水が原料です。

なんだか通じるモノ、感じませんか?

ワインも同じぶどう品種でも育った土地によって味わいが違います。

日本酒みたいなワイン。
甲州ぶどうで造ったワインはそう表現される事がよくあります。

でもね、それは
土地の味わいが表現されるワイン。に、近づいているんじゃないかと。

海外からぶどうジュースを輸入して造ったワインにはそういう表現は使わないのではないか?と。

まあ、ワタシの個人的見解なんですけどね。


でも、同じぶどうの種類でも土地の違いでワインの味が変わるのは本当です。
いつか試せる機会を作りますね。お楽しみに
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする