3月15日から南アルプスの早川が渓流釣の解禁になります。早川流域は昨年の3月の大地震と8~9月の大雨による大災害がありましたので、影響の実態把握に13日に釣行偵察に行きました。
三寒四温で9~11日には雪が降りました。丹沢、富士山・竜ヶ岳(写真)、御坂山地、南アルプスの布引山・笊ケ岳・右奥に赤石岳(写真)、・・・の標高900m超は積雪しています。富士山北麓の山の家の標高1150m辺りは20cm以上の新たな積雪があり林道は除雪が終わるまで車が通れませんでした。道志道・富士パノラマラインはドライ状態です。気温も最高気温5℃、最低気温-9℃と寒い日が続いています。


新富山橋から見た富士川は平水で少し濁りが入った流れです。が南アルプス街道に入ると早川本流は荒れていて平水ですが雪代が入った流れが見えます。最下流の沢の米無川は水は澄んでいますが川原は荒れています。駐車場を川から離れた所に移設しています。春木川は水は澄んでいますが川原には重機が入って護岸・河床ほかを修復しています。復旧にたずさわっている作業員の方々ご苦労様です。

今日は、車を大島の大島雨畑線の入り口の通行止ゲートの横に置いて馬場まで片道4.7Kmを歩いて往復しました。デジカメと水筒だけを腰にさげて長靴(レインシューズ)で歩いたので足の裏が痛くなりました。大島雨畑線の土砂崩れによる通行止区間を砂礫採掘のダンプの通る一時的な川原の砂礫を押し固めた作業用通路が迂回路に使われています。ダンプカーが多く走る2Km位の迂回路です。久田子に下る道とその上流の鳥屋隋道の手前から下る道、二箇所に出れるようです。大島雨畑線はあちこちに崩れそうな箇所があります。鳥屋隋道の手前の崖の下の川原に作業場所が設けられており、鉄板敷きの簡易ヘリポートも見えます。横にブルーリバーのような流れとプールが見えます。上から見ると綺麗そうですがこの色は雨畑ダム下の土砂採掘の影響によるもので流れの水質は悪いです。下見原隧道を越えると雨畑湖です。一車線の下見原隧道は車だとあっというまに通過できますが歩くとけっこう長いです。一昨年の土砂崩れによる通行止区間の大規模な修復跡があります。今回の土砂崩れの修復は6月末予定のようです。11日に雨畑湖の奥の方が新たに崩れて通行止め箇所が増えたそうです。JR身延線は17日から全線運転になるそうです。復旧は大工事だったようですがさすがJRですね。復旧にたずさわっている作業員の方々ご苦労様です。






三つ目の隋道を越え馬場のヴィラ雨畑を過ぎると奥沢谷に出れます。雨畑湖は新しい砂礫で埋め尽くされています。奥沢橋は橋桁が埋まらないよう重機で砂礫が掘り返されています。山腹に見える集落が老平です。この場所なら不便でしょうが災害を回避できるのですね。

奥沢谷の雨畑湖バックウオーターは去年まで砂礫採掘されかなり低くなっていたのですが元以上に新たに埋め尽くされています。流れはほとんど伏流していますが出水時の流れに削られた低く切れ込んだ所に伏流が現れて僅かに流れが出来ています。そんな所は長靴で踏み込むとすうっーと沈み潜り込んでいくので恐ろしいです。日軽金の発電建屋は排水口を含めかなり埋まってしまっています。東電の保守の人達が状況を調べていました。昔あった吊橋は棒が立っているのみでなんとか吊橋があった痕跡が残っているのみです。保守用山道・笊ケ岳登山道に使われていた?と思われる未だ新しい金属の梯子板・足場組ポール(杭)・L字型金具・・・があちこちに砂礫と一緒に流されてきています。東電発電取水保守用山道・笊ケ岳登山道はかなり壊れ荒れているのではないかと実際に見てはいませんが推測します(追記:登山情報では笊ケ岳登山道雨畑老平ルートは通行止めになっているようです)。正面に布引山(標高2584m)が右端に笊ケ岳(標高2629m)が大きく見えます。河原は標高450mです。



バックウオータは新しい砂礫で厚く埋め尽くされています。谷の岩盤の構造に沿って以前と同じ位置に水流ができています。でも直線状の浅い砂礫のちゃら瀬で落ち込みは全くありません。以前の大石・ぶつけ岩盤の落ち込みは全くありません。あまごの気配もまったくありません。以前と同じように透明度の高い済んだ水の流れです。以前からと同じように切り立った岸壁から落ちる雫にだけは小さな虹がでています。




砂礫の混じった増水でぶっつけの岩盤は以前あった苔や山野草が剥ぎ取られ流された跡がくきりと残っています。河岸段丘の高さもその位置でぴたりと揃っています。目測で3~4mの増水があり、硬い河床の上に新しく大石・砂礫が1~2m厚く残っているのではと推測します。崖の岩盤が剥がれ落ちたり、砂礫・木・・・が崩れ落ちたりしてとても危険です。増水に洗流された所は以前のものは何も残っていないようで、魚類はおろか渓流の生き物の気配は全くありません。増水に洗流されなかった所は以前のままです。


水生昆虫が付きそうな流れの緩い水中の石を裏返して見ると珪藻は全く付いていません。腐敗した草木も全くありません。渓流の生き物の気配は全くありません。天候は快晴で12時過ぎの気温は13.9℃、主流の水温は5.4℃です。この状況では今年~来年(2014年)の安全な楽しい渓流釣りは望めないと私なりに判断しました。

気温の上昇が遅れているようで、断崖の斜面にはつららがあります。

ダム湖には生き物の気配があります。岸辺にはあけぼのすみれ・・・が咲き始めていますし、上空にはとび(写真)がテリトリーに侵入したからすを追っかけまわしていますし、水中には大きなこいの影(写真)が泳いでいます。


(追記1)川崎の山手の町の家の標高125m辺ではやっと梅の花が一分咲きになりました。南斜面の陽だまりではおおいぬのふぐり・なのはな・・・が咲いています。先程は千葉の房総沖で地震がありました。川崎は震度3で結構長く大きく揺れましたが私の所は被害はありませんでした。今日の夜は北海道の日高沖の地震に始まりたて続けで嫌ですね。
(追記2)私の今年の渓流釣は、山梨早川の南アルプス南嶺部は大雨・地震による土砂災害で入れそうにないし、山梨芦川は若彦トンネル道路開通で渓谷環境が悪くなり入れそうにないし、新潟水無川は大雨・地震による土砂災害と福島第一原発事故による放射能汚染により入れそうにないし、・・・、北海道・富山・石川・・・への遠征中心になりそうです。放射能汚染の影響は大きくて、群馬・栃木・福島は渓流魚から放射能汚染新基準値の1キログラム当たり100ベクレルを超す放射性セシウムがを検出されて関係する河川・湖を管轄する漁協に渓流釣り解禁延期・採取自粛を要請されました。 川崎の山手でも放射能汚染ホットスポットの問題が起きており、町の家の近くでも安全のため落葉は腐葉土にしたりすること・移動すること・・・を自粛するようにとの知らせがありました。
三寒四温で9~11日には雪が降りました。丹沢、富士山・竜ヶ岳(写真)、御坂山地、南アルプスの布引山・笊ケ岳・右奥に赤石岳(写真)、・・・の標高900m超は積雪しています。富士山北麓の山の家の標高1150m辺りは20cm以上の新たな積雪があり林道は除雪が終わるまで車が通れませんでした。道志道・富士パノラマラインはドライ状態です。気温も最高気温5℃、最低気温-9℃と寒い日が続いています。



新富山橋から見た富士川は平水で少し濁りが入った流れです。が南アルプス街道に入ると早川本流は荒れていて平水ですが雪代が入った流れが見えます。最下流の沢の米無川は水は澄んでいますが川原は荒れています。駐車場を川から離れた所に移設しています。春木川は水は澄んでいますが川原には重機が入って護岸・河床ほかを修復しています。復旧にたずさわっている作業員の方々ご苦労様です。

今日は、車を大島の大島雨畑線の入り口の通行止ゲートの横に置いて馬場まで片道4.7Kmを歩いて往復しました。デジカメと水筒だけを腰にさげて長靴(レインシューズ)で歩いたので足の裏が痛くなりました。大島雨畑線の土砂崩れによる通行止区間を砂礫採掘のダンプの通る一時的な川原の砂礫を押し固めた作業用通路が迂回路に使われています。ダンプカーが多く走る2Km位の迂回路です。久田子に下る道とその上流の鳥屋隋道の手前から下る道、二箇所に出れるようです。大島雨畑線はあちこちに崩れそうな箇所があります。鳥屋隋道の手前の崖の下の川原に作業場所が設けられており、鉄板敷きの簡易ヘリポートも見えます。横にブルーリバーのような流れとプールが見えます。上から見ると綺麗そうですがこの色は雨畑ダム下の土砂採掘の影響によるもので流れの水質は悪いです。下見原隧道を越えると雨畑湖です。一車線の下見原隧道は車だとあっというまに通過できますが歩くとけっこう長いです。一昨年の土砂崩れによる通行止区間の大規模な修復跡があります。今回の土砂崩れの修復は6月末予定のようです。11日に雨畑湖の奥の方が新たに崩れて通行止め箇所が増えたそうです。JR身延線は17日から全線運転になるそうです。復旧は大工事だったようですがさすがJRですね。復旧にたずさわっている作業員の方々ご苦労様です。






三つ目の隋道を越え馬場のヴィラ雨畑を過ぎると奥沢谷に出れます。雨畑湖は新しい砂礫で埋め尽くされています。奥沢橋は橋桁が埋まらないよう重機で砂礫が掘り返されています。山腹に見える集落が老平です。この場所なら不便でしょうが災害を回避できるのですね。

奥沢谷の雨畑湖バックウオーターは去年まで砂礫採掘されかなり低くなっていたのですが元以上に新たに埋め尽くされています。流れはほとんど伏流していますが出水時の流れに削られた低く切れ込んだ所に伏流が現れて僅かに流れが出来ています。そんな所は長靴で踏み込むとすうっーと沈み潜り込んでいくので恐ろしいです。日軽金の発電建屋は排水口を含めかなり埋まってしまっています。東電の保守の人達が状況を調べていました。昔あった吊橋は棒が立っているのみでなんとか吊橋があった痕跡が残っているのみです。保守用山道・笊ケ岳登山道に使われていた?と思われる未だ新しい金属の梯子板・足場組ポール(杭)・L字型金具・・・があちこちに砂礫と一緒に流されてきています。東電発電取水保守用山道・笊ケ岳登山道はかなり壊れ荒れているのではないかと実際に見てはいませんが推測します(追記:登山情報では笊ケ岳登山道雨畑老平ルートは通行止めになっているようです)。正面に布引山(標高2584m)が右端に笊ケ岳(標高2629m)が大きく見えます。河原は標高450mです。



バックウオータは新しい砂礫で厚く埋め尽くされています。谷の岩盤の構造に沿って以前と同じ位置に水流ができています。でも直線状の浅い砂礫のちゃら瀬で落ち込みは全くありません。以前の大石・ぶつけ岩盤の落ち込みは全くありません。あまごの気配もまったくありません。以前と同じように透明度の高い済んだ水の流れです。以前からと同じように切り立った岸壁から落ちる雫にだけは小さな虹がでています。




砂礫の混じった増水でぶっつけの岩盤は以前あった苔や山野草が剥ぎ取られ流された跡がくきりと残っています。河岸段丘の高さもその位置でぴたりと揃っています。目測で3~4mの増水があり、硬い河床の上に新しく大石・砂礫が1~2m厚く残っているのではと推測します。崖の岩盤が剥がれ落ちたり、砂礫・木・・・が崩れ落ちたりしてとても危険です。増水に洗流された所は以前のものは何も残っていないようで、魚類はおろか渓流の生き物の気配は全くありません。増水に洗流されなかった所は以前のままです。


水生昆虫が付きそうな流れの緩い水中の石を裏返して見ると珪藻は全く付いていません。腐敗した草木も全くありません。渓流の生き物の気配は全くありません。天候は快晴で12時過ぎの気温は13.9℃、主流の水温は5.4℃です。この状況では今年~来年(2014年)の安全な楽しい渓流釣りは望めないと私なりに判断しました。

気温の上昇が遅れているようで、断崖の斜面にはつららがあります。

ダム湖には生き物の気配があります。岸辺にはあけぼのすみれ・・・が咲き始めていますし、上空にはとび(写真)がテリトリーに侵入したからすを追っかけまわしていますし、水中には大きなこいの影(写真)が泳いでいます。


(追記1)川崎の山手の町の家の標高125m辺ではやっと梅の花が一分咲きになりました。南斜面の陽だまりではおおいぬのふぐり・なのはな・・・が咲いています。先程は千葉の房総沖で地震がありました。川崎は震度3で結構長く大きく揺れましたが私の所は被害はありませんでした。今日の夜は北海道の日高沖の地震に始まりたて続けで嫌ですね。
(追記2)私の今年の渓流釣は、山梨早川の南アルプス南嶺部は大雨・地震による土砂災害で入れそうにないし、山梨芦川は若彦トンネル道路開通で渓谷環境が悪くなり入れそうにないし、新潟水無川は大雨・地震による土砂災害と福島第一原発事故による放射能汚染により入れそうにないし、・・・、北海道・富山・石川・・・への遠征中心になりそうです。放射能汚染の影響は大きくて、群馬・栃木・福島は渓流魚から放射能汚染新基準値の1キログラム当たり100ベクレルを超す放射性セシウムがを検出されて関係する河川・湖を管轄する漁協に渓流釣り解禁延期・採取自粛を要請されました。 川崎の山手でも放射能汚染ホットスポットの問題が起きており、町の家の近くでも安全のため落葉は腐葉土にしたりすること・移動すること・・・を自粛するようにとの知らせがありました。