19日に早川雨畑川の奥沢谷の回復状況を見に行きましたが、大風雨の影響で流れが増水・濁りの影響が大きくて釣にならなかったので、三寒四温の寒が続いていましたが、温になる天気予報の29日に再度、奥沢谷の回復状況を見に行きました。
28日の夜に川崎の町の家から富士山北麓の山の家に道志道R413経由で行き仮眠して、29日に行きました。富士山北麓(標高1128m)は朝は晴れ気温6℃で濃い濃霧でした。凍土が融け始めています。富士パノラマラインR139を下り、本栖道R300を下り、南アルプス街道r37を上がり、雨畑線を上がり老平の駐車場(標高487m)に行きました。本栖道は標高900mから300mまで一気に下りますが桜が上の方は未だ硬い蕾、途中からちらほら咲き、下の方は満開です。山吹も咲き始めています。富士山・南アルプス南嶺左端(奥沢谷の源頭の布引山:標高2584m)が濃霧の中にに見えます。富士川本流は濁流が収まっています。早川本流は白茶濁りですが流れは収まっています。米無川(最初の沢)は流れは澄んでいますが土砂の堆積が多いです。春木川合流点辺りは河川改修が進んでいます。老平の駐車場は桜が二部咲きです。釣り人の車は私だけです。



9時に渓流釣装備に着替えて雨畑湖の奥沢谷バックウォータに降りました(標高433m、50m下る)。稼動し始めた日経金水力発電所の周りは重機が水路を掘り起こして綺麗になりました。廻り(バックウォータ)も厚く堆積した砂礫を浚渫するようです。正面に奥沢谷の源頭の布引山が綺麗に見えます。バックウォータは大風雨の影響による増水が落ち着いて奥まで伏流状態です。峡谷の手前で細い水流が現れます。今日は水が澄んで何時ものような綺麗な状態ですが石に珪藻・藻が付いています。何時もなら夏にならなければ付かないのですが気温が少し高いのかも知れません。



薄曇で気温18℃・水温9℃でした。ひかげつつじ・みつばつつじ・・・が咲き始めています。こつばめ・きべりたては・つまきちょう・・・が飛び始めています。水流は澄んでおり冷たいですが渡渉は気持ち良いです。砂礫が堆積した変化の無い流れの瀬脇の緩流にドライ毛鉤を振り込みますがあまごの出は全くありません。遡行を続け、以前あった丸石・通らず(高巻)は流れ去り激変して通れるようになった流れを通過し、吉水沢合流点の滝の小さな淵尻を通過していると流れに中位のあまごがさっと下流に下りていくのが見えました。第一魚影発見です。未だ魚が戻っていないのではと思っていたのですが、俄然やる気が湧いてきました。ゴルジュの通らず(高巻)を通過します。水・渓相は良いのですが砂礫が多く残っています(洗い流されていません)。稚魚を見かけません。以前のような渓相に戻るのはかなり長く(数十年)掛かりそうです。







荒れた渓谷が続きます。ぶっつけの岩が砂礫岩交じりの濁流で破壊され、土砂崩れで大木が落ちています。綺麗な三段滝がある小沢は以前は直接流れに合流していたのですが、合流点はうず高く砂礫が堆積して沢の高巻き道はトラバースできる状態ではありません。小さな淵尻に定位しているあまごを見つけましたが毛鉤に反応しませんでした。ドライ毛鉤を振り込み続けます。石の向こう側の流れに毛鉤を振り込むと突然にあまごの出た気配がして合わせるとあまごが掛かりました。今年の初あまごとの対面ですが、渓谷が荒れたせいで、魚体が悲しいほど痛んでいます。18cmのあまごはさびが取れていないような体色で艶がなくて古い傷跡だらけでした(写真はたも網の中で撮らずに流れに戻して撮りました)。餌が少ないのかハングリーに毛鉤を口の奥まで飲み込んでいました。こんな時は小型八徳のラジオペンチが針外しに出番です。針がバーブレスなので魚体に触らず暴れさせず容易に外せます。






型を見たので、後は余裕で遡行釣を続けます。右側の川に下る林道傍川岸にある奥沢ベースと称する個人の小さなリゾートハウスは濁流が通り完全に破壊されています。大岩がごろごろ残る副流域に変わっていますが、新しく建物を作っていました(危ないですね)。ベト沢合流点の小さなポイントに中位のあまごが定位しているのを見つけました。体を低くして接近してしばらく釣り場を落ち着かせて、定石どうりに定位しているあまごの斜め後ろ20cm位に毛鉤をそっと振り込みます。三度目にあまごが反転したので合わせるとずっしりと掛かりました。24cmのあまごですが魚体は全体に傷が残っています。たぶん災害を乗り越え生き残ったと思われ、壮観な良い顔をしていました。後そっと元の流れに戻しました。





15時になり、曇ってきて山から冷たい風が下り始めてきました。東電取水堰堤のかなり手前・武沢合流点の手前(標高640m)で遡行釣を切り上げました。

川通しで川に下る林道傍に戻り大石の上でゆっくり軽食を食べ、登山装備に着替えて林道経由で戻りました。6時間の遡行釣であまごの魚影を見たのは3尾、毛鉤への出は3回(見釣は1回)、掛けたのは2尾(見釣は1尾)でした。今年も渓流釣場の状態は良くなさそうです(回復までには相当の時間が必要ですね)。帰途は何時もならすずりの湯に寄るのですが、そのまま甲府南に出て中央高速を使い返りました。笛吹ラインR140廻りは桃白色の桜の花が満開で、濃い桃色の桃が三部咲きです。往復310Kmのドライブでした。楽しかったのですが、年を重ねて運転・遡行釣は結構体にきつくて全身が筋肉痛です。
28日の夜に川崎の町の家から富士山北麓の山の家に道志道R413経由で行き仮眠して、29日に行きました。富士山北麓(標高1128m)は朝は晴れ気温6℃で濃い濃霧でした。凍土が融け始めています。富士パノラマラインR139を下り、本栖道R300を下り、南アルプス街道r37を上がり、雨畑線を上がり老平の駐車場(標高487m)に行きました。本栖道は標高900mから300mまで一気に下りますが桜が上の方は未だ硬い蕾、途中からちらほら咲き、下の方は満開です。山吹も咲き始めています。富士山・南アルプス南嶺左端(奥沢谷の源頭の布引山:標高2584m)が濃霧の中にに見えます。富士川本流は濁流が収まっています。早川本流は白茶濁りですが流れは収まっています。米無川(最初の沢)は流れは澄んでいますが土砂の堆積が多いです。春木川合流点辺りは河川改修が進んでいます。老平の駐車場は桜が二部咲きです。釣り人の車は私だけです。



9時に渓流釣装備に着替えて雨畑湖の奥沢谷バックウォータに降りました(標高433m、50m下る)。稼動し始めた日経金水力発電所の周りは重機が水路を掘り起こして綺麗になりました。廻り(バックウォータ)も厚く堆積した砂礫を浚渫するようです。正面に奥沢谷の源頭の布引山が綺麗に見えます。バックウォータは大風雨の影響による増水が落ち着いて奥まで伏流状態です。峡谷の手前で細い水流が現れます。今日は水が澄んで何時ものような綺麗な状態ですが石に珪藻・藻が付いています。何時もなら夏にならなければ付かないのですが気温が少し高いのかも知れません。



薄曇で気温18℃・水温9℃でした。ひかげつつじ・みつばつつじ・・・が咲き始めています。こつばめ・きべりたては・つまきちょう・・・が飛び始めています。水流は澄んでおり冷たいですが渡渉は気持ち良いです。砂礫が堆積した変化の無い流れの瀬脇の緩流にドライ毛鉤を振り込みますがあまごの出は全くありません。遡行を続け、以前あった丸石・通らず(高巻)は流れ去り激変して通れるようになった流れを通過し、吉水沢合流点の滝の小さな淵尻を通過していると流れに中位のあまごがさっと下流に下りていくのが見えました。第一魚影発見です。未だ魚が戻っていないのではと思っていたのですが、俄然やる気が湧いてきました。ゴルジュの通らず(高巻)を通過します。水・渓相は良いのですが砂礫が多く残っています(洗い流されていません)。稚魚を見かけません。以前のような渓相に戻るのはかなり長く(数十年)掛かりそうです。







荒れた渓谷が続きます。ぶっつけの岩が砂礫岩交じりの濁流で破壊され、土砂崩れで大木が落ちています。綺麗な三段滝がある小沢は以前は直接流れに合流していたのですが、合流点はうず高く砂礫が堆積して沢の高巻き道はトラバースできる状態ではありません。小さな淵尻に定位しているあまごを見つけましたが毛鉤に反応しませんでした。ドライ毛鉤を振り込み続けます。石の向こう側の流れに毛鉤を振り込むと突然にあまごの出た気配がして合わせるとあまごが掛かりました。今年の初あまごとの対面ですが、渓谷が荒れたせいで、魚体が悲しいほど痛んでいます。18cmのあまごはさびが取れていないような体色で艶がなくて古い傷跡だらけでした(写真はたも網の中で撮らずに流れに戻して撮りました)。餌が少ないのかハングリーに毛鉤を口の奥まで飲み込んでいました。こんな時は小型八徳のラジオペンチが針外しに出番です。針がバーブレスなので魚体に触らず暴れさせず容易に外せます。






型を見たので、後は余裕で遡行釣を続けます。右側の川に下る林道傍川岸にある奥沢ベースと称する個人の小さなリゾートハウスは濁流が通り完全に破壊されています。大岩がごろごろ残る副流域に変わっていますが、新しく建物を作っていました(危ないですね)。ベト沢合流点の小さなポイントに中位のあまごが定位しているのを見つけました。体を低くして接近してしばらく釣り場を落ち着かせて、定石どうりに定位しているあまごの斜め後ろ20cm位に毛鉤をそっと振り込みます。三度目にあまごが反転したので合わせるとずっしりと掛かりました。24cmのあまごですが魚体は全体に傷が残っています。たぶん災害を乗り越え生き残ったと思われ、壮観な良い顔をしていました。後そっと元の流れに戻しました。





15時になり、曇ってきて山から冷たい風が下り始めてきました。東電取水堰堤のかなり手前・武沢合流点の手前(標高640m)で遡行釣を切り上げました。

川通しで川に下る林道傍に戻り大石の上でゆっくり軽食を食べ、登山装備に着替えて林道経由で戻りました。6時間の遡行釣であまごの魚影を見たのは3尾、毛鉤への出は3回(見釣は1回)、掛けたのは2尾(見釣は1尾)でした。今年も渓流釣場の状態は良くなさそうです(回復までには相当の時間が必要ですね)。帰途は何時もならすずりの湯に寄るのですが、そのまま甲府南に出て中央高速を使い返りました。笛吹ラインR140廻りは桃白色の桜の花が満開で、濃い桃色の桃が三部咲きです。往復310Kmのドライブでした。楽しかったのですが、年を重ねて運転・遡行釣は結構体にきつくて全身が筋肉痛です。