魚沼・只見のひめさゆりが咲いているとの情報でかみさんと浅草岳に行こうということになりました。ひめさゆりの咲いている期間は短いですので、梅雨の連日の大雨の中を気象庁の気象観測データ・天気予報と睨めっこして魚沼・只見は10日が昼間(10時~17時)は曇り時々晴れ、前線が30Km/時間で西から東に移動すると予測して決行しました。9日22時過ぎに川崎の町の家を出発して関越高速で小出に向かいます。関越トンネルの前迄は曇りで時折強い雨がぱらぱらと降り路面は濡れていましたが、トンネルの先は土砂降り大雨で湯沢から速度規制の先導車について行きました。あまりの強い雨で様子を見ようと小出の前の大和パーキングに2時前に入り車中で寝袋を出して仮眠しました。10日5時過ぎに起きると雨は上がって曇り空になっていました。R252(只見ライン)を入広瀬に向かうと直ぐに雨になりましたがしばらくすると東に白い太陽が見え西に青空が覗くようになりました。でも、雲が三層になり、上は西から東に、真ん中は南から北に、下は魚沼・只見の山で反転して東から西にと目まぐるしく早く変わって下の黒雲から強い雨が降ってきます。

破間川(あぶるまがわ)に沿った山岳道路・林道を浅草岳に向かいます。本流・沢は濁流状態です。7時前にネヅモチ平駐車場(860m)に着きました。車は18台が既に駐車しており、気温20℃で小雨がぱらついていますが完璧な登山装備をした人達が出発して行きます。登るのを諦めて帰る人達もいます。雲が灰色で低くて霧が出ており見通しが悪く雨がぱらついていますので、安直トレッキングのかみさんとわたしは雨が上がるまで車の中で待って朝食を食べて、9時迄に登るか帰るかを判断をすることにしました。

8時45分に、登ることができる天候状態になったと判断して出発しました。ネヅモチ登山道分岐を過ぎ小さな沢を渡り林道を桜ソネ登山道に向かいます。あさまいちもんじ・・・ちょうやとんぼ・・・が飛んでいます。白崩沢・ヤスノ沢・・・ほか小沢の水量は大目ですが綺麗に澄んでいます。天気が悪くはならないだろうと考えて先に進むことにしました。


桜ソネ登山道(1050m)に入り稜線への上りになります。けっこうきつい傾斜面です。霧が出ており見通しが悪くて周りの山容は全く見えません。登山道の周りはぶな・どうだんつつじ・あじさい・・・などの大原生広葉樹林でのぎらん・しょうじょうばかま・からまつそう・ぎんりょうそうの群落・・・などの草花やひらたけの株がありますが花は少ないです。


急な登道が終わり嘉平与ボッチ(1485m)に出ると、この後は前岳(1568m)そして浅草岳(1586m)迄は高低差の少ない快適な高原遊歩登山道です。気温17℃で風が強くて濃い霧で周りの景色が全く見えないのは残念ですが大自然の中で清楚な草木の花々が綺麗に咲いているのが見えます。ゆりの匂いがすると言いながらかみさんは大喜びで草花を観察しています。
高山植物は最初に小さなあかものが咲いていました。

いろんなものが咲いています。ごぜんたちばなは大群落で咲いています。

今日の目当てのぴんく色のひめさゆりが綺麗に咲いています。でもそろそろ花期は終わりのようです。

さんかよう、きぬがさそうは見つけることができませんでした。にっこうきすげは一輪のみ咲いていました。こばいけいそう・つまとりそう・こいわかがみはちらほら咲いていました。しらねあおいはほぼ咲き終わっていますがところどころに遅咲きが残っています。

草々の間に小さな白いときそうが綺麗に咲いています。

稜線・残雪・池塘で草花を観察しながらゆっくりと浅草岳山頂に向かいます。満ち足りた時間がゆっくりと過ぎていきます。 写真は超望遠で撮っています。




浅草岳山頂に11時40分に着きました。気温16.5℃で強い風が吹き濃い霧が出ていますが寒くはありませんし雨も降ってはいません。でも天候が下り坂(気圧が下降傾向)のように感じられますので、奥の天狗の庭には行かずにここで戻ることにしました。山頂広場横で急いで昼食を食べて、来た登山道を下りはじめました。

幻想的な霧の中であちらこちらにぽつんぽつんとぴんく色のひめさゆりが高山の緑に映えます。登って来てよかったなあと実感するときです。

雪が解けた所から緑が芽生えてきています。雪の解けた稜線に最初に芽吹くいわいちょうの大群落があり白くて毛が生えた花がちらほら咲いています。ところどころにこいわかがみ・ときそう・・・が咲いています。


前岳迄下った所で只見側からぱらぱらぱらとあられが強い風で吹き上げられてきました。二人とも無口になり急いで下りましたが、 桜ソネ登山道は大勢が下りたようでぬかるんでぐじゅぐじゅになり滑ってとても歩き難くなていました。加えて樹林帯に入ると薄暗くなり足元がとても危ない状態になりました。靴・ずぼんは泥だらけです。でも魚沼側に下ってくると日が差して見通しが少し良くなってきて、16時前にネヅモチ平駐車場に戻りました。汗と霧と木々から落ちてきた雫に加えてぬかるみの泥跳ねでびしょびしょになった衣服を全て着換えてすっきり落ち着きました。

林道沿いに流れる破間川の源流の一つの右沢・本沢はなかなかの渓相ですが、入渓が易しそうで場荒れしていそうですが、竿を出してみたかったです。

梅雨の中でしたが運良く雨にも合わずに山岳往復直線距離9Km・標高差730mの楽しいトレッキングでした。ぶよ・あぶなどの虫除けにコジットの虫除け帽子(クールマックス・後部変形幅広ツバ・ネット付きで安価)を新調したのですがなかなかのものでとても使い勝手が良く、かみさんも気に入った様子です。小出に出て夕食をくるくる寿司で食べて、こまみの湯に寄り汗を洗い流しくつろいで、21時前に小出を出て関越高速をノンストップで川崎の町の家に23時過ぎに着きました。往復551Kmの夜行日帰りドライブでした。
(追記)続けて13日は古代蓮(行田・大賀蓮)をかみさんと一緒に埼玉の行田の古代蓮の里に見に行きました。蓮の花は6月初~中の朝に、一つの花は1~4日間のみ朝に開き昼前には閉じるので、6時出発で9時前に古代蓮の里に着きました。広い管理池に濃い赤・桃・白に桃の縁取り・真っ白・・・で一重・八重と多くの種類が沢山咲いており、特に咲いたばかりの1~2日目の白い花が雨でしっとりとしとても綺麗でした。帰りに深谷の花湯の森でくつろぎました。写真は白蓮の一種(大賀蓮の花は終わり)です。



破間川(あぶるまがわ)に沿った山岳道路・林道を浅草岳に向かいます。本流・沢は濁流状態です。7時前にネヅモチ平駐車場(860m)に着きました。車は18台が既に駐車しており、気温20℃で小雨がぱらついていますが完璧な登山装備をした人達が出発して行きます。登るのを諦めて帰る人達もいます。雲が灰色で低くて霧が出ており見通しが悪く雨がぱらついていますので、安直トレッキングのかみさんとわたしは雨が上がるまで車の中で待って朝食を食べて、9時迄に登るか帰るかを判断をすることにしました。

8時45分に、登ることができる天候状態になったと判断して出発しました。ネヅモチ登山道分岐を過ぎ小さな沢を渡り林道を桜ソネ登山道に向かいます。あさまいちもんじ・・・ちょうやとんぼ・・・が飛んでいます。白崩沢・ヤスノ沢・・・ほか小沢の水量は大目ですが綺麗に澄んでいます。天気が悪くはならないだろうと考えて先に進むことにしました。


桜ソネ登山道(1050m)に入り稜線への上りになります。けっこうきつい傾斜面です。霧が出ており見通しが悪くて周りの山容は全く見えません。登山道の周りはぶな・どうだんつつじ・あじさい・・・などの大原生広葉樹林でのぎらん・しょうじょうばかま・からまつそう・ぎんりょうそうの群落・・・などの草花やひらたけの株がありますが花は少ないです。


急な登道が終わり嘉平与ボッチ(1485m)に出ると、この後は前岳(1568m)そして浅草岳(1586m)迄は高低差の少ない快適な高原遊歩登山道です。気温17℃で風が強くて濃い霧で周りの景色が全く見えないのは残念ですが大自然の中で清楚な草木の花々が綺麗に咲いているのが見えます。ゆりの匂いがすると言いながらかみさんは大喜びで草花を観察しています。
高山植物は最初に小さなあかものが咲いていました。

いろんなものが咲いています。ごぜんたちばなは大群落で咲いています。

今日の目当てのぴんく色のひめさゆりが綺麗に咲いています。でもそろそろ花期は終わりのようです。

さんかよう、きぬがさそうは見つけることができませんでした。にっこうきすげは一輪のみ咲いていました。こばいけいそう・つまとりそう・こいわかがみはちらほら咲いていました。しらねあおいはほぼ咲き終わっていますがところどころに遅咲きが残っています。

草々の間に小さな白いときそうが綺麗に咲いています。

稜線・残雪・池塘で草花を観察しながらゆっくりと浅草岳山頂に向かいます。満ち足りた時間がゆっくりと過ぎていきます。 写真は超望遠で撮っています。




浅草岳山頂に11時40分に着きました。気温16.5℃で強い風が吹き濃い霧が出ていますが寒くはありませんし雨も降ってはいません。でも天候が下り坂(気圧が下降傾向)のように感じられますので、奥の天狗の庭には行かずにここで戻ることにしました。山頂広場横で急いで昼食を食べて、来た登山道を下りはじめました。

幻想的な霧の中であちらこちらにぽつんぽつんとぴんく色のひめさゆりが高山の緑に映えます。登って来てよかったなあと実感するときです。

雪が解けた所から緑が芽生えてきています。雪の解けた稜線に最初に芽吹くいわいちょうの大群落があり白くて毛が生えた花がちらほら咲いています。ところどころにこいわかがみ・ときそう・・・が咲いています。


前岳迄下った所で只見側からぱらぱらぱらとあられが強い風で吹き上げられてきました。二人とも無口になり急いで下りましたが、 桜ソネ登山道は大勢が下りたようでぬかるんでぐじゅぐじゅになり滑ってとても歩き難くなていました。加えて樹林帯に入ると薄暗くなり足元がとても危ない状態になりました。靴・ずぼんは泥だらけです。でも魚沼側に下ってくると日が差して見通しが少し良くなってきて、16時前にネヅモチ平駐車場に戻りました。汗と霧と木々から落ちてきた雫に加えてぬかるみの泥跳ねでびしょびしょになった衣服を全て着換えてすっきり落ち着きました。

林道沿いに流れる破間川の源流の一つの右沢・本沢はなかなかの渓相ですが、入渓が易しそうで場荒れしていそうですが、竿を出してみたかったです。

梅雨の中でしたが運良く雨にも合わずに山岳往復直線距離9Km・標高差730mの楽しいトレッキングでした。ぶよ・あぶなどの虫除けにコジットの虫除け帽子(クールマックス・後部変形幅広ツバ・ネット付きで安価)を新調したのですがなかなかのものでとても使い勝手が良く、かみさんも気に入った様子です。小出に出て夕食をくるくる寿司で食べて、こまみの湯に寄り汗を洗い流しくつろいで、21時前に小出を出て関越高速をノンストップで川崎の町の家に23時過ぎに着きました。往復551Kmの夜行日帰りドライブでした。
(追記)続けて13日は古代蓮(行田・大賀蓮)をかみさんと一緒に埼玉の行田の古代蓮の里に見に行きました。蓮の花は6月初~中の朝に、一つの花は1~4日間のみ朝に開き昼前には閉じるので、6時出発で9時前に古代蓮の里に着きました。広い管理池に濃い赤・桃・白に桃の縁取り・真っ白・・・で一重・八重と多くの種類が沢山咲いており、特に咲いたばかりの1~2日目の白い花が雨でしっとりとしとても綺麗でした。帰りに深谷の花湯の森でくつろぎました。写真は白蓮の一種(大賀蓮の花は終わり)です。

