MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

バイオリンと手袋

2010年02月12日 | バイオリン


この冬は手荒れがひどかったので
今シーズンは、かなり丁寧に手のお手入れをしています。

しかし、ハンドクリームはどんなに薄く塗っても
微妙にべたつくものでして
バイオリンを弾く時にはつけられません

何しろ、バイオリンは
弓の毛が弦にひっかかって擦れる事で
音が出る楽器です

        
バイオリンを習い始めたばかりの頃
弦(弓で擦る場所)も触らないようにね
 手の脂で滑るようになって音が出なくなるから。』
と、先生がわざわざ注意してくれたくらいですし

そもそも「滑りにくく」するため
弓の毛にロジン(松脂)を塗るわけです

うっかりハンドクリームが付いてしまったら
ツルツル滑って大変なことになってしまいます

しかし、手のケアをしないと
弦を押さえたり滑らせたりしているうちに
指の皮がどんどんむけてくる。

そこで邪道とは思いますが
練習できないよりはマシかと思いまして
手袋を着けて弾いてみました

指先が見えなくなるので
  目で位置を確認することは出来なくなります。
布越しなので、しっかり押さえないと
  ピッチも不安定になります。

しかし。

ポジション移動が楽々
布なので、弦の上を滑らせるのが楽なのです。
しかも、布越しに押さえると指先が痛くないので
迷わずがっしり押さえられる。

いい練習方法かどうかはわかりませんが
意外と練習しやすくなって、びっくり。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。