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鱒釣楽の近況

渓流釣行・散策遊行、そこで出会った魚・花・蝶・人などの記録です

初秋の禁漁前の奥沢谷釣行

2009年09月04日 17時11分20秒 | 渓流釣行
 渓流釣りシーズンも早川は9月末迄ですので、残り1ヶ月をきりました。かみさんからリフレッシュに釣りに行っていいよと言われ、しめたと1日深夜から釣行しました。21時過ぎに町の家を出て、道志道経由で24時過に鳴沢の山の家に着きました。途中は相模原の橋本五差路辺りから雨になり、富士北麓は濃い霧雨の中でした。2日は仮眠したのですが疲れて起きるのが遅くなり8時30分・濃霧・気温16℃に早川雨畑川の奥沢谷へ向かいました。
 富士五湖道(R139)に降りると曇りで、天神山入口のガストでモーニング朝食を食べ、本栖道(R300)に入ると富士山は雲の中です。
 
 中之倉トンネルを越えると晴れていますが南アルプスの布引山(2584m)・笊ケ岳(2629m)・・・は雲の中です。
 
 本栖道の下りのつずら道を標高900mから300m迄一気に下ります。
 
 富士川を富山橋で渡り、南アルプス街道(r27)を上り、雨畑道に折れ、奥沢谷口の老平駐車場(標高520m)に着くとひっそりとしています。
 
 10時30分に雨畑湖(ダム)のバックウォータ(標高450m)に降りると、晴・気温31℃で残暑の日差しが厳しいですが、正面の源頭の布引山には雲がかかっています。
 
 渓谷に入ると気温27℃・水温21℃・水量少な目です。河原には荒河原に咲くふじうつぎの大きな花房がそろそろ終わりです。緩流にはダムから遡上してきた婚姻色が出たおいかわ(やまべ)が群れています。山から降りてくる風は初秋を感じます。
 
 今日も数少ないポイント毎に振り込んだ毛鉤に小さなあまごがばしゃっと水面を切って全身を現して襲いかかってきます。うまく掛けるとたも網に取り込み顔写真を撮って元の住処に戻します。こまめに浅い瀬尻・渕尻の小場所にも毛鉤を振り込まないとあまごを釣ることはできません。
 
 
 
 大きな丸岩の手前に来た時に左から岩の塊・木の切端がばしゃばしゃと落ちてきました。見上げるとオーバハングした崖が今にも崩れそうな気配で、急いで通過しました。
 
 
 大きな丸岩に着いて左を巻くために竿をしまっていますと、丸岩の右の岩の割れ目に挟まった枯れ枝にかわせみが飛んで来てすぐ近くに止まりました。光り輝く澄んだ空色の羽毛・橙色の胸毛はとても綺麗です。直ぐに下流に飛んで行ってしまったので写真に撮ることはできませんでした。
 
 丸岩を左から巻いて、吉水沢の出会いの滝の前を通って、私好みの流れに寄り、その先のゴルジュを右から巻いて遡行を続けます。浅い瀬尻・渕尻にあまごが定位しているのが見えます。婚姻色が出た魚体も見えます。隠れて這いつくばって毛鉤を振れる所まで近付かないと覚られてさっと逃げられてしまいます。
 
 
 
 
 高度計520mの左からの沢の出会いの所で14時30分になり、今日も渓流釣りを満喫できましたので、釣りを切り上げて沢の綺麗な大滝を見に行きました。
 
 沢は入り口から連瀑になっていますが右を巻けます。200m位をトラバースして巻くと高度計600mで正面に三条三段の落差30m位の綺麗な大滝が見えてきます。滝の前の岩の上でしばらく休みました。充足した時間が過ぎていきました。気温は24℃に下がってきました。
 
 時間が経って疲れも取れてきたので帰途に着きました。大滝を見て時間を取り過ぎたので、早く帰るために沢の出会いの所から林道に直接出ました。林道から流れを見下ろすと急な高い崖ですが、下から上がると45度くらいの斜面です。木の幹を掴まえながら攀じ登るとなんとかなります。途中で獣道を降りてくる一匹の大猿と出会いましたが、じっとしていると上側を通り降りて行きました。
 
 後はつむぎの湯に行くと定休日(水曜)で閉まっており、上九の湯に変更してゆったりとくつろぎ、鳴沢の山の家に帰りました。でも、ちょっと疲れました。太股の筋肉が張っています。