音楽教室のレッスンは、個人だと1回30分。
夕方ともなると、レッスンが連続していますので
その生徒さんの時間枠を越えてしまわないよう
時計を確認しつつのレッスンとなります。
やりたい事はいっぱいあるけれど
時間は限られておりますので、
私、もともと早口ではありますが、
これが輪をかけて早くなってしまいます。
もしも、こちらの言葉を聞き取れなかった時。
大人の生徒さんは「もう一回お願いします」
と 聞き返してくださいますし
ある程度レッスンに慣れた生徒さんは
聞き取れた単語から、何を言われたかだいたい判断できます。
しかし、まだ習い始めて間もない、小さな生徒さんは
何を言われるかの予想もつかない状態ですから
かなり意識して、ゆっくり目に話します。
集中力が短い生徒さんともなると
かーなーりー、ゆっくりと。
集中力が長く持たないお子さんというのは
あきらめが早いようでして
聞き取れなかった。 →ああ、もういいや。
意味がわからなかった。→聞くのをやめよう。
となってしまうのですね。
(そして他所を 向いちゃったり、
鍵盤をでたらめに弾いたりするわけです)
『繰り返して言う』ことも大事なのですが
こういう場合、最初の一回を聞いてもらえないと
その後の二回目、三回目も聞いてもらえない。
なるべく一回で伝わるように
「ゆっくりと、わかりやすい言葉で」話すこと。
その子の考えるテンポに合わせていくこと。
テンポがぴったりと合えば
その子から返ってくるモノを、しっかりと受け止められます。
レッスン時間内に、これだけの事を伝えないと
と焦ると、ついつい、忘れそうになりますから
自分でも要注意、です。