「拍」とは何ですか?
と聞かれたら、何と答えますか?
音楽の場合、同じ間隔で打ち続けるリズムの単位のこと。
専門的に言うなら「拍節」といいます。
日常レッスンで使う曲には
初めに「拍子記号」がついていますよね。
基本、上下に2つ数字が並んでいますが
下の数字が、その音楽の「1拍」となる音符の種類
上の数字が、何拍で1まとまりとするか
つまり「何拍子か」を示します。
下の数字が4なら4分音符を1拍とし
下の数字が8なら、8分音符を1拍と数えます。
よくある間違い。
これ何拍子?と確認したとき
「3分の4拍子」とか「6分の8拍子」と
上から下へ数字を読んでしまう生徒さん。
うん、文章は上から下に読むものね。
こういう場合、拍子記号を確認するたび
下の数字を実際の音符に書き換えてみせます。
6 6
8 → ♪ (♪8分音符で6拍の拍子)
4分の4拍子は、上も下も同じ4なので
(しかも、導入では4拍子から入ることが多い)
『下の数字は音符の名前!』と印象付けておかないと
後々『6分音符』『3分音符』が誕生してしまいます。