人生二度目の死からの生還

　5月半ば、人生二度目の一ヶ月越の医療入院をしてしまいました。前回は３５歳の時にアレルギー原因不明の気管支喘息発症により呼吸困難となり１０日間意識不明で、かみさん・娘・息子は医師から手のくだしようが無いと宣告されましたが２ヵ月後に日常の生活ができる状態になり今日に至っています。今回は６７歳で転落による外傷性くも膜下出血・その後の水分不足による脳幹梗塞となり２日間意識不明で、息子とよめさん・娘とだんなさん・かみさんは医師から手のくだしようが無いと宣告されましたが、１ヵ月後にほぼ日常の生活ができる状態になり今日に至っていますが、視覚に後遺症があり自然治癒２～３ヶ月と言われました。視覚の後遺症は、目には異常が無いのですが、右目を制御する脳幹の一部が梗塞により壊れてしまい、両目で普通に見ていても、脳内での合成がうまくできずに虚像が現れたり、二重に見えたり・・・生活する基本的なことに影響があり結構辛いです。車の運転、渓流釣・・・はできない状態です。
　食事の箸使い、パソコン・スマートフォン画面や新聞の小さな文字を見るのもけっこうたいへんです。このブログの更新入力も誤字・脱字が多そうだし、脳幹が疲れます。心身にハンディーキャップを持つ人達のことを少しは実感できています。

　先週末はリハビリを兼ねて、かみさんと新潟の燕三条に洋食器（ナイフ・フォークｌ・スプ＾ーンセットとケーキサーバー）を買いに行ったり、青森の下北に散策に行ったりしました。週末は東北が遅い入梅となったのですが、大雨強風気温が１０℃に下がりなりたいへんでした。大自然が残るすぎのこ（やまめの固有種、天然記念物、釣禁止）・ひばとぶな林の大畑川上流、恐山、川内川上流、・・・は散策路が沢状態でずぶぬれになりました。でも、温泉三昧で、人出が少なくて霊気を強く感じることができて良かったです。
　
　
　
　
　
　

　入院は前半１６日間が神経外科治療入院、後半２０日間が神経内科検査入院でした。脳幹梗塞の原因が特定できずに脳・脊髄・心臓・血管を中心に循環器の全身検査を受けたいへんな検査量でしたが異常は見つからずに、水分不足による血流の瘤発生による脳幹の毛細血管詰りということになりました。検査結果は大量で、ディスク１枚１０８０円（実費）でコピー４枚を貰ってきましたが、内容は専門的過ぎて良く分かりません。
　
　
　
　目への後遺症は動目神経を支配する循環障害による右目眼球の回転障害、内転筋を動かせず瞳が左に寄せられないので、近目にする（右瞳を左に寄せる）訓練を病室の無地の壁に逆Ｃ文字を張り（背景が複雑だと目神経が混乱する）一日中リハリビしていました。理学・言語リハビリともに効果が大きかったようです。
　
　検査入院は体力的にたいへんでしたので、病院食はとにかく全部食べて栄養を取り、水分を取るために病院食に付く牛乳（１８０ｃｃ）、お茶（１８０ｃｃ×３）、点滴（５００ｃｃ×２～１＋１００cc×２）、ポカリスエットを４倍に薄めて（５００ｃｃ×２～３）、計３リットル超を毎日飲んでいました。