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鱒釣楽の近況

渓流釣行・散策遊行、そこで出会った魚・花・蝶・人などの記録です

夏の訪れと釣行できない日々

2012年07月31日 23時45分38秒 | いろいろ
 渓流の傍を通るのですがなかなか竿を振れません。ちょっとフラストレーションが溜まっています。

 31日は久しぶりの快晴となりました。高気圧が北東に、台風(低気圧)が南西にあり東風が吹いています。明日8月1日は施食会(せじきえ:お寺の檀家行事)なので川崎に居なければなりません。富士山北麓の山の家(標高1123m)は14時前の気温が26℃・室内24℃(空調無)で、川崎山手の町の家(標高125m)に帰ってくると16時前の気温が36.5℃・室内33℃(空調前)で暑くて頭がくらくらです。
 
 
 30日は17時前に本栖湖・反木川の傍を通り六郷つむぎの湯に行きました。富士山・南アルプスは雲がかかって見えませんでしたが、つむぎの湯では人の少ないお湯が綺麗な濃い温泉をゆっくり楽しみました。山の家の周りではれんげしょうま・ふしぐろせんのう・・・の蕾が膨らんでいます。
 
 

 25日は曇りでした。昼過ぎに芦川の傍を通り韮崎旭温泉に行きました。ついでに近くのゴア沢(釜無川の小武川源流沢)を甘利山から小字沢林道を下って見に行こうと思っていたのですが、かみさんがトレッキングの方が良いとの意見で意思が弱い私はすぐに従いました。甘利山駐車場(標高1640m)から甘利山(標高1731m)まで片道800m標高差90mの散策ですが草原には多くの花が咲いています。ちょうどきんばいそう(写真)・はくさんふうろ・やなぎらん・やまははこ・うまのあしあと・のはなしょうぶ・みずちどり(一輪だけ:白花のはくさんちどりみたい)・・・の花が見頃でした。ねばりのぎらん・やまおだまき・・・はそろそろ終わりです。こうりんか・われもこう・・・が咲き始めています。旭温泉では人の少ないお湯が綺麗な炭酸温泉をゆっくり楽しみました。
 
 
 
 


北海道の道北てんてん花旅

2012年07月19日 02時06分17秒 | 散策遊行
 いろいろと、行事などが重なりしばらく遠くに出掛けることができませんでした。年初から、かみさんと花見旅行を計画して、7月初めの北海道が良い、候補は火山でも古時代に活動を終えた花が多い暑寒別岳・天塩岳・幌尻岳・斜里岳・富良野岳・礼文島桃岩・・・ガーデン&花街道を挙げて、体力・コース取りを考慮して暑寒別岳・礼文島桃岩・富良野岳・ガーデン・花街道富良野を一筆書きで巡ることにしました。
 スケジュールを調整して6月30日から7月10日迄11日間の北海道の道北てんてん花旅に出掛けました。車で川崎の町の家を出て、新潟からフェリーで苫小牧に行き、壮瞥・ニセコ・余市・小樽・増毛・留萌・苫前・手塩・稚内・礼文島・浜頓別・紋別・遠軽・愛別・旭川・美瑛・富良野・占冠・鵡川を通り道北を気ままに周遊して、苫小牧からフェリーで大洗に戻り、川崎の町の家に帰ってきました。2067Kmのドライブでした。宿泊はトレッキングの早朝5時出発時は日帰り温泉&車中泊、トレッキングの翌日ゆっくり8時半出発時は温泉宿泊でした。天候不順とハードスケジュールでけっこう疲れました。
 あわよくば渓流釣をと目論んで、毛鉤釣道具一式を車に積み込んでいたのですが、天候不順と込み詰め過ぎたスケジュールとかみさんの厳しい監視のもとで結局一度も竿を振ることはできませんでした。
 

 30日は晴れ気温29℃で川崎の町の家を14時に出て、中央・圏央・関越高速経由で新潟港に19時50分に着きました。新日本海フェリーは23時30分発で、秋田港経由で、苫小牧東港に翌1日17時20分に着きました。フェリー内はツインルームでBSデジタルTV付きで揺れ振動騒音も無く快適な18時間の航海でした。着いて直ぐに浦河国道R235・早来国道R234&r259経由で苫小牧市内に出て夕食にファミリー回転寿司を食べて、樽前国道R276・支笏国道R276・有珠国道R453で明るいうちに支笏湖湖畔を通り洞爺湖湖畔の壮瞥に21時に着きました。山の中の道ですが道幅が広くカーブも緩やかな快適なここまで490.1Kmのドライブです。
 
 

 2日は霧で気温18℃でぽつぽつ雨で壮瞥を5時に出て洞爺国道r2・R230経由で洞爺湖周りの昭和新山・ウインザーホテル・サイロ展望台を見ました。
 
 
 ルスツで岩内洞爺線r66に出て羊蹄山の南山麓を通りましたが雨が強くて山麓は見ませんでした。広大なじゃがいも畑は真っ白・薄ぴんく色の花が咲いていました。尻別川・JR函館本線のニセコ大橋を渡り岩内洞爺線r66ニセコパノラマラインを通り、7時に大湯沼に行きましが雨が強くて湯源は見ませんでした。9時に倶知安ニセコ線r58(裏パノラマライン)を通りイワオヌプリのお花畑に行きましたが雨が強くて気温が14℃で見ませんでした。残雪が残っています。雲に巻かれた羊蹄山が何とか見えます。
 
 ワイズで近道を通り羊蹄国道R5経由で11時前に余市に行きました。ちょうどさくらんぼの季節で、品質の良い(ちょっと高い)大粒のさくらんぼを果樹園の直売所で一箱買い食べましたがとても美味しかったです。
 羊蹄国道R5経由で12時前に小樽に行きました。小樽市総合博物館運河館(有料・駐車場有)を見て、天気がちょっと悪かったですが運河周りを散策して、昼食は裏通りの地元の定食屋さんでかみさんはほっけ焼き魚定食、私はめいたがれい焼き魚定食を食べました。焼き魚定食ですが刺身皿が別に付いておりしかも安価(500円)で美味しくて良かったです。
 
 羊蹄国道R5経由で銭函に出て、道央新道R337・16時過ぎに石狩国道増毛国道R231(オロロンライン)経由で白銀の滝・雄冬岬を見ました。天気も回復して曇り時々晴れになりました。雄冬岬は国道から展望台の駐車場まで細い道を遡り、更に徒歩で展望台迄で鋼製の階段を上りましたがとても良い景色で遠くに石狩湾と色丹半島を望めます。海岸沿いの道で快適な道路ですが断崖とトンネルが多くて長いです。この道ができるまでは陸の孤島と呼ばれていたのが良く分かります。水平線上に雲がかかり夕日は見えませんでした。近くの岩尾温泉(日帰り温泉)に入り、増毛駅の横を通り、箸別から峠下恵比須林道に出て暑寒別岳の箸別小屋(箸別登山道口、駐車場、標高486m)に日没直後の20時に着きました。林道の途中で暑寒別岳のシルエットが見えました。ここまで810.3Kmのドライブです。
 
 

 3日は霧で気温14℃でぽつぽつ雨でしたが、天気予報(留萌/上川地方)と周りの状況からと天候が崩れないと判断して箸別登山道口(標高486m)を防虫ネット帽を被り傘を差して5時に暑寒別岳(標高1492m)に向けて出発しました。登山の入山記録は今日は私達二人だけのようです。昨日は無し、一昨日(日曜)は4パーティだったようです。登山とは別に山菜採の入山記録もありましたが記録は少ないようです。
 
 
 箸別登山ルートは事前の情報どおりの長い緩やかな良く整備された登山道ですが、虫(緑色の蚊:手の甲にとまった/吸血時は何とも無いが翌日に赤く硬く腫れてとても痒くて困った)が多かったです。二合目を過ぎた辺りから巨大なみずばしょう(写真:葉が1mくらいある)・ざぜんそう・えんれいそう・まいずるそう・ちごゆり・つばめおもと・のこぎりそう・ごぜんたちばな・えぞはくさんいちげ・ちしまふうろ・さんかよう(写真:二合目は実、上の方は花がそこらじゅうに咲いている)・しらねあおい(写真:花は少ない)・きんばい(写真:花は少ない)・・・が咲いていました。どれも葉・花が大きくて他山域で見ているものとは別種のように見えて驚きました。登山道の周りにはひぐまの好物の一つのねまがりだけが密生しており人が採った跡はありますが獣が食べた跡はありません。えぞしかは見かけましたが、運良くひぐまとその痕跡は見かけませんでした。写真は撮れませんでしたがくまげらを一度だけ見かけました。
 
 
 
 
 五合目下で残雪渓をトラバースする所(熊の沢)があり踏み跡が無くてルートが分かりませんが上の方をトラバースすると登山道に出れました。でも雪崩で木が倒れていますし、滑り易いので簡易アイゼンがあったほうが良いです。
 
 霧が濃くて気温は12℃で雨が強くなって加えて風も巻くように強くなってきました。七合目(標高1200m辺り)で、雪渓が大きいし、いわいちょうの芽吹きが少ないし、さんかようの花が咲き始めでぜんまいが芽吹いたばかりで花の咲くには未だ早そうで初夏の高山植物もあまり咲いてないし、・・・かみさんはストームクルーザをしっかり着込んで足が下の方を向いているし、10時に上に行く事を断念して下山しました。ましけげんげ・れぶんさいこ・・・の花を見たかったのですが見ることは叶いませんでした。
 
 
 
 
 下山途中で6合目で静岡から来た4人組みのパーティに会いました。13時半に箸別登山道口に戻りました。このパーティとは戻った後で再度会いましたが、頂上下まで上って引き返してきたそうで、八合目辺りは高山植物が綺麗に咲いていたと言っていました。
 箸別登山道口では気温は24℃で雨は降っておらず、えぞしろちょうが乱舞していました。峠下恵比須林道近くからは暑寒別岳全貌が激しく数秒~数分で雄冬岬側から雨雲が流れてきて湧き上がり見えなくなったり、雨雲が消えて見え隠れしていました(超望遠撮影:三つのピ-クの一番下が七合目)。
 
 
 
 林道を出て増毛国道R231・天売国道R232(オロロンライン)経由で苫前に16時前に着き、雨と泥で汚れた登山道具を水洗い(衣服はコインランドリを使った)し、人は夕食を済ませて、疲れて冷えた体を温泉で癒しました。温泉の露天風呂から漁港・静かな海・・・焼尻島・天売島が見えます。ちょうど夕日が焼尻島に沈むところで、島とその上空が真っ赤になり大火のように見えました。うとうととして19時過ぎに二人ともばたんきゅで寝てしまいました。ここまで881.8Kmのドライブです。

 4日は霧で気温18℃でぽつぽつ雨でした。朝風呂に入りゆっくり朝食を食べて苫前を9時前に出て天売国道R232・稚内手塩船線r106(オロロンライン)経由で広大な金浦原生花園、天塩川・河口遺跡風景林(写真)、サロベツ原野ビジターセンター、サロベツ原生花園、抜海原生花園をゆっくりと見ました。どこでもはまなす(写真)、えぞかんぞう・えぞすかしゆり・えぞふうろ・ちしまふうろ・ひおうぎあやめ・えぞつつじ・・・が満開でした。オロロンラインの周りは広大なすばらしい自然の景色が続きます。大きな風力発電機のプロペラがゆっくりと回っています。おじろわし・とび・・・が上空を飛んでいます。
 
 
 
 
 湿原にはときそう(写真)・くもきりそう(写真)・もうせんごけ(写真)・えぞりゅうきんか・こうほね・・・が咲いていました。目当てのくろゆりは見つけることができませんでした。
 
 
 
 r254経由でノシャップ岬・寒流水族館を見て稚内を通り、宗谷国道R238経由で宗谷岬(遠くにカムチャッカが見えた)を見て、19時に稚内に戻りました。稚内は施設内の表記が日本語とロシア語で、日帰り温泉内にもロシア人が大勢入浴しており、ロシア連邦との繋がりを強く感じました。ここまで1117.1Kmのドライブです。
 
 

 5日は曇りで気温18℃でぽつぽつ雨で後時々晴れでした。早朝5時前に稚内港フェリーターミナルに行き車を駐車場に預けて、6時20分の1番の礼文島行きのフェリーに乗り込みました。車の航送料金が高いので車は稚内に置いて礼文島はレンタカーで効率良く移動しました。日本海は凪でフェリーは快適で、船窓からいろんな海鳥が見えました。利尻島は霧で見えませんでした。
 
 礼文島の香深港に8時15分に着きました。直ぐにレンターカーを借りてr40を通り花情報入手と開花調整したれぶんあつもりそうを見るため高山植物園ビジターセンターに行きました。れぶんあつもりそうの開花はとっくに終わっているのですが、冷蔵庫で開花を遅らせた花が直植え1輪・鉢植え1輪ありました。
 
 江戸屋花道を通り最北端の須古頓(すことん)岬に行きました。狭い稜線の車道の周りすぐ傍にえぞふうろ・ちしまふうろ・のこぎりそう・いぶきとらのお・ちしまげんげ・・・が綺麗に咲いていました。岸近くの岩礁でうに漁をしているのが見えました。
 
 
 r57を通り有名な澄海(すかい)岬に寄り、r40を戻り香深を折れて更に細い林道に入り桃岩展望台駐車場(標高195m)に行きました。礼文フラワーロード(一番の花の名所)をつばめ山(標高233m)迄ゆっくりと散策(登山用具要)しました。お花畑(写真)にはれぶんうすゆきそう(写真)・えぞふうろ・ちしまふうろ(写真)・れぶんきんばい・えぞかんぞう・のこぎりそう・よつばしおがま・はくさんちどり・いぶきとらのお・ちしまげんげ・れぶんそう・えぞししうど・・・が綺麗に咲いていました。緑の多い美しい島です。
 
 
 
 
 
 
 時間があり最南端の知床カランナイ岬にも行きました。利尻島は霧がかかって全体は良く見えませんでした。岩礁であざらしが見えました。
 
 香深港に戻りレンターカーを返して17時40分の最終の稚内行きのフェリーに乗り込みました。フェリー乗り場で1番前で待っていると、花束を持った人達が現れました。何事かと見ていると、折り返しのフェリーが到着すると数メートル前のタラップから里見幸太郎さん、柴田恭兵さん、満島ひかり?さん・・・が降りて来ました。近くの人が映画「北のカナリアたち」の撮影で、昨日は吉永小百合さんが来たと言っていました。稚内港に19時35分に着きました。宗谷国道R238(オフォーツクライン)経由でライトアップされた宗谷岬を車窓から見て、22時に猿払に着きました。ここまで1180.5Km(礼文島内レンタカー75Km含まず)のドライブです。

 6日は霧で気温17℃でぽつぽつ雨でした。猿払を5時過ぎに出て宗谷国道R238(オフォーツクライン)経由で浜猿払を折れバイクライダーの目指すエサヌカ線を通りました。広大なエサヌカ原生花園・牧場(餌ロール作成)の真ん中を一直線のガードレールも無い電柱も無い民家も無い人・車もいない(途中あったのは車2台としかのみ)道が延々と続いていました。道端にははまなす・えぞふうろ・ちしまふうろ・ひおうぎあやめ・えぞかんぞう・えぞつつじ・・・が満開でした。平地の国道の分離帯・パーキングにははまなす・はいまつが植えられています。
 
 オフォーツクラインに戻り浜頓別・クチャロ湖をちょっと見て、湖畔で道を間違えてR275に入ってしまい、しばらく行って道路標識に美深・名寄の文字があり気が付きましたが、ナビを確認しつつ下頓別迄行ってしまいました。ウンタナイ砂金採掘公園には寄りませんでした。オフォーツクラインに戻り神威岬を旧道に入り見ました。オフォーツクラインの周りは広大なすばらしい自然の景色が続きます。海鳥が海面すれすれを飛んでいます。JRの鉄道廃線跡が並行して続きます。
 
 
 
 毛蟹で有名な枝幸・雄武を通り、興部で昼食を食べました。昼食は地元の定食屋で食べることが多かったのですが、小樽・礼文島の船泊・・・興部でも地元の人が食べているのはちゃあしゅう野菜ラーメンが多く、日替わり定食を食べているのは私たちを含め観光客だけです。
 紋別から渚滑国道R273を通り天塩岳を見る予定でしたが、かみさんがサロマ湖のほうが良いとのことで急遽オフォーツクライン・r656を更に進みサロマ湖・三里浜を見ました。霧で見通しが悪いこともありますが広大で荒涼としていました。
 
 
 置戸国道R242・旭川紋別自動車道R450(無料自動車専用道路)経由で遠軽を通り愛別に17時過ぎに着きました。旭川紋別自動車道R450ではぽつぽつ雨が降っていましたが、長い北大雪トンネルを出たところ高速ワイパーでも前が見辛い大雨になりなりました。愛別の温泉宿は炭酸冷鉱泉ときのこ料理の宿でなかなか良かったです。炭酸冷鉱泉は澄んだ透明無色で飲んでみるとちょっと辛いサィーダ(ミネラル水)で美味しかったです。天塩岳登山客で満室で狭い湯船の湯が汚れていたのが残念でした(地元の入浴客は何時もは澄んでいると言っていました)。ここまで1544.8Kmのドライブです。

 7日は久しぶりの晴れで気温20℃でした。朝風呂に入りゆっくり朝食を食べて愛別を8時過ぎに出て、大雪国道R39・r37経由で9時前に行動展示で有名な旭山動物園に行きました。土曜日だったので大勢の見物客がいました。しまふくろうは目だけを見ました。ひぐまは、当然ですが野生の厳しい目つきではなく優しい顔をしていました。
 
 
 
 
 午後は旭川の上野のファーム、美瑛の四季彩の丘、富良野の日の出山と、r37・富良野国道R237(花人街道)を通り花の見所を点々と散策しました。初夏の花・早咲きラベンダーが綺麗でした。東の方の遠くに富良野岳が霞んで見えています。
 
 
 
 美瑛から吹上上富良野線r291(ラベンダー街道)を通り日帰り温泉に寄り十勝岳登山口(駐車場、標高1250m)に日没直前の19時着きました。駐車場から夕日が綺麗に見えました。ここまで1672.7Kmのドライブです。
 

 8日は霧で気温16℃で後霧・雲が飛んで切れて時々晴れ間がのぞきました。天気予報(旭川/上川地方)と周りの状況からと天候が崩れないと判断して十勝岳登山道口(標高1250m)を5時に富良野岳(標高1912m)に向けて出発しました。登山の入山記録は今日は大勢(下山時に30名位のツアーに数組あった)のようです。
 
 
 富良野岳ルートは事前の情報どおりの良く整備された登山道ですが、虫も少ないです。安政火口分岐までは林道(火山観測)です。三段山・十勝岳方面は進入禁止(前日噴火予兆による入山禁止が解除されたが)になっています。安政火口を富良野岳方面に沢を下って入ると黄色い花のうこんうつぎ・新緑のななかまど・はいまつ・・・が綺麗です。すぐにごぜんたちばな・かれんなえぞこざくらの花(写真:群落)・ちんぐるま(写真:群落)・花の大きいきんばい(写真:群落)・とかちふうろ・あかもの・・・が咲いていました。岩場でなきうさぎを見ることはありませんでした。
 
 
 
 
 小さな雪渓を超え(アイゼンは不要)、沢を何個か超え斜面をトラバースすると三峰山縦走分岐に出ます。ザックをデポして富良野岳に登る人が多いようで置きザックが並んでいます。裏側(原始ケ原側)に斜面をトラバースする登山道に入ると広大なお花畑が広がっています。これだけのお花畑・大群落は国内ではそうは見れないと思います。かみさんも私も大感激です。こひおどしがとかちふうろに群がっています。
 
 
 
 えぞのはくさんいちげ(写真:真っ白な大群落)・とかちふうろ・えぞるりそう(写真)・えぞはくさんちどり・えぞひめくわがたそう・こいわかがみ・ちんぐるま・めあかきんばい・いわうめ・いわひげ・いわぶくろ・こまくさ・えぞのつがざくら・いそつつじ・えぞつつじ・みやまだいこんそう・みやまあずまぎく(写真)・みやまうさぎぎく(写真)・みやまおだまき(写真)・みやまきんばい・・・が咲いていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 10時過ぎに富良野岳頂上に立てました。時々霧が切れて展望が利くようになりました。山頂からは北海道ならではの広大な十勝連峰の山並みが見渡せます。北に三峰山縦走・十勝岳・・・が見渡せ、南に原始ケ原を見下ろせました。
 
 
 下る途中で上がる時には霧で見えなかった安政火口を見渡せました。
 
 
 13時半に十勝岳登山口に戻りました。けっこう疲れましたが楽しかったです。
 午後の後半は、観光客で溢れている青い池・ブルーリバーに寄りましたが雨が降ってきました。r353・JR富良野線の裏側を通りファーム富田を散策しました。早咲きラベンダーが綺麗(花の咲く前の濃紺のがく)でした。富良野に17時過ぎに着きました。ここまで1727.1Kmのドライブです。
 

 9日は旅の最終日です。雨で気温22℃でしたが9時前にあがりました。朝食(バイキング)に出た地産の濃いヨーグルトチーズ(食べ放題:お土産にしようと係員に聞くと非売品とのこと)がとても美味しかったです。9時にホテル敷地内の風のガーデンを散策しました。上野ファームが施設の企画管理をしているとのことです。
 
 
 富良野国道R237(花人街道)を通り山部の農園直売所で土産の北の国のレッドメロン(夕張メロン:食べる日を言えば店の人が選んでくれる、何時も食べるものと比べると品の良い香り甘さだった)・紅まくらすいか(山部スイカ:かみさんが出荷荷詰めをしている店の人に雨の翌日は安いよと言われ衝動買い)・・・を買い込みました。山部はちょうどお祭りでした(そういえば稚内もお祭りでした)。占冠・日高を通り、雨が降り始めて二風谷でアイヌ文化博物館を見て、r37に入り鵡川のむかわ四季の館で遅い昼食を食べお土産を買い込み時間調整をして、浦河国道R235・早来国道R234&r259経由で苫小牧西港に16時半に着きました。山の中の道ですが道幅が広くカーブも緩やかな快適ドライブでした。商船三井フェリーは18時45分発で大洗港に翌日10日14時に着きました。フェリー内はツインルームでBSデジタルTV付きでうねりが少しありましたが揺れ振動騒音も少なく快適な20時間の航海でした。着いて直ぐにR51・北関東・常磐高速・首都高速・R20経由で川崎の町の家に17時に着きました。ここまで2066.9Kmのドライブです。かみさんも私も歳を重ねており疲れましたが楽しい日々を過ごしました。

 ガソリン/燃費ですが、私のレガシーツーリングワゴンBP5はレギュラーガソリンです。川崎の行きつけの店は会員で126円/Lです。余市で127円/Lの看板(モダ石油)を見て初給油し会員になることを勧められ入会(無料)しました。後、稚内・当麻で給油したのですが、稚内では128円/Lのうえにラッキーセブンが当り5円/L引きの123円/Lになりました。総走行距離は2066.9Km、平均燃費は14.9Km/Lでした。

 北海道は梅雨がなくて過去6月末は晴れの日が多いとの情報を得ていいましたが、今年は天候不順でした。今年から太陽活動の低下(北極と南極がともにプラス極となり赤道付近に別のマイナス極ができるような太陽全体の磁場が4重極構造)が観測されて、その影響は地球の気象が寒冷になり、雨雲が多く発生する・・・との学説もあり、私はそれにうなずくところがあります。去年・今年の豪雨・台風・・・地殻変動の状況も人間活動にいよる温暖化よりも、短期的な太陽活動や小惑星衝突の影響の方がはるかに説得力があります。
 旅行中に激しい気象変動を直視して、川崎・・・南アルプス・丹沢・・・の気象変動より厳しいものを感じました。暑寒別岳では天気予報は曇り時々晴れでしたが、実際は前日日暮れは暑寒別岳全貌が見えていて20時は晴れで気温20℃(箸別登山道口)・当日朝5時は濃霧でぽつぽつ雨で気温14℃(箸別登山道口)、10時は濃霧で雨&強風で気温12℃(暑寒別岳7合目)・13時は曇りで気温24度(箸別登山道口)で、山麓からは暑寒別岳全貌が激しく数秒~数分で雄冬岬側から雨雲が流れてきて湧き上がり見えなくなったり、雨雲が消えて見え隠れしていました(超望遠撮影)。
 
 稚内ではフェリーの出航を待っている時に偶然堤防の向こうに白い点が見えて、船かなと見ていると数秒で大きくなり、しばらくすると真っ白い氷山のように見えてきました。でも雲だと思います(超望遠撮影)。
 
 神威岬では8時は霧でぽつぽつ雨で気温17℃で目梨泊に海から水蒸気が沸いて、風に流されて陸に上がり、山に当り雨雲になっていく様子を実時間で見ました(超望遠撮影)。雨雲発生の学習に使えそうな光景でした。またこの霧が曲者で気温が低いのですね(気化熱で4~5℃位低下)。ちょうど国道にかかっており、車載温度計は17~22℃で窓を開けて走行して風邪(喘息悪化)をひいてしまいました。国道の温度標識は気温と地温を表示しているのが冬場の路面凍結確認以外にもいろいろと使い勝手があることを納得できました。実際に一番大きな温度差では交通量の非常に少ない場所ですが気温18度・地温30℃という箇所があり霧でした。
 
 帰りのフェリーでは太平洋航路は晴れていましたが東北三陸は霧がかかっていました。船室の窓から見ていますと釜石・大船渡・気仙沼沖(GPS航路軌跡は陸から30~40Km:北緯38.9°・東経141.9°)にブイが沢山浮いていました(緑・青・赤旗)。航路の傍ですから漁業・演習用のものでもないし、地震計測用のものはもっと大きいし、航路の浮標ももっと大きいし(GPSやレーダ測器・・・を使っていれば不要)、もしかしたら地震計測用のブイの周りの進入禁止標識かなとも想像しました(何のブイなのでしょうか?分かりません)。