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鱒釣楽の近況

渓流釣行・散策遊行、そこで出会った魚・花・蝶・人などの記録です

晩秋の富士山北麓と落ち葉

2010年11月18日 11時55分15秒 | いろいろ
 16日、二週間ぶりに富士山北麓(標高1120m辺)の山の家に周りを散策しました。紅葉は終わっていて落ち葉が積もっています。外気温は夜間は氷点下-2度になり、昨日降った雨で落ち葉の下は凍りついています。
 
 かえでの落ち葉はとても綺麗ですがなんとなく寂しいです。しゃがんで落ち葉を見ていますと、あたりまえですが全く同じものがありません。多様性の縮図のようで、まるで人の顔を見ているようです。
 
 
 だいたいはそれぞれの木の周りにかたまって落葉しており、~新緑~盛り~紅葉~落葉~と変化するのもなんとなく私の気持ちを落ち着けてくれます。
 
 
 からまつの落葉は大量に地表を覆い隠してまるでじゅうたんのようです。
 
 
 
 でも、からまつの落葉は小さくて細くて尖っていて車に落ちると隙間に潜り込むし、しかも葉元に樹液が付いていてガラスや車体にこびり付くし、風に吹かれて車内に入ると簡単に取れなくなる困りものです。
 

 街の家への帰りは道志道(R413)を通りました。紅葉は富士吉田の恩賜林庭園・富士見公園横のかえで回廊は見頃、山中湖畔道路横は見頃、山伏峠は終わり、道の駅・道志川は見頃、神の川・青根はそろそろ見頃のようです。
 
 


秋の富士山北麓の茸拾い4と南ア展望

2010年11月05日 15時21分23秒 | いろいろ
 3日、富士山北麓(標高1120m辺)の山の家の廻りの林道を散策しました。久し振りに真っ青な雲一つ無い青空の好天が続いています。外気温は夜間2度・昼間11℃で夜は新月なので真っ暗闇です。紅葉は例年より少し遅れているようで、かえでは黄色くなっていますが赤く染まるのは未だで、からまつは黄色くなっていますが落葉は少ないです。美しい全面紅葉は11月中旬の様相です。でも、日当たりの良い南に富士山を仰ぐ富士吉田の恩賜林庭園・道の駅・富士見公園辺り、西に富士山を仰ぐ山中湖岸道路(r729)・道志道(R413)辺りは見頃です。
 
 
 茸採シーズンは終わりですが、はたけしめじやあかもみたけ・ちゃなめつむたけ・きぬめりがさ・・・がぽつりぽつりと顔を出しています。雪が積もる迄は散策中に見掛けて拾った数本の茸をぽけっとに入れて帰り、あかもみたけは天麩羅にするとまいたけの数倍、ちゃなめつむたけは味噌汁に入れるとなめこの数倍、きぬめりがさはおすましに入れるとまったけの数倍の味と香りを楽しめます。
 

 
 幸助山(寄生火山標高1894m)傍の絶景ポイント(標高1680m)迄行くと空気が澄んで紅葉・景色がとても綺麗に見渡せます。
 後(東)に富士山の白山岳(標高3745m)側を仰げます。山頂は雪を頂いていますが少ないです。西風(偏西風)が強くて雪が吹き飛ばされています。単純な計算では気温は-14℃です。週明けに9合目で滑落事故があり死亡者が一人出たようです。富士山の森林限界(標高2600m辺り)より上は危険な山で、私は登る山では無くて見る山です。北麓の高高度上空は国内西行きの航空路で、デジカメで超望遠で飛行機を撮っていますと、多くは大型旅客機ですが、セスナ機?が何でと思うような高高度を飛んでいました。林道には霜柱ができています。
 
 
 
 前(西)に180度で、手前に御坂山塊・奥に奥秩父~八ヶ岳~ずうっと奥に北アルプス南部~手前に本栖湖・毛無山山塊・奥に南アルプス全容が広がります。ほとんど雲が無くてとても綺麗に見えます。中央アルプスは南アルプスの向こうになり見えません。ここは標高が1700mで南アルプスの全容が高からず低からずちょうど良く見える数少ない場所です。
 
 本栖湖(標高900m)の奥に櫛形山、その奥に雲をかぶった鳳凰三山~更に左に雪を頂いた白根三山:右から北岳(標高3193m)・間ノ岳(標高3169m)・西濃鳥岳(標高3051m)を見渡せます。北岳東側は厳しい様相で、バットレスは大規模な崩落(10月)で左俣コース~八本歯のコル~山荘のルートは通行禁止のようです。
 
 
 更に左に広河内岳・大籠岳・・・と続きます。奥に雪を頂いた塩見岳(標高3047m)を見渡せます。
 
 更に左の手前に毛無山山塊、その奥にちょっとだけ頭を出した雪を頂いた荒川岳(標高3120m)・赤石岳(標高3142m)を見渡せます。
 
 更に左に笊ケ岳・布引山、その奥に雪を頂いた聖岳(標高3013m)・・・を見渡せます。
 
 この辺りは日本の3000m以上の山をほぼ一望できる数少ない場所です。散策した後は毎日ゆったりと温泉三昧でした。