MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

ライバルは兄弟

2007年12月17日 | 音楽教室
個人宅で 教えているピアノ教室では
1人の先生が 全ての生徒を教えるわけですが

一つのレッスン会場に 常時 複数の先生がいる
大きな音楽教室ですと
兄弟姉妹でレッスンに来ている生徒さんが
別の先生につく事は よくあります。

これが大変です。

何が大変って
上のお兄ちゃんお姉ちゃんより
下の弟妹さんの方が できる場合。

もちろん逆の場合だってあるのですけどね
でも、基本的には
上の子の方が 先にレッスンを始めているわけですから
下の子が 追い抜く勢いでどんどん上達していくと
上(の本人と先生)にはプレッシャーです。

同じ先生が教えていて追いつかれるなら
もともと持っている能力や 努力の差とわかりますが

別々の先生が教えている場合
追われる側の先生としては
「私が教えているから 上達が遅いのでは」
「あちらの先生についていたら、もっと伸びていたのでは」
などと不安になります。

実際、先生のキャリアの違い・勉強の度合いの違いも
無いとはいえませんが
兄弟と言えど、ひとりひとり別の人間なのですから
熱意・集中力・感覚の違いは あって当たり前。
競争心が 努力に向かえば 一番よいのですけどね。