MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

音楽会

2009年02月14日 | Weblog

私が通っていた母校(高校)には、
毎年1回生徒の合唱による「音楽会」がありまして
かれこれ今年で36回目となります。
それは、その高校に赴任してこられた
1人の音楽の先生によって始められました。

1・2年生の音楽選択者による大合唱が名物でして
(総勢200人くらいで歌いますから すごい迫力
今年はベートーヴェンの「第九」。
ソロもあって、高校生には難しい演目ですが
がんばって歌っていました。
        
実は、この高校の伝統ともいえる「音楽会」を
ずっと初めから支えて指導してこられたK先生が
今年で定年のため、退職されるのです。

幸い、音楽教室が地元にあるため
現在その高校に通っている生徒さんから
「K先生は、今年で最後」と
情報をいただくことができまして
レッスンで行けない同僚の分も楽しんでまいりました。
(同僚も、その学校の卒業生)

とはいえ
これまで音楽会をひっぱってきたK先生がいなくなって
次回から、誰がその音楽会を引き継いでいくのか。
他の人で、それが務まるのかどうか。
たぶん、在校生・卒業生
皆が不安を感じているだろうと思います。

でも
K先生からもらった情熱と感動を、
私がずっと忘れられないように
今の在校生もきっと忘れないでしょう。

今度はきっと、生徒達自身が
感動を後輩に伝えてくれるだろうと思います。

来年の音楽会が楽しみです